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夢の世界の入口は
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柔らかな白毛。
知的で悪戯っこそうな黒の瞳。
ちょっとだけ頑固で賢い私の家族。
『ねえシン? 獣人って格好いいよね? 私の背じゃさ、男の子に嫌われちゃうもの』
シンと二人っきりの生活の中で、そんなことを彼に話しかけていた覚えがある。
両親を早くに亡くした私は今23歳。
女だてらに175センチを超す身長は、成人に至るまでの自己形成に暗い影を落としていた。
しかしぶっちゃけ、私は実は、動物……特に獣人が好きなのだった。
人前でこんなことを大っぴらには言えない。
また背がどうのと馬鹿にされるだけだから。
結局四年の猛勉強の末、私は獣人を養育する目的の、政府の教育機関の試験に合格した。
外聞が悪い割に難関だったのは、単に高給なせいだろうと思っていた。
高い塀の向こうは未知の世界。
選ばれし者がそこに入ることが出来、私は可愛いさかりの獣人の子供を導く仕事に就く────予定だった。
『佐藤琴乃様ですね』
門を入ってすぐ私を待っていた人がいた。
両脇にいた門番もだが、帽子を目深に被った獣人も大きな人だった。
私など彼らの腰の位置がせいぜい。
威圧感が半端ないが、やっぱり獣人とは逞しくて素敵だ。
『職場へご案内します』
『は、はいっ!』
その人が通行証のようなものを渡してくれ、私はそれを首から下げて彼の後に続いた。
向こうにもう一つ大きな扉があり、一本の道がそこを繋いでいた。
『あの、今日は私一人ですか? 向こうの研修では、確か私の他に四人の人たちがいて』
『……嬉しそうですね』
『はい? ええ、もちろんです!』
振り返り、腰を曲げて私の顔にまじまじと見入る。
金色を背景にして射るような漆黒の瞳、彼の真っ直ぐな眼差しにドキリとした。
『それに、礼儀正しい。 貴女の目は俺たちを見下していない』
門の内側はコンクリートの歩道でぐるりと囲われていた。
宿舎のような建物の周りには植木などが植わってあり、当たり前だが空には陽が登っている。
ただ、言いようのない違和感を感じた。
こちらを見ている二つの門の見張りとこの人の他に、誰の姿もないのだ。
『合格だ』
彼の口が動いて直ぐ、首の後ろに衝撃を感じて目が眩んだ。
次に目覚めた時の私はその獣人に組み敷かれていた。
それまで期待に胸を膨らませていたというのに。
私の初めての仕事。
私の夢。
早く子供たちに会いたい───────
◆
「だから俺と作るんだろうが」
何の問題が? とでも言いたげにセイゲルさんが私の脇に横たわり、憎ったらしく私を見下ろしていた。
どうやら寝言を漏らしていたらしい。
「あれから数時間も眠っていた。人間はやはり体力がないんだな。腹が減ったか」
今いるのはやはり元のベッド。
あの、初めて言葉を交わした獣人に犯されるなんて。
私の体はシーツがぐるぐる巻きにされている。
「お腹なんか、空きません」
「ほー。 お前の好物のフレンチトーストを用意したんだが。 要らないと?」
「そんな呑気な」
……ぎゅぐるぐぐう。
「……腹の音にしても、もう少し恥じらいってもんがないのか」
拳を口に当て、噴き出しそうなセイゲルさんをジロっと睨む。
ほ、本当は凄く恥ずかしい。
出会った時の彼は紺色の軍服のようなものを着ていたが、今もそれと同じ物を身に着けていた。
悔しいが、精悍で体格の良い彼にとても似合っている。
「セイ…ゲルさん。私はここに、貴方の愛人になりに来たわけじゃありません」
「愛人なんて馬鹿な制度はここには無い。 毎年、十名程かな。 知力や体力に優れ、選ばれた獣人だけが伴侶を持てる。不満そうな顔だが、ここではそれだけ女は貴重で大事にされている」
「大事? そのわりには会うなりに、ず、随分と野蛮な扱いをするんですねっ」
「子供を持つまでは正式な番として認められないからだ。 そこら中に独り身の雄がゴロゴロしてる。 命が惜しければ外へは決して一人で出るな」
「番……」
呆けて呟く私にセイゲルさんがベッドの傍に置いていた帽子を被る。
高さがあるそれは耳の邪魔にならない作りらしい。
「ま、言い方を変えれば夫婦とでも何とでも。 俺は今から仕事だが、お前のことは世話の者に頼んである。 ああ、それからお前を抱いた理由はもう一つ」
立ち上がったセイゲルさんがドア口に向かって内側にそれを開いた。
そこに居たのは若いというか幼い獣人二人………と。
「シン!!?」
白い毛をした私の家族。
両手を広げた私に走ってきた彼は、いつものようにひと言ワン!と吠えた訳ではなく。
「ご主人!」
ハッキリとした発音で喋り、嬉しそうに私を見あげた。
「………え?」
その後すぐに、控えていた獣人の二人が頭を下げて挨拶をしてきた。
「琴乃様、よろしくお願いします。 私はメロル」
「セイゲル様より身の回りのお世話を仰せつかっています。 シリカと申します」
「!????」
どうしよう。
獣人の子が可愛い。
何に驚いて良いのか分からないが、とりあえず私はベッドの床に座っているシンを見つめた。
「………シンってば、実は天才犬なの?」
戸口でくつくつ笑うセイゲルさんが説明を加えた。
「シンと言葉が通じるのは、お前に俺の体液を分けたからだ。 獣人は名の通り、獣と人、両方の性質を持つ。 シンのような犬の本来の仕事は、人間界で見所のある嫁を探し出すこと。 さっき少し話したな。 覚えてるか?」
ふるふると首を横に振り、体液。その言葉に私の顔が熱くなった。
「私の頭には様々な人間のデータが入っています。 知性や嗜好、健康状態。 ご主人ならばきっと、試験にも受かると信じておりました」
シンが流暢な言葉で補足する。
「試験、試験って……あの試験はまさか?」
「互いに優秀な者だけが種を残せるって訳だ。 子は例外無く雄の獣人となる。 俺らに比較的有能な者が多い理由もそこにある。 おいおいと説明するが、通り一遍のことはそこの二人とシンに訊け。 今晩の帰りは遅くなる。 夜に備えてゆっくり過ごせ」
「それどういう意味」
なんて私が言い終わらないうちに、セイゲルさんがとっとと部屋を出て行った。
戸口を見ている私に獣人の二人が人懐っこく微笑んでくれた。
ぎょぐるぐるる。
だから、私のお腹!
再び赤面する私に、シンが大真面目に感想を述べる。
「相変わらずご主人のお腹の音は変わっておりますね」
「クスクス。 すぐにお食事をお持ちします」
「では僕はお召し物を」
私より少し背が低い彼らが部屋を後にする。
うう、ズボンに空けた穴からはみ出たフサフサの尻尾が可愛い。
知的で悪戯っこそうな黒の瞳。
ちょっとだけ頑固で賢い私の家族。
『ねえシン? 獣人って格好いいよね? 私の背じゃさ、男の子に嫌われちゃうもの』
シンと二人っきりの生活の中で、そんなことを彼に話しかけていた覚えがある。
両親を早くに亡くした私は今23歳。
女だてらに175センチを超す身長は、成人に至るまでの自己形成に暗い影を落としていた。
しかしぶっちゃけ、私は実は、動物……特に獣人が好きなのだった。
人前でこんなことを大っぴらには言えない。
また背がどうのと馬鹿にされるだけだから。
結局四年の猛勉強の末、私は獣人を養育する目的の、政府の教育機関の試験に合格した。
外聞が悪い割に難関だったのは、単に高給なせいだろうと思っていた。
高い塀の向こうは未知の世界。
選ばれし者がそこに入ることが出来、私は可愛いさかりの獣人の子供を導く仕事に就く────予定だった。
『佐藤琴乃様ですね』
門を入ってすぐ私を待っていた人がいた。
両脇にいた門番もだが、帽子を目深に被った獣人も大きな人だった。
私など彼らの腰の位置がせいぜい。
威圧感が半端ないが、やっぱり獣人とは逞しくて素敵だ。
『職場へご案内します』
『は、はいっ!』
その人が通行証のようなものを渡してくれ、私はそれを首から下げて彼の後に続いた。
向こうにもう一つ大きな扉があり、一本の道がそこを繋いでいた。
『あの、今日は私一人ですか? 向こうの研修では、確か私の他に四人の人たちがいて』
『……嬉しそうですね』
『はい? ええ、もちろんです!』
振り返り、腰を曲げて私の顔にまじまじと見入る。
金色を背景にして射るような漆黒の瞳、彼の真っ直ぐな眼差しにドキリとした。
『それに、礼儀正しい。 貴女の目は俺たちを見下していない』
門の内側はコンクリートの歩道でぐるりと囲われていた。
宿舎のような建物の周りには植木などが植わってあり、当たり前だが空には陽が登っている。
ただ、言いようのない違和感を感じた。
こちらを見ている二つの門の見張りとこの人の他に、誰の姿もないのだ。
『合格だ』
彼の口が動いて直ぐ、首の後ろに衝撃を感じて目が眩んだ。
次に目覚めた時の私はその獣人に組み敷かれていた。
それまで期待に胸を膨らませていたというのに。
私の初めての仕事。
私の夢。
早く子供たちに会いたい───────
◆
「だから俺と作るんだろうが」
何の問題が? とでも言いたげにセイゲルさんが私の脇に横たわり、憎ったらしく私を見下ろしていた。
どうやら寝言を漏らしていたらしい。
「あれから数時間も眠っていた。人間はやはり体力がないんだな。腹が減ったか」
今いるのはやはり元のベッド。
あの、初めて言葉を交わした獣人に犯されるなんて。
私の体はシーツがぐるぐる巻きにされている。
「お腹なんか、空きません」
「ほー。 お前の好物のフレンチトーストを用意したんだが。 要らないと?」
「そんな呑気な」
……ぎゅぐるぐぐう。
「……腹の音にしても、もう少し恥じらいってもんがないのか」
拳を口に当て、噴き出しそうなセイゲルさんをジロっと睨む。
ほ、本当は凄く恥ずかしい。
出会った時の彼は紺色の軍服のようなものを着ていたが、今もそれと同じ物を身に着けていた。
悔しいが、精悍で体格の良い彼にとても似合っている。
「セイ…ゲルさん。私はここに、貴方の愛人になりに来たわけじゃありません」
「愛人なんて馬鹿な制度はここには無い。 毎年、十名程かな。 知力や体力に優れ、選ばれた獣人だけが伴侶を持てる。不満そうな顔だが、ここではそれだけ女は貴重で大事にされている」
「大事? そのわりには会うなりに、ず、随分と野蛮な扱いをするんですねっ」
「子供を持つまでは正式な番として認められないからだ。 そこら中に独り身の雄がゴロゴロしてる。 命が惜しければ外へは決して一人で出るな」
「番……」
呆けて呟く私にセイゲルさんがベッドの傍に置いていた帽子を被る。
高さがあるそれは耳の邪魔にならない作りらしい。
「ま、言い方を変えれば夫婦とでも何とでも。 俺は今から仕事だが、お前のことは世話の者に頼んである。 ああ、それからお前を抱いた理由はもう一つ」
立ち上がったセイゲルさんがドア口に向かって内側にそれを開いた。
そこに居たのは若いというか幼い獣人二人………と。
「シン!!?」
白い毛をした私の家族。
両手を広げた私に走ってきた彼は、いつものようにひと言ワン!と吠えた訳ではなく。
「ご主人!」
ハッキリとした発音で喋り、嬉しそうに私を見あげた。
「………え?」
その後すぐに、控えていた獣人の二人が頭を下げて挨拶をしてきた。
「琴乃様、よろしくお願いします。 私はメロル」
「セイゲル様より身の回りのお世話を仰せつかっています。 シリカと申します」
「!????」
どうしよう。
獣人の子が可愛い。
何に驚いて良いのか分からないが、とりあえず私はベッドの床に座っているシンを見つめた。
「………シンってば、実は天才犬なの?」
戸口でくつくつ笑うセイゲルさんが説明を加えた。
「シンと言葉が通じるのは、お前に俺の体液を分けたからだ。 獣人は名の通り、獣と人、両方の性質を持つ。 シンのような犬の本来の仕事は、人間界で見所のある嫁を探し出すこと。 さっき少し話したな。 覚えてるか?」
ふるふると首を横に振り、体液。その言葉に私の顔が熱くなった。
「私の頭には様々な人間のデータが入っています。 知性や嗜好、健康状態。 ご主人ならばきっと、試験にも受かると信じておりました」
シンが流暢な言葉で補足する。
「試験、試験って……あの試験はまさか?」
「互いに優秀な者だけが種を残せるって訳だ。 子は例外無く雄の獣人となる。 俺らに比較的有能な者が多い理由もそこにある。 おいおいと説明するが、通り一遍のことはそこの二人とシンに訊け。 今晩の帰りは遅くなる。 夜に備えてゆっくり過ごせ」
「それどういう意味」
なんて私が言い終わらないうちに、セイゲルさんがとっとと部屋を出て行った。
戸口を見ている私に獣人の二人が人懐っこく微笑んでくれた。
ぎょぐるぐるる。
だから、私のお腹!
再び赤面する私に、シンが大真面目に感想を述べる。
「相変わらずご主人のお腹の音は変わっておりますね」
「クスクス。 すぐにお食事をお持ちします」
「では僕はお召し物を」
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うう、ズボンに空けた穴からはみ出たフサフサの尻尾が可愛い。
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