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13 純情の王子様
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「うわぁぁっ」
「ひぇえーっ」
ひぇえーーー、ひぇえーーー、ひぇえーーー!
思わず、後ろに一歩下がっちゃったんだけど、目は離せないまま。
二人して、調子外れのおかしな声を同時にあげて見つめあってたら俺まで顔が熱くなってきたよ。
うわぁ、うわぁ、清人様の顔が赤いとか、初めて見たよ!
衝撃が強すぎて、なんだか可愛く見えるのは気の迷いだよね。
清人様が可愛く思えるなんて、最近の俺はどうかしてるんた!
陽太様は、「なんだ、二人してその反応?」ってビックリしながらも、面白げにニヤニヤ清人様の顔をわざわざ追いかけて覗きこまれた。
こ、こんなとき、ど、ど、ど、どうしたらいいの?
目を離したいのに離せなくて、互いに見つめあってかたまっちゃったよ!
あぁ、あぁ、どうしよう、どうしようっ
固まってしまった俺を、倭人様は気遣って声をかけて下さったんだけど。
「ハルマ、だいじ......う、う、うぇ~~ん。
おとぉさぁぁあん、怖いよぉぉ~」
突然、前触れもなく全身をビクッと感電でもしたみたいに震わせ、涙をボロボロ流し泣きながら陽太様を呼ばれた。
これには、陽太様も慌てて走ってくると抱き上げあやそうとされる。
「お前、どうしたんだよ?
なんも、こわいもんなんて無いだろう....
なんで泣いてんだ??」
身体を揺らして泣き止まそうとされるけど、倭人様は火が着いたみたいに泣き止むどころかますます声をあげだされ。
陽太様も、降参。
「ごめんな、ちょっと離れるけど、なんかあったら大声出すか、あそこにあるベル鳴らして」
サイドテーブルの使用人を呼び出す銀製のベルを目で示し。
で、で、で、出ていかれました.....
「ひぇえーっ」
ひぇえーーー、ひぇえーーー、ひぇえーーー!
思わず、後ろに一歩下がっちゃったんだけど、目は離せないまま。
二人して、調子外れのおかしな声を同時にあげて見つめあってたら俺まで顔が熱くなってきたよ。
うわぁ、うわぁ、清人様の顔が赤いとか、初めて見たよ!
衝撃が強すぎて、なんだか可愛く見えるのは気の迷いだよね。
清人様が可愛く思えるなんて、最近の俺はどうかしてるんた!
陽太様は、「なんだ、二人してその反応?」ってビックリしながらも、面白げにニヤニヤ清人様の顔をわざわざ追いかけて覗きこまれた。
こ、こんなとき、ど、ど、ど、どうしたらいいの?
目を離したいのに離せなくて、互いに見つめあってかたまっちゃったよ!
あぁ、あぁ、どうしよう、どうしようっ
固まってしまった俺を、倭人様は気遣って声をかけて下さったんだけど。
「ハルマ、だいじ......う、う、うぇ~~ん。
おとぉさぁぁあん、怖いよぉぉ~」
突然、前触れもなく全身をビクッと感電でもしたみたいに震わせ、涙をボロボロ流し泣きながら陽太様を呼ばれた。
これには、陽太様も慌てて走ってくると抱き上げあやそうとされる。
「お前、どうしたんだよ?
なんも、こわいもんなんて無いだろう....
なんで泣いてんだ??」
身体を揺らして泣き止まそうとされるけど、倭人様は火が着いたみたいに泣き止むどころかますます声をあげだされ。
陽太様も、降参。
「ごめんな、ちょっと離れるけど、なんかあったら大声出すか、あそこにあるベル鳴らして」
サイドテーブルの使用人を呼び出す銀製のベルを目で示し。
で、で、で、出ていかれました.....
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