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31 撮影の王子様
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その感触は、初めてじゃなくて。
清人様の唇だってわかってしまう。
ふぇぇぇっっ、唇の隙間からにゅるって、にゅるってぇぇっ
清人様の舌が、お、俺の口に、開いていた口の中に入ってきたよっっ
唇を閉じても、清人様の侵入してきた舌をはむって唇で挟んじゃうだけ。
そんな、清人様の舌を噛むことも出来ないし、ね。
一度入ってきた舌の拒み方が、俺にはわかりませーーーんんんんんっっ
そのまま、俺はされるがまま。
清人様の唇は、少し冷たいけど柔らかくて。
ぴったりくっついてるのに、押し付けられてるみたいな苦しさは全然ない。
清人様に導かれるままに、口をもう少し開かされて。
そうしたら、舌が、舌が、ね。
絡めとられて、口の中を全部舐められて。
身体から力が抜けて、ふにゃふにゃになっちゃうよ!
瞼を開けたら、焦点が合わないくらい近い場所に清人様のお顔があって。
やっと、耳も聞こえるようになった。
キスされた!から、キスしてる!で頭の中がいっぱいになっちゃって何にも聞こえてなかったのにも今気付いたよ!
クチュクチュって、清人様が鳴らされる濡れた音が自分の口から出てるなんて信じられない!
清人様の震えた睫毛の影から、涙が伝って消えていくのをぼんやりとだけど見えてね。
それが、清人様の流したものだっていうのが・・・テレビを見ているみたいな、少しよそよそしいくらいに現実味がない感じ。
顎を固定した指で、ついでみたいに喉を擽られたら。
口の中に溜まっていた唾液を、コクンと喉を鳴らして飲み込んでしまっていた。
ひゃあああっっ
ボボボボボッと、顔から火が出ちゃうぅぅっ
お、俺、前と違うんですよ!
俺、清人様のこと、好きなんだって自覚しちゃってるしっっ
清人様のことを、俺から王子様って追いかけてたことまで聞いているんだよ!
清人様の唇だってわかってしまう。
ふぇぇぇっっ、唇の隙間からにゅるって、にゅるってぇぇっ
清人様の舌が、お、俺の口に、開いていた口の中に入ってきたよっっ
唇を閉じても、清人様の侵入してきた舌をはむって唇で挟んじゃうだけ。
そんな、清人様の舌を噛むことも出来ないし、ね。
一度入ってきた舌の拒み方が、俺にはわかりませーーーんんんんんっっ
そのまま、俺はされるがまま。
清人様の唇は、少し冷たいけど柔らかくて。
ぴったりくっついてるのに、押し付けられてるみたいな苦しさは全然ない。
清人様に導かれるままに、口をもう少し開かされて。
そうしたら、舌が、舌が、ね。
絡めとられて、口の中を全部舐められて。
身体から力が抜けて、ふにゃふにゃになっちゃうよ!
瞼を開けたら、焦点が合わないくらい近い場所に清人様のお顔があって。
やっと、耳も聞こえるようになった。
キスされた!から、キスしてる!で頭の中がいっぱいになっちゃって何にも聞こえてなかったのにも今気付いたよ!
クチュクチュって、清人様が鳴らされる濡れた音が自分の口から出てるなんて信じられない!
清人様の震えた睫毛の影から、涙が伝って消えていくのをぼんやりとだけど見えてね。
それが、清人様の流したものだっていうのが・・・テレビを見ているみたいな、少しよそよそしいくらいに現実味がない感じ。
顎を固定した指で、ついでみたいに喉を擽られたら。
口の中に溜まっていた唾液を、コクンと喉を鳴らして飲み込んでしまっていた。
ひゃあああっっ
ボボボボボッと、顔から火が出ちゃうぅぅっ
お、俺、前と違うんですよ!
俺、清人様のこと、好きなんだって自覚しちゃってるしっっ
清人様のことを、俺から王子様って追いかけてたことまで聞いているんだよ!
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