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4 予想外
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まぁ、俺から言わなくても、家からでる前に誰かがコイツに言うか。
無視する背中にさっさと見切りをつけて、昨日から入りそびれてる場所へ案内を頼む。
「あのさ、風呂に入りたいから場所の案内を・・・」
ゾワワワワワッ
身体が急に熱を帯びて、身震いが止まらない。
グラグラ意識が揺さぶられ、下腹が疼き出す。
こ、この症状、ま、さ、か、だろ?
俺の周りを覆っていた菊川のフェロモンは、制圧から所有に変わっていたのに。
「さ、桜宮、ごめんッ
俺、がまんできないっ」
勢いよく振り向いた菊川に、あっという間に押し倒された。
マットレスに沈んだ身体に、のし掛かってくる菊川。
鼻息荒いし、目が血走ってて怖すぎるっ
なんだよ、この余裕の無さ。
お前、誰だよっ
発情による凶悪な色気と支配欲を帯びたフェロモンを駄々漏らしながら、でも昨日より片言じゃないだけ少しはコントロールしてるんだろうけど。
昨日は俺の発情フェロモンに酔ってモタモタしてた分、こっちもその緩慢な動きに助けられていた面もあった。
今朝のコイツは、中途半端に覚醒してるみたいで、動きが早い。
両足を割って間に入ってくると、寝ていたときより成長し起立したソレを握りしめ、いきなり、いきなり、突っ込んできた!
無視する背中にさっさと見切りをつけて、昨日から入りそびれてる場所へ案内を頼む。
「あのさ、風呂に入りたいから場所の案内を・・・」
ゾワワワワワッ
身体が急に熱を帯びて、身震いが止まらない。
グラグラ意識が揺さぶられ、下腹が疼き出す。
こ、この症状、ま、さ、か、だろ?
俺の周りを覆っていた菊川のフェロモンは、制圧から所有に変わっていたのに。
「さ、桜宮、ごめんッ
俺、がまんできないっ」
勢いよく振り向いた菊川に、あっという間に押し倒された。
マットレスに沈んだ身体に、のし掛かってくる菊川。
鼻息荒いし、目が血走ってて怖すぎるっ
なんだよ、この余裕の無さ。
お前、誰だよっ
発情による凶悪な色気と支配欲を帯びたフェロモンを駄々漏らしながら、でも昨日より片言じゃないだけ少しはコントロールしてるんだろうけど。
昨日は俺の発情フェロモンに酔ってモタモタしてた分、こっちもその緩慢な動きに助けられていた面もあった。
今朝のコイツは、中途半端に覚醒してるみたいで、動きが早い。
両足を割って間に入ってくると、寝ていたときより成長し起立したソレを握りしめ、いきなり、いきなり、突っ込んできた!
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