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17.部下は上司においしくいただかれる 2
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「い……一緒に……っ、ふ、う……んんっ!」
言うなりぺろりと、もっとも敏感な陰核を舐めあげてきた。
強烈な快感にリズはあられもない声をあげて、背中を逸らした。やり場のない手でシーツをつかむ。
実は秘所が潤んでいる自覚はなかったが、今ははっきりと感じる。おなかの奥がズキズキ疼いて、内側からどろどろと熱いものが溢れてくる。アルベルトがその蜜を舌先ですくっては、陰核に撫でつける。たまらなく気持ちいい。
内側から蜜が溢れるのを止められない。これでは、アルベルトの愛撫に興奮していると白状しているようなものだ。秘所を丸出しにして好きな人に舐め回されて、恥ずかしいにも程がある。愛し合うとは、死にそうなほど恥ずかしい思いをすることなのだろうか。初めてだから恥ずかしいだけ? いつか慣れる?
――ううん、慣れそうにない!
リズは半泣きになりながら、アルベルトの舌に翻弄されていた。
アルベルトは執拗にリズの秘密の花園を舐め続ける。
溢れた蜜のせいで、いやらしい水音が響く。
体の中でどんどん快楽が膨らみ、リズの中で暴れて体力を奪う。
はあはあと荒い息の中、リズはこのつらさをなんとかしてほしくて、自分の脚の間に顔をうずめたままのアルベルトに目を向けた。
「……そろそろ、十分に潤った感じですね」
リズの恨みがましい視線に気が付いたようで、アルベルトが顔をあげてグイと口を拭う。
途中やめをされたリズは、泣きそうになった。未だかつてこれほど官能を煽られたことがないというほど煽られて、体の奥の熱は解放を求めて暴れているというのに。
「痛い思いはさせたくないので、もう少しほぐしておきましょう」
そう言ってアルベルトが体を再び覆いかぶさり、ぴんと勃ったリズの乳首を咥える。その一方で、手が陰毛をかき分けてどろどろになった蜜壺を撫でまわす。
リズは喘いですぐ目の前にある、アルベルトの頭に手を回した。アルベルトの髪の毛は汗でしっとり濡れ、毛先には水滴までついていた。
弱いところを同時に攻められて、たまらなく気持ちいい。もう何も考えられない。大好きな人にあられもない姿を見せてしまって恥ずかしいとか、情けないといった、わずかに残っていた気がかりも全部消えてしまった。ただただ、内側からリズを焼くこの衝動をなんとかしてほしい。いつまでも耐えることはできない。つらい。苦しい。助けて。早く、早く、早く。
「アルベルトさま……! お願いだから……!」
気が付けばリズはアルベルトに懇願していた。
その声に応えるように、するりとアルベルトの指がリズの蜜壺に差し込まれる。
突然の異物感に驚いたものの、すぐに違和感は消え去った。
長い指がゆっくりと蜜壺の中をこする。何かを探しているような感じだ。
不意に、ある部分をこすられた時にビリッと強い刺激が走った。衝撃に、アルベルトの頭を抱く腕に力が入る。
アルベルトがそのあたりを重点的にこすり始める。断続的に甘い刺激がビリビリと体の中を駆け抜けていく。
「あん……っ!」
リズはあられもなく喘いだ。
でも足りない。あと少し。もう少しなのに、足りない。
「アルベルト様、もう、もう……!」
「リズ、愛しています」
涙目で懇願するリズに、胸への愛撫をやめてアルベルトが囁く。
蜜壺に差し込まれていた指が引き抜かれる。
「わ、私も、アルベルト様を」
アルベルトが体を起こし、肉杭を蜜壺にあてがう。ゆっくりと腰を進めてリズを抱きしめる。アルベルトの肉杭が隘路を押し開く。
指とは比較にならない大きなものの侵入に、リズは息を詰めた。
体が引き裂かれていくような痛みが駆け抜ける。さっきまでのとろけるような快楽が一瞬で消し飛ぶ。
「……すみません、リズ、もう少しだけ我慢して」
リズが痛みに耐えているのがわかったのか、アルベルトが謝りながらも腰を押し進める。
いつまで我慢すればいいのだろうと思った矢先、アルベルトが動きを止めた。
「全部入りました。まだ痛みますか?」
アルベルトの優しい声音に、愛しさが込み上げる。
リズは頭を振った。
「大丈夫です」
強烈な異物感はあるものの、痛みは薄れつつあった。
不思議な感覚だ。自分の体の奥深くに、アルベルトがいる。今、自分たちはつながって、ひとつになっている。教本で読んだ「男性器を女性器に挿入する」という部分だとわかった。
確かに痛かったけれど、ちゃんとできた。
リズはアルベルトの背中に手を回して、愛しい男を抱きしめた。
大好きな人をこんなにも近くに感じられる。これが愛し合うということ。なんて素敵な行為だろう。
「……アルベルト様、愛しています」
リズが静かに告げると、ぐぐっと、リズの中のアルベルトが身じろぎした。
「私もです」
アルベルトがそっとリズの額に口づける。
幸せだった。
どれくらいそうしていただろう。
「リズ、そろそろ、動いてもいいですか?」
アルベルトが耳元で囁く。
「え?」
「もう我慢できない」
アルベルトがベッドとの間に腕を差し込んでリズを抱きしめる。わずかに腰が浮き、挿入が深まる。アルベルトの杭に奥を突かれた瞬間、目の前で火花が散った。今までの愛撫と全然違う。これは何!?
「リズ……リズ……っ!」
アルベルトがリズの名を呼びながら抜き差しを繰り返す。
蜜壺の内側を圧倒的な質量にこすりあげられ、リズは喘いだ。
アルベルトの杭は、指では届かなかった気持ちいいところを全部突いてくる。揺さぶられるせいで、アルベルトの胸板に自分の胸の先がこすれ、そのたびにビリビリと快楽が脳天を衝く。
「あ……っ、ああ……っ」
リズは愛し合うことが、つながって終わりではないとようやく悟った。まだその先があったのだ。そんなことは嫁入り教本のどこにも書いてなかった。友人も教えてくれなかった。
「リズ、蜜が、すごいことになってる」
リズに杭を打ち込みながら、アルベルトが告げる。
「奥からどんどんあふれてきますね……リズも感じている、ということですよね」
リズは揺さぶられながらこくこくと頷いた。
「痛いばっかりじゃない、ということですよね」
こくこく。
「私だけが気持ちいいわけじゃないですよね。リズも気持ちいいんですよね?」
こくこく。
「ああ……リズ……!」
アルベルトが抱きしめる腕に力を入れる。さらに腰が浮き、挿入の角度が変わり、さらなるいい場所を突かれてリズは悲鳴をあげた。
教本には気持ちいいものだと書いてあった。その通りだ。
気持ちいいばっかりで、もう何も考えられない。
ただひたすら、この快楽を貪っていたい。アルベルトの熱に包まれていたい。
知らない間にリズはアルベルトの動きにあわせ、自分から彼に腰を押し付けていた。
うっとりと目を閉じて衝動に身を任せるリズは、アルベルトが苦悶の表情を浮かべていることに気が付かなかった。彼の欲望がすでに限界を迎え、いつ爆発してもおかしくない状態にあることも、リズが自分と同じ場所に来るまで堪えようとしていたことも、もちろん知るわけもなく。
「……っ、もう……!」
愛しい娘の痴態にアルベルトは白旗を上げ、猛然と腰を振り始めた。
突然動きを強めたアルベルトに、リズはなすすべがなかった。
圧倒的な力で攻められ、あっけなく絶頂に達する。
体の中を強烈な快感が突き抜けて、頭が真っ白になる。
「あああああっ!」
声をあげ、リズはアルベルトの背中に回す手に力を込めた。
「リズ……っ!」
ほぼ同時に、アルベルトがうめくようにリズの名を呼ぶ。リズの奥に打ち込まれたアルベルトの杭が大きく脈打つ。
アルベルトがぎゅっとリズを抱きしめてくれる。
アルベルトの心臓の音が聞こえる。リズと同じくらいドキドキしているのがわかる。
肌も汗ばんでいる。リズも同じくらい、汗ばんでいる。
二人とも同じ。
ああ、これが愛し合うということなのだ。弱い部分も恥ずかしい部分もお互いさらしあって、触れ合って。
こんなにいやらしくて幸せな時間は、好きな人とでなければ分かち合えない。
幸せだった。
ただただ、幸せだった。
しばらくして、アルベルトが体を離す。杭が引き抜かれると、蜜壺からどろりと何かが大量にあふれ出たのがわかった。
「……ベッドを汚してしまいましたね。ああ、心配は無用ですよ。清浄魔法を使いますから、何度でも」
その時、離れの入り口のドアがノックされた。
ぎょっとして二人して固まる。
「お食事をお持ちしました」
外から宿の人間の声が聞こえ、リズとアルベルトは「あ」と顔を見合わせた。
そうだった。夕食を運んでもらう手筈を整えていたのだった。
言うなりぺろりと、もっとも敏感な陰核を舐めあげてきた。
強烈な快感にリズはあられもない声をあげて、背中を逸らした。やり場のない手でシーツをつかむ。
実は秘所が潤んでいる自覚はなかったが、今ははっきりと感じる。おなかの奥がズキズキ疼いて、内側からどろどろと熱いものが溢れてくる。アルベルトがその蜜を舌先ですくっては、陰核に撫でつける。たまらなく気持ちいい。
内側から蜜が溢れるのを止められない。これでは、アルベルトの愛撫に興奮していると白状しているようなものだ。秘所を丸出しにして好きな人に舐め回されて、恥ずかしいにも程がある。愛し合うとは、死にそうなほど恥ずかしい思いをすることなのだろうか。初めてだから恥ずかしいだけ? いつか慣れる?
――ううん、慣れそうにない!
リズは半泣きになりながら、アルベルトの舌に翻弄されていた。
アルベルトは執拗にリズの秘密の花園を舐め続ける。
溢れた蜜のせいで、いやらしい水音が響く。
体の中でどんどん快楽が膨らみ、リズの中で暴れて体力を奪う。
はあはあと荒い息の中、リズはこのつらさをなんとかしてほしくて、自分の脚の間に顔をうずめたままのアルベルトに目を向けた。
「……そろそろ、十分に潤った感じですね」
リズの恨みがましい視線に気が付いたようで、アルベルトが顔をあげてグイと口を拭う。
途中やめをされたリズは、泣きそうになった。未だかつてこれほど官能を煽られたことがないというほど煽られて、体の奥の熱は解放を求めて暴れているというのに。
「痛い思いはさせたくないので、もう少しほぐしておきましょう」
そう言ってアルベルトが体を再び覆いかぶさり、ぴんと勃ったリズの乳首を咥える。その一方で、手が陰毛をかき分けてどろどろになった蜜壺を撫でまわす。
リズは喘いですぐ目の前にある、アルベルトの頭に手を回した。アルベルトの髪の毛は汗でしっとり濡れ、毛先には水滴までついていた。
弱いところを同時に攻められて、たまらなく気持ちいい。もう何も考えられない。大好きな人にあられもない姿を見せてしまって恥ずかしいとか、情けないといった、わずかに残っていた気がかりも全部消えてしまった。ただただ、内側からリズを焼くこの衝動をなんとかしてほしい。いつまでも耐えることはできない。つらい。苦しい。助けて。早く、早く、早く。
「アルベルトさま……! お願いだから……!」
気が付けばリズはアルベルトに懇願していた。
その声に応えるように、するりとアルベルトの指がリズの蜜壺に差し込まれる。
突然の異物感に驚いたものの、すぐに違和感は消え去った。
長い指がゆっくりと蜜壺の中をこする。何かを探しているような感じだ。
不意に、ある部分をこすられた時にビリッと強い刺激が走った。衝撃に、アルベルトの頭を抱く腕に力が入る。
アルベルトがそのあたりを重点的にこすり始める。断続的に甘い刺激がビリビリと体の中を駆け抜けていく。
「あん……っ!」
リズはあられもなく喘いだ。
でも足りない。あと少し。もう少しなのに、足りない。
「アルベルト様、もう、もう……!」
「リズ、愛しています」
涙目で懇願するリズに、胸への愛撫をやめてアルベルトが囁く。
蜜壺に差し込まれていた指が引き抜かれる。
「わ、私も、アルベルト様を」
アルベルトが体を起こし、肉杭を蜜壺にあてがう。ゆっくりと腰を進めてリズを抱きしめる。アルベルトの肉杭が隘路を押し開く。
指とは比較にならない大きなものの侵入に、リズは息を詰めた。
体が引き裂かれていくような痛みが駆け抜ける。さっきまでのとろけるような快楽が一瞬で消し飛ぶ。
「……すみません、リズ、もう少しだけ我慢して」
リズが痛みに耐えているのがわかったのか、アルベルトが謝りながらも腰を押し進める。
いつまで我慢すればいいのだろうと思った矢先、アルベルトが動きを止めた。
「全部入りました。まだ痛みますか?」
アルベルトの優しい声音に、愛しさが込み上げる。
リズは頭を振った。
「大丈夫です」
強烈な異物感はあるものの、痛みは薄れつつあった。
不思議な感覚だ。自分の体の奥深くに、アルベルトがいる。今、自分たちはつながって、ひとつになっている。教本で読んだ「男性器を女性器に挿入する」という部分だとわかった。
確かに痛かったけれど、ちゃんとできた。
リズはアルベルトの背中に手を回して、愛しい男を抱きしめた。
大好きな人をこんなにも近くに感じられる。これが愛し合うということ。なんて素敵な行為だろう。
「……アルベルト様、愛しています」
リズが静かに告げると、ぐぐっと、リズの中のアルベルトが身じろぎした。
「私もです」
アルベルトがそっとリズの額に口づける。
幸せだった。
どれくらいそうしていただろう。
「リズ、そろそろ、動いてもいいですか?」
アルベルトが耳元で囁く。
「え?」
「もう我慢できない」
アルベルトがベッドとの間に腕を差し込んでリズを抱きしめる。わずかに腰が浮き、挿入が深まる。アルベルトの杭に奥を突かれた瞬間、目の前で火花が散った。今までの愛撫と全然違う。これは何!?
「リズ……リズ……っ!」
アルベルトがリズの名を呼びながら抜き差しを繰り返す。
蜜壺の内側を圧倒的な質量にこすりあげられ、リズは喘いだ。
アルベルトの杭は、指では届かなかった気持ちいいところを全部突いてくる。揺さぶられるせいで、アルベルトの胸板に自分の胸の先がこすれ、そのたびにビリビリと快楽が脳天を衝く。
「あ……っ、ああ……っ」
リズは愛し合うことが、つながって終わりではないとようやく悟った。まだその先があったのだ。そんなことは嫁入り教本のどこにも書いてなかった。友人も教えてくれなかった。
「リズ、蜜が、すごいことになってる」
リズに杭を打ち込みながら、アルベルトが告げる。
「奥からどんどんあふれてきますね……リズも感じている、ということですよね」
リズは揺さぶられながらこくこくと頷いた。
「痛いばっかりじゃない、ということですよね」
こくこく。
「私だけが気持ちいいわけじゃないですよね。リズも気持ちいいんですよね?」
こくこく。
「ああ……リズ……!」
アルベルトが抱きしめる腕に力を入れる。さらに腰が浮き、挿入の角度が変わり、さらなるいい場所を突かれてリズは悲鳴をあげた。
教本には気持ちいいものだと書いてあった。その通りだ。
気持ちいいばっかりで、もう何も考えられない。
ただひたすら、この快楽を貪っていたい。アルベルトの熱に包まれていたい。
知らない間にリズはアルベルトの動きにあわせ、自分から彼に腰を押し付けていた。
うっとりと目を閉じて衝動に身を任せるリズは、アルベルトが苦悶の表情を浮かべていることに気が付かなかった。彼の欲望がすでに限界を迎え、いつ爆発してもおかしくない状態にあることも、リズが自分と同じ場所に来るまで堪えようとしていたことも、もちろん知るわけもなく。
「……っ、もう……!」
愛しい娘の痴態にアルベルトは白旗を上げ、猛然と腰を振り始めた。
突然動きを強めたアルベルトに、リズはなすすべがなかった。
圧倒的な力で攻められ、あっけなく絶頂に達する。
体の中を強烈な快感が突き抜けて、頭が真っ白になる。
「あああああっ!」
声をあげ、リズはアルベルトの背中に回す手に力を込めた。
「リズ……っ!」
ほぼ同時に、アルベルトがうめくようにリズの名を呼ぶ。リズの奥に打ち込まれたアルベルトの杭が大きく脈打つ。
アルベルトがぎゅっとリズを抱きしめてくれる。
アルベルトの心臓の音が聞こえる。リズと同じくらいドキドキしているのがわかる。
肌も汗ばんでいる。リズも同じくらい、汗ばんでいる。
二人とも同じ。
ああ、これが愛し合うということなのだ。弱い部分も恥ずかしい部分もお互いさらしあって、触れ合って。
こんなにいやらしくて幸せな時間は、好きな人とでなければ分かち合えない。
幸せだった。
ただただ、幸せだった。
しばらくして、アルベルトが体を離す。杭が引き抜かれると、蜜壺からどろりと何かが大量にあふれ出たのがわかった。
「……ベッドを汚してしまいましたね。ああ、心配は無用ですよ。清浄魔法を使いますから、何度でも」
その時、離れの入り口のドアがノックされた。
ぎょっとして二人して固まる。
「お食事をお持ちしました」
外から宿の人間の声が聞こえ、リズとアルベルトは「あ」と顔を見合わせた。
そうだった。夕食を運んでもらう手筈を整えていたのだった。
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