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序 魔剣転生
7剣の聲
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地下牢で夜を明かしたイオの元に、騎士団の兵舎で会った爽やか赤毛イケメン騎士フリエスが迎えに来た。
「おはよう~、イオ。跳ねた癖毛も可愛いね」
「あ、えっと・・・フリエスさん?」
「フリエスでいいって、敬語もいらない」
「フリエス・・・おはよう。ヴェルジークは?」
「えー、なにー?もう呼び捨ての仲なのかよ。ごめんね、副団長は部隊の編成があって忙しいから俺が君のエスコートね」
「あ、うん。よろしく」
「あとさ・・・」
もそもそと毛布を畳んでいたが、まだ何かあるのだろうかと顔を見るとフリエスが真面目な顔をしている。
「もし君が国やヴェルに危害を加えようとしたら、俺は躊躇なく剣を抜くからね」
「えっ・・・」
「残念だけどどんなに可愛い顔しても、今の君は得体の知れない存在だ。俺の大事なもん守るためなら、例え君でも斬る」
「・・・うん。オレも同じ立場ならそうする」
フリエスが冗談でもなく、真面目に自分に敵意を向けているのを自覚する。イオは怖いが、自分が逆の立場でこの世界の人間なら同じ考えだったろうと思った。
「うーん、君がいい子だと余計残念だな」
「?」
「腹減ったろ?出発までに時間あるから、湯浴みして朝飯にしようぜ」
フリエスはいつものように爽やかイケメンの笑顔で、イオを牢屋から出した。
騎士団兵舎の簡易的なシャワーのような湯で身体を洗い、質素だが美味しい食事を食べさせてもらった。周囲の騎士はやはりイオを快く思っていないので、遠巻きにジロジロと睨む。
「見ろよ、あいつ副団長を手に掛けようとしたらしいぞ」
「貴重な食料を食べるなんて、白々しい」
あからさまに悪口が聞こえ食事の手が止まるが、気にするなとフリエスに言われた。
出発の準備が整ったのか、騎士団が兵舎の庭に集合していた。先頭にはヴェルジークが居たが、立場上声をかけるわけにはいかないのかイオを一瞬見てから出発の指揮を取り始めた。
イオは真ん中辺りで、フリエスと同じ馬に乗り前に座らされた。王都は二重の城壁で囲まれているようでいくつかの出入り口となる門が存在するようだ。
数時間ほど馬を走らせると、目的地の降臨の神殿という場所に到着する。そこからは歩いて神殿の中に入る。
「副団長」
「見張り番ご苦労だ、魔剣の様子は?」
「はっ、未だに瘴気を発したまま放置された床に残存しております」
見張りの兵士の報告通り、神殿の床に黒い瘴気を纏ったままの元聖剣である魔剣が禍々しく床に転がっていた。
イオはこの世界に来てあの聖剣を触った瞬間、魔剣へと変化させてしまった元凶だ。魔剣なんて元の平和な世界ではファンタジーな代物なので、実物を見るとさすがに恐ろしい。
「やっぱり怖いな、魔剣」
「俺はお前の方が怖いんだけど」
「フリエスは騎士だろ、しゃんとしろよ」
「言うね、イオ」
フリエスはイオの頭をくしゃくしゃと撫でた。イオは自分を怖いと言いながら接してくれるフリエスに、少し気が緩む。するとヴェルジークが睨みながら声をかけた。
「遊んでいるな、フリエス=ゾラ。任務中だぞ」
「了解です、副団長」
「ヴェルジーク・・・」
ヴェルジークは副団長らしく指括する。顔には出さないが目はイオに釘付けだった。
ヴェルジークは気を引き締めると、魔剣を見る。
「さて、コイツをどうするか」
「やはりあの青年を使いますか?」
「手にした瞬間我々を襲うかもしれません」
部下の慎重な判断に聞こえるが、やはり得体の知れないイオと目に見えて恐ろしい魔剣が皆怖いのだ。
イオも兵舎で聞いた自分への不評と、扱いに気が滅入るがこうなった責任を取らないといけないと思った。するとどこからか声が聞こえてくる。
『やっと来たか、早く我を起こすのだ』
「えっ・・・・?フリエス、何か言った?」
「ん?何も言ってないけど」
おっさんのような女性オペラ歌手のような二重にブレる声が、イオの耳に聞こえた。
『早く来い、また寝てしまうではないか』
「やっぱり聞こえる」
その声はイオにしか聞こえていないようで、声の主をキョロキョロと見渡してみる。すると怒鳴るように聞こえてきた。
『これ!お前の目の前に居るのにどこを見ているのだ!浮気か、浮気なのか!我だけだと言ったのに、許せん!』
「まさか・・・」
その声はおそらく魔剣から聞こえた。さっきより瘴気を放出しまくっている。
「魔剣の瘴気が濃くなったな」
「ヴェルジーク、剣に近付いていい?」
「手にした途端に我々を襲うのか」
「ううん、大丈夫。もしそうなったとしても、ヴェルジークが何とかして欲しい」
「・・・わかった、承諾しよう」
ヴェルジークはイオの提案に一瞬迷うが、騎士団副団長としての責務を果たすためにその提案を受け入れる。何よりイオが意志のある紫の瞳で、真っ直ぐ見つめてくるので信じる事にした。
「ありがとう」
イオは笑顔で応えた。そして剣を構える騎士達の間を通り、魔剣へと近付く。手や足が震えているのがわかる。イオは普通の人間なのだ、こんなファンタジーな展開を安安と受け入れられるはずもない。
そしてとうとう魔剣の前に着くと、話しかけた。
「こんにちは、魔剣さん」
『待ちくたびれた、我が主』
魔剣はイオに応える。
「君は誰?」
『我は崇高なる魔剣』
「やっぱり、魔剣なんだね。でも最初は聖剣だったよ?」
『まぁそうであるな。聖剣はお前と我の魔力で取り込んでしまったが、死んではおらぬ』
「魔力、オレって魔族?」
『いや、今は普通の人間のようだな』
「オレって誰なの?」
『お前は我が主にして魔族の絶対なる存在、《魔王》だ』
「魔王?」
イオは誰と会話しているのかはわからないが、魔王という言葉を発した。それを合図に、一斉に騎士達は剣を抜きその刃をイオに向けるのだった。
「おはよう~、イオ。跳ねた癖毛も可愛いね」
「あ、えっと・・・フリエスさん?」
「フリエスでいいって、敬語もいらない」
「フリエス・・・おはよう。ヴェルジークは?」
「えー、なにー?もう呼び捨ての仲なのかよ。ごめんね、副団長は部隊の編成があって忙しいから俺が君のエスコートね」
「あ、うん。よろしく」
「あとさ・・・」
もそもそと毛布を畳んでいたが、まだ何かあるのだろうかと顔を見るとフリエスが真面目な顔をしている。
「もし君が国やヴェルに危害を加えようとしたら、俺は躊躇なく剣を抜くからね」
「えっ・・・」
「残念だけどどんなに可愛い顔しても、今の君は得体の知れない存在だ。俺の大事なもん守るためなら、例え君でも斬る」
「・・・うん。オレも同じ立場ならそうする」
フリエスが冗談でもなく、真面目に自分に敵意を向けているのを自覚する。イオは怖いが、自分が逆の立場でこの世界の人間なら同じ考えだったろうと思った。
「うーん、君がいい子だと余計残念だな」
「?」
「腹減ったろ?出発までに時間あるから、湯浴みして朝飯にしようぜ」
フリエスはいつものように爽やかイケメンの笑顔で、イオを牢屋から出した。
騎士団兵舎の簡易的なシャワーのような湯で身体を洗い、質素だが美味しい食事を食べさせてもらった。周囲の騎士はやはりイオを快く思っていないので、遠巻きにジロジロと睨む。
「見ろよ、あいつ副団長を手に掛けようとしたらしいぞ」
「貴重な食料を食べるなんて、白々しい」
あからさまに悪口が聞こえ食事の手が止まるが、気にするなとフリエスに言われた。
出発の準備が整ったのか、騎士団が兵舎の庭に集合していた。先頭にはヴェルジークが居たが、立場上声をかけるわけにはいかないのかイオを一瞬見てから出発の指揮を取り始めた。
イオは真ん中辺りで、フリエスと同じ馬に乗り前に座らされた。王都は二重の城壁で囲まれているようでいくつかの出入り口となる門が存在するようだ。
数時間ほど馬を走らせると、目的地の降臨の神殿という場所に到着する。そこからは歩いて神殿の中に入る。
「副団長」
「見張り番ご苦労だ、魔剣の様子は?」
「はっ、未だに瘴気を発したまま放置された床に残存しております」
見張りの兵士の報告通り、神殿の床に黒い瘴気を纏ったままの元聖剣である魔剣が禍々しく床に転がっていた。
イオはこの世界に来てあの聖剣を触った瞬間、魔剣へと変化させてしまった元凶だ。魔剣なんて元の平和な世界ではファンタジーな代物なので、実物を見るとさすがに恐ろしい。
「やっぱり怖いな、魔剣」
「俺はお前の方が怖いんだけど」
「フリエスは騎士だろ、しゃんとしろよ」
「言うね、イオ」
フリエスはイオの頭をくしゃくしゃと撫でた。イオは自分を怖いと言いながら接してくれるフリエスに、少し気が緩む。するとヴェルジークが睨みながら声をかけた。
「遊んでいるな、フリエス=ゾラ。任務中だぞ」
「了解です、副団長」
「ヴェルジーク・・・」
ヴェルジークは副団長らしく指括する。顔には出さないが目はイオに釘付けだった。
ヴェルジークは気を引き締めると、魔剣を見る。
「さて、コイツをどうするか」
「やはりあの青年を使いますか?」
「手にした瞬間我々を襲うかもしれません」
部下の慎重な判断に聞こえるが、やはり得体の知れないイオと目に見えて恐ろしい魔剣が皆怖いのだ。
イオも兵舎で聞いた自分への不評と、扱いに気が滅入るがこうなった責任を取らないといけないと思った。するとどこからか声が聞こえてくる。
『やっと来たか、早く我を起こすのだ』
「えっ・・・・?フリエス、何か言った?」
「ん?何も言ってないけど」
おっさんのような女性オペラ歌手のような二重にブレる声が、イオの耳に聞こえた。
『早く来い、また寝てしまうではないか』
「やっぱり聞こえる」
その声はイオにしか聞こえていないようで、声の主をキョロキョロと見渡してみる。すると怒鳴るように聞こえてきた。
『これ!お前の目の前に居るのにどこを見ているのだ!浮気か、浮気なのか!我だけだと言ったのに、許せん!』
「まさか・・・」
その声はおそらく魔剣から聞こえた。さっきより瘴気を放出しまくっている。
「魔剣の瘴気が濃くなったな」
「ヴェルジーク、剣に近付いていい?」
「手にした途端に我々を襲うのか」
「ううん、大丈夫。もしそうなったとしても、ヴェルジークが何とかして欲しい」
「・・・わかった、承諾しよう」
ヴェルジークはイオの提案に一瞬迷うが、騎士団副団長としての責務を果たすためにその提案を受け入れる。何よりイオが意志のある紫の瞳で、真っ直ぐ見つめてくるので信じる事にした。
「ありがとう」
イオは笑顔で応えた。そして剣を構える騎士達の間を通り、魔剣へと近付く。手や足が震えているのがわかる。イオは普通の人間なのだ、こんなファンタジーな展開を安安と受け入れられるはずもない。
そしてとうとう魔剣の前に着くと、話しかけた。
「こんにちは、魔剣さん」
『待ちくたびれた、我が主』
魔剣はイオに応える。
「君は誰?」
『我は崇高なる魔剣』
「やっぱり、魔剣なんだね。でも最初は聖剣だったよ?」
『まぁそうであるな。聖剣はお前と我の魔力で取り込んでしまったが、死んではおらぬ』
「魔力、オレって魔族?」
『いや、今は普通の人間のようだな』
「オレって誰なの?」
『お前は我が主にして魔族の絶対なる存在、《魔王》だ』
「魔王?」
イオは誰と会話しているのかはわからないが、魔王という言葉を発した。それを合図に、一斉に騎士達は剣を抜きその刃をイオに向けるのだった。
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