19 / 60
玉玉バトル結果
しおりを挟む
俺はリズムに合わせながら淡々とこなし、
高速音は手慣れていた。ほとんど中央付近で
キャッチしていた。得点がグングン上がるが、
低速音で苦戦しつつもバトルは続いた。
其れにしても火星代表のカーコはまだ余裕
がある感じに見えた。だがしかし、テンポの
最高速度に達した時カーコの異変に気付いた。
何だか表情が変わったぞ!
『まずい!こんなはずじゃ!何でまたアース
なんかに……』
カーコはそう独り言を言いながら懸命に玉
玉を操っていた。
その時…!!
『あっ!!』
カーコの玉が滑り落ちる瞬間だった。ギリ
ギリで流石テンポがズレ、ポイント減点カラ
ーになり、勝敗が俺に傾きかけた。
『こんなはずじゃ!こんなはずじゃ…ない!
私は負けない!負けてはならない!』
どうやら気持ちが乱れている様に見えた。
カーコは俺を見る余裕がなく、ただ自信が不
安に満ちた様に感じた。その時だった!
カーコの足がすくみ、腰からなだれ落ちた。
カーコの体は響んでいた。
『畜生!何で私が!畜生畜生!!あんなに上
手くいっていたのに…何故だ?何故だ?…グ
スッグスッ!…この次は絶対に負けないから
な!必ず勝ってやるからなぁー!アースなん
かに…アースなんかに……』
そう言いながら消えていった…。俺は少し
共感した。よほど自信があったに違いない。
火星代表になるには試練を乗り越えて、幾つ
もの戦いがあったはず。火星で人気のバトル
とばあちゃんに聞いていたせいか、俺以上に
頑張って掴み取って来たのであろう。因みに
俺の試練は自分の修行だけで勝ち抜いたりせ
ずバトルが出来る。これもきっと銀河和平を
任されている特権なのか?星々の中でアース
が最も最優先されている気がした。
火星のバトルが終わった…。果たして惑星
代表になった宇宙人達はこの銀河の和平とい
う意味がわかっているのであろうか?疑問が
募る。そして俺は以前までの自分でないこと
に気づき始めていた。そして俺は白い部屋に
戻っていた。
高速音は手慣れていた。ほとんど中央付近で
キャッチしていた。得点がグングン上がるが、
低速音で苦戦しつつもバトルは続いた。
其れにしても火星代表のカーコはまだ余裕
がある感じに見えた。だがしかし、テンポの
最高速度に達した時カーコの異変に気付いた。
何だか表情が変わったぞ!
『まずい!こんなはずじゃ!何でまたアース
なんかに……』
カーコはそう独り言を言いながら懸命に玉
玉を操っていた。
その時…!!
『あっ!!』
カーコの玉が滑り落ちる瞬間だった。ギリ
ギリで流石テンポがズレ、ポイント減点カラ
ーになり、勝敗が俺に傾きかけた。
『こんなはずじゃ!こんなはずじゃ…ない!
私は負けない!負けてはならない!』
どうやら気持ちが乱れている様に見えた。
カーコは俺を見る余裕がなく、ただ自信が不
安に満ちた様に感じた。その時だった!
カーコの足がすくみ、腰からなだれ落ちた。
カーコの体は響んでいた。
『畜生!何で私が!畜生畜生!!あんなに上
手くいっていたのに…何故だ?何故だ?…グ
スッグスッ!…この次は絶対に負けないから
な!必ず勝ってやるからなぁー!アースなん
かに…アースなんかに……』
そう言いながら消えていった…。俺は少し
共感した。よほど自信があったに違いない。
火星代表になるには試練を乗り越えて、幾つ
もの戦いがあったはず。火星で人気のバトル
とばあちゃんに聞いていたせいか、俺以上に
頑張って掴み取って来たのであろう。因みに
俺の試練は自分の修行だけで勝ち抜いたりせ
ずバトルが出来る。これもきっと銀河和平を
任されている特権なのか?星々の中でアース
が最も最優先されている気がした。
火星のバトルが終わった…。果たして惑星
代表になった宇宙人達はこの銀河の和平とい
う意味がわかっているのであろうか?疑問が
募る。そして俺は以前までの自分でないこと
に気づき始めていた。そして俺は白い部屋に
戻っていた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる