ヘタレαにつかまりまして

12 逆転

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｢あら、そんなの大丈夫よ｣


夕食後、その場にいた陽太さん、飛鳥さん、清人さん、遥馬さんにことの顛末を話すとあっさりした返事が貰えた。


｢大丈夫、何ですか？｣


ヤマの強い要望で、学校では引き続き、俺まで重圧を感じるくらいヤマの甘ったるいフェロモンに覆われることになったのに・・・
番に対してそこまでするなんて、外聞が悪いはず。


｢もともと二人にはラブロマンスがある設定いれてたし、奏ちゃんが恥ずかしくないなら菊川としては問題ないわよ。
まぁ、番になってしばらく経つから、今更？なんてツッコミはあるかもしれないけれど。
・・・それより、今になってそうせざるを得ない状況になったのは。
ふふふ、なぜ、なのかしらねぇ、倭人？｣


飛鳥さんの矛先がヤマを貫く。
優雅にフレバーティを嗜んでいらっしゃるのに、大変目が怖いですっ