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「結局ヤマは、挨拶しなかったんじゃないか?」
屋敷のどこかで宿泊しているはずのおばあ様方は朝食に現れず、昼過ぎには帰ってしまわれたらしい。
俺達が学校から帰宅すると、すでに庭にあったヘリコプターは無くなっていた。
清人さんに至っては、あの二人とお互いに視界に入れないようにしているとしか思えないくらい避けていたよな。
その日の夕食を終えた俺とヤマは、離れで明日の宿題に取りかかっていた。
「今回はせずに終わったな。
姉貴の番を横取りしたから、ばあ様達のお説教は覚悟してたけど・・・うまく矛先を納めてくれたんだろう。
夜中まで姉貴が相手してたみたいだし」
ヤマは話しながら、手にしていた教科書に目を通してさっさと閉じてしまう。
ノートも開かないどころか鞄から出しもしない。
二人で宿題をするようになってから、この出鱈目チートな能力の高さに呆れてばかりだ。
屋敷のどこかで宿泊しているはずのおばあ様方は朝食に現れず、昼過ぎには帰ってしまわれたらしい。
俺達が学校から帰宅すると、すでに庭にあったヘリコプターは無くなっていた。
清人さんに至っては、あの二人とお互いに視界に入れないようにしているとしか思えないくらい避けていたよな。
その日の夕食を終えた俺とヤマは、離れで明日の宿題に取りかかっていた。
「今回はせずに終わったな。
姉貴の番を横取りしたから、ばあ様達のお説教は覚悟してたけど・・・うまく矛先を納めてくれたんだろう。
夜中まで姉貴が相手してたみたいだし」
ヤマは話しながら、手にしていた教科書に目を通してさっさと閉じてしまう。
ノートも開かないどころか鞄から出しもしない。
二人で宿題をするようになってから、この出鱈目チートな能力の高さに呆れてばかりだ。
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