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13 純情の王子様
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「き、清人様っ
しっかりしてくださいっ
俺、遥馬ですよ?!」
言葉通りにキスを迫って来てる清人様に、その腕の中で俺は一生懸命自分をアピール。
俺は、小さい頃から遊んでいただいたあの遥馬ですよ!
この制服だってダボダボで。
クラスでだって、俺より高い女の子の方が多くて。
頭だって、平均点越えを目指して頑張るくらいだし、運動だって得意なものはないし。
なんの取り柄もないし。
飛鳥様には、寸足らずとかいろいろ言われてるし。
清人様がデートされていた方々とは、似ても似つかない遥馬ですよ!
そんな俺に、清人様がキスを迫るなんて。
状況についていけないよっ
「うん、わかってるよ、遥馬」
顎を持っていない左手が伸びてきて。
前髪を細くて長い指で鋤かれ、俺の顔を確かめて頷く清人様。
は、遥馬、って。
そんな、そんな....そんな、鼓膜が溶けちゃいそうな甘い声で呼ばないでくださいよっ
しっかりしてくださいっ
俺、遥馬ですよ?!」
言葉通りにキスを迫って来てる清人様に、その腕の中で俺は一生懸命自分をアピール。
俺は、小さい頃から遊んでいただいたあの遥馬ですよ!
この制服だってダボダボで。
クラスでだって、俺より高い女の子の方が多くて。
頭だって、平均点越えを目指して頑張るくらいだし、運動だって得意なものはないし。
なんの取り柄もないし。
飛鳥様には、寸足らずとかいろいろ言われてるし。
清人様がデートされていた方々とは、似ても似つかない遥馬ですよ!
そんな俺に、清人様がキスを迫るなんて。
状況についていけないよっ
「うん、わかってるよ、遥馬」
顎を持っていない左手が伸びてきて。
前髪を細くて長い指で鋤かれ、俺の顔を確かめて頷く清人様。
は、遥馬、って。
そんな、そんな....そんな、鼓膜が溶けちゃいそうな甘い声で呼ばないでくださいよっ
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