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15 生徒会
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「なんで俺もなん~」
トボトボと、背中を丸め、俺の横を歩く三枝の足取りは重い。
生徒総会後、ヤマにどういうことなのか聞く暇もなく、生徒会室で初めての顔合わせを終え今更辞退も出来ない。
役員の話を本人に当日発表しているとは・・・他人事ながら気の毒。
夏休みの件といい、三枝には元から拒否権を与えてないと言うか、断られる前提を考えてもいないんだろう。
「悪いな。
βで尚且つ高等部からの編入組の三枝には、俺達では見過ごすような問題も気づいてくれるだろうと松野も倭人さんも期待しての人選なんだ」
「荷が重すぎるって!
かなちゃんはいつから聞いてたん?」
直接聞いたのは、そんなに前でもないんだよな。
ヤマが、俺の風当たりがあまり良くないのを和らげるために生徒会長になって環境を整備すると打ち明けてくれたのは・・・
「立候補受付開始の前日。
一週間前かな?」
トボトボと、背中を丸め、俺の横を歩く三枝の足取りは重い。
生徒総会後、ヤマにどういうことなのか聞く暇もなく、生徒会室で初めての顔合わせを終え今更辞退も出来ない。
役員の話を本人に当日発表しているとは・・・他人事ながら気の毒。
夏休みの件といい、三枝には元から拒否権を与えてないと言うか、断られる前提を考えてもいないんだろう。
「悪いな。
βで尚且つ高等部からの編入組の三枝には、俺達では見過ごすような問題も気づいてくれるだろうと松野も倭人さんも期待しての人選なんだ」
「荷が重すぎるって!
かなちゃんはいつから聞いてたん?」
直接聞いたのは、そんなに前でもないんだよな。
ヤマが、俺の風当たりがあまり良くないのを和らげるために生徒会長になって環境を整備すると打ち明けてくれたのは・・・
「立候補受付開始の前日。
一週間前かな?」
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