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「あっぶねぇな」
咄嗟に襟をつかんで持ち上げた芝浦。
子猫の首を捕まえるような格好には、手慣れた感がある。
「みこ、大丈夫ですか?」
樟葉の席にトレイをおいてやりながら、柴田は気遣い自力で立て直そうとした樟葉に手を貸す。
一見すると連携プレイのようだが、樟葉を境に両者の間では冷たい火花が散っているようだった。
「ごめんねぇ」
二人に申し訳ないと頭を下げて謝っているが・・・右足に上手く力が入らないせいだろう。
椅子に座り直した樟葉はふぅと小さく息を吐く。
柴田はまだ何か言いたそうだったが、芝浦、樟葉、三枝、笹部の並びの端に自分の分のトレイを置いた。
咄嗟に襟をつかんで持ち上げた芝浦。
子猫の首を捕まえるような格好には、手慣れた感がある。
「みこ、大丈夫ですか?」
樟葉の席にトレイをおいてやりながら、柴田は気遣い自力で立て直そうとした樟葉に手を貸す。
一見すると連携プレイのようだが、樟葉を境に両者の間では冷たい火花が散っているようだった。
「ごめんねぇ」
二人に申し訳ないと頭を下げて謝っているが・・・右足に上手く力が入らないせいだろう。
椅子に座り直した樟葉はふぅと小さく息を吐く。
柴田はまだ何か言いたそうだったが、芝浦、樟葉、三枝、笹部の並びの端に自分の分のトレイを置いた。
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