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25 勉強
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「好きだよ」「俺だけ見て」「俺にしか見せないで」
まとわりつくフェロモンの甘い匂いに思考が蕩ける。
こんなに好きだと示してくれる番に、自分の身を捧げることしか出来ないジレンマに襲われる。
番の発情に応えることしか考えられない、Ωの性。
でも、俺は。
ヤマが求める以上に応えたい、応える以上に求めて欲しい。
貪欲な自分の独占欲に笑ってしまう。
婚約者の身分を手に入れても、安心なんて出来ない。
ヤマには、優等αを狙う人間に隙を見せないくらい、もっと俺を好きになって欲しい。
トロトロ溶ける思考に、余裕なんて俺も無いのに。
動きを止めてしまったヤマを煽るため、口から濡れた指を離して、ヤマの引き締まった胸から腹を撫で下ろす。
あぁ、この身体で早く俺に刻んで欲しい。
俺が、ヤマの唯一の存在で。
ヤマが、俺の唯一の存在だと。
興奮して途切れがちになる呼吸。
熱に浮かれたまま、再び反り始めているぺニスへ指を伸ばしたけれど。
辿り着くまでに、ヤマに床へ押し倒されていた。
「・・・もう、カナは触らないで」
間近に迫った漆黒の双眸に、眉をしかめる俺が映る。
それは優しいようでいて、難しい注文だな。
今の俺なら、ヤマのために何だって出来る。
寧ろ、出来ることがあるなら全部したくて堪らないのに。
まとわりつくフェロモンの甘い匂いに思考が蕩ける。
こんなに好きだと示してくれる番に、自分の身を捧げることしか出来ないジレンマに襲われる。
番の発情に応えることしか考えられない、Ωの性。
でも、俺は。
ヤマが求める以上に応えたい、応える以上に求めて欲しい。
貪欲な自分の独占欲に笑ってしまう。
婚約者の身分を手に入れても、安心なんて出来ない。
ヤマには、優等αを狙う人間に隙を見せないくらい、もっと俺を好きになって欲しい。
トロトロ溶ける思考に、余裕なんて俺も無いのに。
動きを止めてしまったヤマを煽るため、口から濡れた指を離して、ヤマの引き締まった胸から腹を撫で下ろす。
あぁ、この身体で早く俺に刻んで欲しい。
俺が、ヤマの唯一の存在で。
ヤマが、俺の唯一の存在だと。
興奮して途切れがちになる呼吸。
熱に浮かれたまま、再び反り始めているぺニスへ指を伸ばしたけれど。
辿り着くまでに、ヤマに床へ押し倒されていた。
「・・・もう、カナは触らないで」
間近に迫った漆黒の双眸に、眉をしかめる俺が映る。
それは優しいようでいて、難しい注文だな。
今の俺なら、ヤマのために何だって出来る。
寧ろ、出来ることがあるなら全部したくて堪らないのに。
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