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29 空港の王子様
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はわわわわわ.....御二人が俺のために気を使ってくださってるのがわかって、大丈夫だって言いたいのに、「はわわわ」しか口から出てこないし、頭の中も「はわわわ」で埋まってく。
はわわわわわわぁあああーーーーー、俺、俺、大丈夫じゃないかもですよぉ!
澪様が、離れてく気配がして。
俺と陽太様は、近くの空いていた休憩用のベンチに腰かけた。
はぁぁああ、どうしようっ、どうしようっ
清人様が、清人様がっっ
「ハルちゃん、ハルちゃん、落ち着けよ!」
いつ清人様が現れるかもわからないし、前を向いて待つ勇気なんてないからね。
足元の床を見ていようと思ってるのに、視線は無意識にふわふわ揺れてるし、ゆらゆら気付いたら身体も揺れていて。
陽太様から、肩を叩いて正気に戻してくれたよ。
「な、一回深呼吸しろ。
で、清人に会うの、どう思ってるのか自分にちゃんと聞いてみ?」
すぅーーーーーはぁーーーーーー
目を閉じて、深呼吸して、聞く.....聞く........
俺は、清人様に会うこと、会えること、どう思ってる?
はわわわわわわぁあああーーーーー、俺、俺、大丈夫じゃないかもですよぉ!
澪様が、離れてく気配がして。
俺と陽太様は、近くの空いていた休憩用のベンチに腰かけた。
はぁぁああ、どうしようっ、どうしようっ
清人様が、清人様がっっ
「ハルちゃん、ハルちゃん、落ち着けよ!」
いつ清人様が現れるかもわからないし、前を向いて待つ勇気なんてないからね。
足元の床を見ていようと思ってるのに、視線は無意識にふわふわ揺れてるし、ゆらゆら気付いたら身体も揺れていて。
陽太様から、肩を叩いて正気に戻してくれたよ。
「な、一回深呼吸しろ。
で、清人に会うの、どう思ってるのか自分にちゃんと聞いてみ?」
すぅーーーーーはぁーーーーーー
目を閉じて、深呼吸して、聞く.....聞く........
俺は、清人様に会うこと、会えること、どう思ってる?
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