ヘタレαにつかまりまして

21 カナ side 倭人

22

｢す、すぐに、出てくからっ｣


だから、離してっ、俺の足っっ
パクンって、ガジガジって、口で遊ばないでっっ
布越しに、薄い内腿の皮膚を桜宮に噛まれて足先まで電流が走ったみたいにビリビリするっ
あぁ、もう、お願いだからっ
緩く笑いながら、膨らんだところに指伸ばしてこないでっ

桜宮を見ているだけで、下半身にズキズキ熱が集まり。
身体の中をうねるような、押し上げられるような、とにかく興奮が加速して息も意識も乱れる。


｢な、んで？｣


桜宮は俺の左足を引き寄せるように胸に挟み、離したくないと目を伏せる。
俺のルームシューズはいつのまにか脱がされ、足の甲には桜宮のキュッと引き締まってるのに想像していたより柔らかい、お、お尻が乗っていて。
俺と同じ興奮が桜宮にも起こっていると、グリグリ脛に押し付けられる熱が、固さが・・・もぅ、目眩してきたっ