ヘタレαにつかまりまして

三日月

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「芝浦君、昨日と全然ちゃうわ。
よっぽど菊川君の姉ちゃん達が好きなんやなぁ」


カフェテリアでのランチタイム。
日替わり定食を全てお腹に収めた三枝は、紙パックに残っていた牛乳をチューチューストローで飲み干しにかかる。


「菊川が殺気出してるのにも気付かず、かなちゃんの手も握ってたしな。
あの至近距離でスルーできるって、元が鈍感すぎんじゃねーの?」

「よく言われる」

「フフフ、たぁちゃん、大人の人とばかり仕事してたから、麻痺してるんだよぉ」

「いや、お前ら何スルッと一緒に飯食ってんの?」


三枝、笹部の話に本人達が乗っかってくる事態に竹居が突っ込みを入れた。
中庭に面したガラス張りのカフェテリアの一角、何故かいつものメンバーに芝浦と樟葉が入っている。
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