ヘタレαにつかまりまして

31 追試

54

差し込まれた固さを失わないぺニスでグチュグチュにかき混ぜられ、柔らかく吸い付き離さなくなった肉筒が、うねりながらヤマを奥へ奥へと誘う。
再びブルッとヤマの腰が震え、熱を受け止めても、まだ足りないと指先まで痙攣する快感の先を求めてしまう。

あぁ、こんなにヤマは感じてくれているのか。
コプコプ溢れて流れ出てしまうのは惜しいな。
足を上げてもっと奥まで来てほしいのに、身体が動かない。
貪欲な内部と違い、鏡に映った俺はくったり力が入らない。

揺らされるまま、穿たれるまま。
その姿は、壊れた人形のように滑稽ですらあるのに、鏡に映った姿がまるで勲章のように誇らしい。
自分の番に求められ続けるのが、誇らしい。

ヤマの動きが、目の中で火花が散るくらいに激しさを増して。
後ろに仰け反りながらうなじを噛まれ、もう一度ヤマの熱を受け入れた時。
漸く、余韻に浸りながら、瞼を閉じることが許された。