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第7話
二人の朝 (3)
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だからこそ、大崎に頼みたい事がある。
桜東会が持つ若手の面倒を少し見て欲しい、と言う提案。
「あー……足立さんからさっき聞きました。千玉の半グレだかを年少のが殴ったとかで」
「ああ」
「あんな下手な真似されたら殴りたくもなるわよね」
緊急幹部会の帰り、地下駐車場で受けた素人の尾行もさることながらわざとらしく挑発をされれば血気盛んな年齢、無理もないと恭次郎に温めたお弁当と箸を渡しながら櫻子も会話に参加する。
「大崎君ならある程度ネットワークが出来ているから適任だと思うのだけど」
どうかしら、と言う櫻子と普通に食事を始める恭次郎は説明を彼女に任せて箸を握る。
「俺は構わないですが、本部付きにして貰っているとは言え俺の親父は三次ですし」
「序列的に心配?」
「はい、正直」
極道者の年功序列、組の格などと細かい面倒な部分を素直に危惧する大崎に櫻子も頷き「殴ったのは随分下の方の子だから大崎君の先輩になる子を立てつつ、そこを上手く」と無理難題を言う。
「まあかなり無茶言ってんのは承知してるんだが……直参の組長衆にも今回の件は本部から伝えておく。本部長や年少を仕切ってる奴にも挑発に乗らないよう伝えておくが稔、後である程度資金を用立てさせるから若い奴らを連れてたまには飲みにでも行ってくれ」
お前にしか出来ねえ仕事だ、とまた箸を持ち直した恭次郎は静かに、しかし豪快に幕の内弁当を食べてしまう。
そんな恭次郎に「ご飯足りる?」といつの間にか人数分のお茶を淹れている様子の櫻子に恐縮した大崎は「俺がやります!!」とソファーから立つ。
それを横目に見た恭次郎も三代目、櫻子の父親のそばで極道の礼儀作法を叩き込まれていた。つらくても、自分が僅かな年数を過ごした頃よりもうんとマシで……上手くやれれば誠一は「流石、俺の息子だ」と笑っていた。
三島誠一は実の息子のように育ててくれた。
本妻である章子と一人娘の櫻子を遠ざけてまで、本当に自分を桜東会の四代目に仕立てようとしていたのだ――血なんて一滴たりとも繋がっていないのに。
「会長は座っていて下さい」
慌ててキッチンの中で櫻子と交代しようとする大崎。
まだ、大崎の方が極道の世界と繋がっている。生まれながらに父親は三次団体の組長で、彼もやる気があるのならその跡目をきっと継ぐつもりで……自分とは生まれ、歩んできた道が違う。
ソファーに座った櫻子とその下のラグの方に膝をついて慣れたように茶を出す大崎から「ありがとう」と受け取る櫻子。二人はいつもこんな感じなのだろうな、と恭次郎は思う。
大崎に向ける櫻子の表情が柔らかいのを、知ってしまう。
これは嫉妬だ。
紛れもない嫉妬。
「大崎君にはいつも無理言ってごめんね」
櫻子の普段使っているカップを恭次郎は知らない。
自分に出されている来客用のカップとは違うお洒落な花柄のマグカップ。意識して集めているのか分からないが櫻子の身の回りの物は花柄が多い。淡い色で、落ち着いた色。
「もう少し詰めた話は考えてからにするけれどドライバーは大丈夫だから」
確かに彼女のドライバーは一人じゃない。大崎がスカウトされる前からいる古参のドライバーが複数、存在している。今も大崎に「ゆっくりして」と定期的に休みを取らせる時にはそのドライバーを使っていた。
結局、大崎はソファーに座らずにラグの上に終始膝をついていたがそんな彼の様子を見ていた恭次郎は過去の自分の事をぼんやりと思い出していた。
脳裏に浮かぶのは古き日本家屋の三島本家――櫻子が住む筈だった家。
廊下と水回り以外は全てが畳敷きで、連れてこられたばかりの小さかった恭次郎は広い屋敷が落ち着かずにいつもそわそわとしていた。そんなある日「若、良いモンが届いたから一緒に組み立てますか?」とドカドカと住み込みの兄貴分達が一部屋に集まって段ボールと板やらなんやらに溢れたその部屋の中に招き入れてくれた。
随分と大人に見えた本家に仕える丁稚の舎弟たちもまだ当時十六歳から二十歳半ば。誠一から「何でも良い。色んな事を教えてやってくれ」と頼まれていたと知ったのは中学生くらいになった時か。
段ボールの包みの一つを開きながら「頼んだの会長でしょ?小学生男子の部屋なのに超渋くねッスか」と笑っている。そんな風景が暫くあって、数時間後。八畳の一つの部屋の中にはすっかり和室に合う純和風な文机に渋い桐箪笥と本棚。ふかふかの座布団と座椅子が据えられた。そんな部屋の出入り用の襖の傍らには衣類が掛けられるようになっているスタンドが立てられて「これで若のランドセルも引っ掛けられますね。ああでも小学生なんてあっと言う間にデカくなっちまうんだよなあ」と部屋にいた皆が笑っていた。
与えられた部屋には学習机代わりの文机や本棚、あくまでも渋い色調ではあったがきちんとした子供部屋が完成していて……その日の晩、恭次郎は畳の上に膝をついて誠一に礼を伝えようとしたら「ガキの癖に一丁前にするんじゃねえよ、ガキはガキらしく勉学に励むんだな。それでチャラにしてやるよ」と笑っていた。
「なあ櫻子、たまには出掛けねえか」
「ん?どうしたの急に」
恭次郎の視線に気が付いた大崎が「今日、会長は一日フリーです」と言う。
フリーと言ったって、持っている店へ顔を出したりメールやメッセージを打ったりする小さな仕事はある。
「足立さんからも恭次郎さんは本当に今日一日オフだ、と一応聞いて来ています」
気が回る大崎。もう先に今日の予定を恭次郎の付き人である足立からスーツを受け取った際に聞いていたらしく「朝のあれ、冗談じゃなかったのね」と櫻子が意外そうな表情をしている。
「お前ホントによく気が回るな」
「へ……いや、そんな。ウチにも住み込みがいたんで、それをずっと見てて」
そうか、と恭次郎は頷いてやる。
自分もそこは同じだ。兄貴分たちを見て、学んで来た。
どこか行きたい所でもあるの?と問う櫻子に「家具屋」と言う。
「あー……椅子ね」
「どっか行くアテはあるんですか?」
「いや、無い。櫻子は」
「ネットで少し調べただけよ。専門店は予約制だし」
「じゃあ俺、サーチしておくんで着替えとかお茶しててください。都内で良いッスよね」
またしても気が利く大崎をリビングに残して「じゃあ支度してくる」と櫻子はソファーから立ち、恭次郎もそれに続くが「シャワー浴びるならお先にどうぞ」と部屋の中を移動しながら会話をする二人に大崎はどうしても考えてしまう。
二人の絶妙な、どちらかと言えば櫻子が恭次郎に対して一線を引いている感じ。
桜東会が持つ若手の面倒を少し見て欲しい、と言う提案。
「あー……足立さんからさっき聞きました。千玉の半グレだかを年少のが殴ったとかで」
「ああ」
「あんな下手な真似されたら殴りたくもなるわよね」
緊急幹部会の帰り、地下駐車場で受けた素人の尾行もさることながらわざとらしく挑発をされれば血気盛んな年齢、無理もないと恭次郎に温めたお弁当と箸を渡しながら櫻子も会話に参加する。
「大崎君ならある程度ネットワークが出来ているから適任だと思うのだけど」
どうかしら、と言う櫻子と普通に食事を始める恭次郎は説明を彼女に任せて箸を握る。
「俺は構わないですが、本部付きにして貰っているとは言え俺の親父は三次ですし」
「序列的に心配?」
「はい、正直」
極道者の年功序列、組の格などと細かい面倒な部分を素直に危惧する大崎に櫻子も頷き「殴ったのは随分下の方の子だから大崎君の先輩になる子を立てつつ、そこを上手く」と無理難題を言う。
「まあかなり無茶言ってんのは承知してるんだが……直参の組長衆にも今回の件は本部から伝えておく。本部長や年少を仕切ってる奴にも挑発に乗らないよう伝えておくが稔、後である程度資金を用立てさせるから若い奴らを連れてたまには飲みにでも行ってくれ」
お前にしか出来ねえ仕事だ、とまた箸を持ち直した恭次郎は静かに、しかし豪快に幕の内弁当を食べてしまう。
そんな恭次郎に「ご飯足りる?」といつの間にか人数分のお茶を淹れている様子の櫻子に恐縮した大崎は「俺がやります!!」とソファーから立つ。
それを横目に見た恭次郎も三代目、櫻子の父親のそばで極道の礼儀作法を叩き込まれていた。つらくても、自分が僅かな年数を過ごした頃よりもうんとマシで……上手くやれれば誠一は「流石、俺の息子だ」と笑っていた。
三島誠一は実の息子のように育ててくれた。
本妻である章子と一人娘の櫻子を遠ざけてまで、本当に自分を桜東会の四代目に仕立てようとしていたのだ――血なんて一滴たりとも繋がっていないのに。
「会長は座っていて下さい」
慌ててキッチンの中で櫻子と交代しようとする大崎。
まだ、大崎の方が極道の世界と繋がっている。生まれながらに父親は三次団体の組長で、彼もやる気があるのならその跡目をきっと継ぐつもりで……自分とは生まれ、歩んできた道が違う。
ソファーに座った櫻子とその下のラグの方に膝をついて慣れたように茶を出す大崎から「ありがとう」と受け取る櫻子。二人はいつもこんな感じなのだろうな、と恭次郎は思う。
大崎に向ける櫻子の表情が柔らかいのを、知ってしまう。
これは嫉妬だ。
紛れもない嫉妬。
「大崎君にはいつも無理言ってごめんね」
櫻子の普段使っているカップを恭次郎は知らない。
自分に出されている来客用のカップとは違うお洒落な花柄のマグカップ。意識して集めているのか分からないが櫻子の身の回りの物は花柄が多い。淡い色で、落ち着いた色。
「もう少し詰めた話は考えてからにするけれどドライバーは大丈夫だから」
確かに彼女のドライバーは一人じゃない。大崎がスカウトされる前からいる古参のドライバーが複数、存在している。今も大崎に「ゆっくりして」と定期的に休みを取らせる時にはそのドライバーを使っていた。
結局、大崎はソファーに座らずにラグの上に終始膝をついていたがそんな彼の様子を見ていた恭次郎は過去の自分の事をぼんやりと思い出していた。
脳裏に浮かぶのは古き日本家屋の三島本家――櫻子が住む筈だった家。
廊下と水回り以外は全てが畳敷きで、連れてこられたばかりの小さかった恭次郎は広い屋敷が落ち着かずにいつもそわそわとしていた。そんなある日「若、良いモンが届いたから一緒に組み立てますか?」とドカドカと住み込みの兄貴分達が一部屋に集まって段ボールと板やらなんやらに溢れたその部屋の中に招き入れてくれた。
随分と大人に見えた本家に仕える丁稚の舎弟たちもまだ当時十六歳から二十歳半ば。誠一から「何でも良い。色んな事を教えてやってくれ」と頼まれていたと知ったのは中学生くらいになった時か。
段ボールの包みの一つを開きながら「頼んだの会長でしょ?小学生男子の部屋なのに超渋くねッスか」と笑っている。そんな風景が暫くあって、数時間後。八畳の一つの部屋の中にはすっかり和室に合う純和風な文机に渋い桐箪笥と本棚。ふかふかの座布団と座椅子が据えられた。そんな部屋の出入り用の襖の傍らには衣類が掛けられるようになっているスタンドが立てられて「これで若のランドセルも引っ掛けられますね。ああでも小学生なんてあっと言う間にデカくなっちまうんだよなあ」と部屋にいた皆が笑っていた。
与えられた部屋には学習机代わりの文机や本棚、あくまでも渋い色調ではあったがきちんとした子供部屋が完成していて……その日の晩、恭次郎は畳の上に膝をついて誠一に礼を伝えようとしたら「ガキの癖に一丁前にするんじゃねえよ、ガキはガキらしく勉学に励むんだな。それでチャラにしてやるよ」と笑っていた。
「なあ櫻子、たまには出掛けねえか」
「ん?どうしたの急に」
恭次郎の視線に気が付いた大崎が「今日、会長は一日フリーです」と言う。
フリーと言ったって、持っている店へ顔を出したりメールやメッセージを打ったりする小さな仕事はある。
「足立さんからも恭次郎さんは本当に今日一日オフだ、と一応聞いて来ています」
気が回る大崎。もう先に今日の予定を恭次郎の付き人である足立からスーツを受け取った際に聞いていたらしく「朝のあれ、冗談じゃなかったのね」と櫻子が意外そうな表情をしている。
「お前ホントによく気が回るな」
「へ……いや、そんな。ウチにも住み込みがいたんで、それをずっと見てて」
そうか、と恭次郎は頷いてやる。
自分もそこは同じだ。兄貴分たちを見て、学んで来た。
どこか行きたい所でもあるの?と問う櫻子に「家具屋」と言う。
「あー……椅子ね」
「どっか行くアテはあるんですか?」
「いや、無い。櫻子は」
「ネットで少し調べただけよ。専門店は予約制だし」
「じゃあ俺、サーチしておくんで着替えとかお茶しててください。都内で良いッスよね」
またしても気が利く大崎をリビングに残して「じゃあ支度してくる」と櫻子はソファーから立ち、恭次郎もそれに続くが「シャワー浴びるならお先にどうぞ」と部屋の中を移動しながら会話をする二人に大崎はどうしても考えてしまう。
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