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21 カナ side 倭人
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「・・・で、学園祭で柏原がフェロモンレイプを起こしたのが先週の土曜なんだ」
「ん"、頭には入った」
10月のページから目を離し、軽く息をつく。
そのままソファーに背を預けて伸びをしたら、欠伸まで出てしまった。
まだ、時刻は10時前。
朝食から帰ってきて、三時間も経ってない。
一覧表と各エピソードの詳細。
桜宮の説明に耳を傾けながら、文字を追うだけならあっという間。
遅々として進まなかった昨日とは大違いだ。
・・・意識し過ぎて、桜宮のことを知りたい気持ちはまだまだあるのに、質問の仕方を忘れてしまった俺が話を脱線させなくなったのが時間短縮の勝因なんだけど。
しっかり頭に入っているか、桜宮が幾つか質問をしてきたけど、ノートに書かれた内容は全部暗記済み。
つっかえることもなく、全部答えられた。
「さすがだな。
記憶整理が出来ているなら、学校は明日から行けるだろう。
倭人さんは疲れてるようだし、ゆっくり休んだ方がいい。
・・・記憶喪失への不安で、昨日は寝れなかったのか?」
隣に座っていた桜宮の指が、頬に触れる。
気を抜いていたところに、突然桜宮が背を伸ばし顔を覗き込んでくるから、必要以上に身体がビクンと跳ねてしまった。
「ん"、頭には入った」
10月のページから目を離し、軽く息をつく。
そのままソファーに背を預けて伸びをしたら、欠伸まで出てしまった。
まだ、時刻は10時前。
朝食から帰ってきて、三時間も経ってない。
一覧表と各エピソードの詳細。
桜宮の説明に耳を傾けながら、文字を追うだけならあっという間。
遅々として進まなかった昨日とは大違いだ。
・・・意識し過ぎて、桜宮のことを知りたい気持ちはまだまだあるのに、質問の仕方を忘れてしまった俺が話を脱線させなくなったのが時間短縮の勝因なんだけど。
しっかり頭に入っているか、桜宮が幾つか質問をしてきたけど、ノートに書かれた内容は全部暗記済み。
つっかえることもなく、全部答えられた。
「さすがだな。
記憶整理が出来ているなら、学校は明日から行けるだろう。
倭人さんは疲れてるようだし、ゆっくり休んだ方がいい。
・・・記憶喪失への不安で、昨日は寝れなかったのか?」
隣に座っていた桜宮の指が、頬に触れる。
気を抜いていたところに、突然桜宮が背を伸ばし顔を覗き込んでくるから、必要以上に身体がビクンと跳ねてしまった。
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