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混乱
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『土屋死んだってよ!!』
興奮した小山の声がスマホから響く。言われなくてもニュースですでにその事件の概要は知っていた。
19歳は少年法では微妙なラインなのか実名で報道されていた。ただ死体発見というだけでどんな事件なのかまではわからない。
いつもなら後藤からすぐ連絡が来るのだが音信不通だった。こちらからは関わらないほうがいい、瞬時にそう思った。
『なんかカレシ?と喧嘩になって刺しちゃったんだって。でも反撃食らって相打ちになったみたいだぜ』
「えらい詳しいな、小山」
『俺の知り合いが現場を通りかかって野次馬の話を聞いたんだって。ガセも多いだろうけど土屋ならやりかねないだろ?その相手もタチ悪い奴らしくてしばらく情報統制あるみたい』
「そうか、あいつも運が悪いな」
『日頃の行いだよこういうのは』
店長会では全員に嫌われていた土屋に同情するものはいない。むしろザマミロ、そんな雰囲気だった。
「死体蹴りは好きじゃない」
『えー?佐伯も土屋に絡まれたから引っ越したんだろう?あんな奴いなくなってせいせいしてると思った』
話にのってこない佐伯につまらなそうに小山が言う。全くどこから噂が広まるのか。田舎という狭いコミュニティ独特の嫌な世界だ。
西田に聞いていた美少年狩りのターゲットに自分も入っていたことを思い出す。なんだか自分の身代わりに土屋が犠牲になったような感じがしてぞっとした。逆の立場だったら自分が死んでいたのか。
後藤からの連絡を待った。正確な情報は彼が持っているだろう。いつも聞かなくてもお節介に連絡してくるのに今回は何の連絡もない。報道されないわりに事件は大きいのだろう。佐伯はまた隠れて沈黙しているしかない。
集中治療室のまわりに黒服の集団が列を乱さず並んでいる。
その中に一層冴えた美貌の長身の男が刑事と一緒に立っていた。
双竜会若頭小泉静。組を統括する実質指導者。
普段は決して表に出てこないが、組をはさんだ揉め事などには必ず姿をあらわす。
「一般の方々に迷惑をかけるのは俺の本意ではないが後藤がやられたとなれば戦争になりますよ」
昔ならご法度だったピアスやアクセサリーを身に着けてその辺の俳優より美しい顔をした小泉が低い声で刑事に言う。
「後藤は現場を見ただけだ。それで通報してくれたんだが急にその場で倒れたんだ。検査したら大きな病気が見つかった。奴にとっては命拾いしたんだからラッキーだっただろう。手術も終わったし後は回復を待つだけだ。兵隊引いてお前も戻れ」
くたびれたトレンチコート姿の老年刑事と、オリジナルブランドのスーツを着こなし洗練された動きでまわりを圧倒している小泉が並んで話している。集中治療室の中に入れる時間は限られている。小泉は後藤の眠る顔だけ見てすぐに出てきた。
映画のワンシーンが再現されたような異様な雰囲気の廊下。入院患者や看護師、医師が近づけない。
「清水の上と話つくまで引きませんよ。向こうの面倒見てやったのに礼のひとつも言ってこない。ここで引き下がったら面子が立たない」
「クスリ屋の後始末なんか誰もやりたがらないさ。新川成斗はシャブさばいて組に億のカネを収めていたが、それだけの男だ。新川がいなくなれば資金繰りが出来なくなって清水も終わる。自滅していくのをお前達は眺めてればいい」
「そうはいかんのですよ。この世界ではそれが通じないのです」
「面子を保つために若いものを死なせるのか?お前らが守りたい面子とやらは人間の命より重いのか?よく考えろ」
小泉の美麗な眉がかすかに揺れた。
「懲役を厭わないから極道なんです」
「全員がそう思ってるならいいがな」
ふ、と肩を揺らして小泉が笑う。
「いい機会だから言うけどな、面倒なこと全部後藤に押しつけてたのはお前たちだろう?そいつが倒れたらそれを口実にしてほかの組に喧嘩ふっかけて。お前がやろうとしているのは不良の喧嘩と変わらん。情けないと思わないのか」
「情けない?微罪でも後藤を引っぱれなかった事へのあてつけですか?」
「お前なあ…」
何を言っても引く姿勢がない小泉を見て刑事は内心苛立ちをおぼえるが、口先だけでどうせ動かないだろうと高をくくっていた。
「そこまでいうなら小泉、お前がひとり清水の本家に行って話つけてこい。そこまでの男気見せたら下もついてくるかもしれないぞ?向こうも真剣に向き合ってくれるかもしれん」
「それはいいアイデアだ」
小泉はクスッと笑ってジャケットの中に手を入れた。
「このうるさい蝿を殺してからな」
その手にはサイレンサー付きベレッタが握られていた。銃口は刑事のひたいに向けられて消音装置に銃撃音が吸い取られて人間の頭に大きな穴が開いた。
「舐められたら終わりなんだよ。行くぞ」
小泉の後に黒服が続く。入り口を出てクルマに乗り込もうとした時囲まれていることに気がついて小泉は薄く笑って座席をはねのけて隠してある小型の時限爆弾のスイッチを入れた。
「このまま突っ込め」
運転席の若い男にひとこと命令した。
機動隊の盾が並ぶ所へ何の躊躇もなくクルマは直進した。避ける隙もなく数人はねられて体が宙に飛ぶ。
そして爆発した。
熱波で空気が揺れる。悲鳴と怒号が飛び交う中、小泉は悠然と立っていた。
警察がここまで警戒していたとは正直思っていなかったが念の為武装して武闘派の連中を連れてきて正解だった。
機動隊が態勢を立て直す。自分が標的になっていることを知っているのに小泉は平然とその場に立ったまま動かなかった。
「世の中馬鹿はたくさんいるんだな」
小泉が笑って呟く。これが俺たちの生き様だ。
暴対法下もう生きていく道はない。ならばどう死ぬか。
答えはこれだ。
興奮した小山の声がスマホから響く。言われなくてもニュースですでにその事件の概要は知っていた。
19歳は少年法では微妙なラインなのか実名で報道されていた。ただ死体発見というだけでどんな事件なのかまではわからない。
いつもなら後藤からすぐ連絡が来るのだが音信不通だった。こちらからは関わらないほうがいい、瞬時にそう思った。
『なんかカレシ?と喧嘩になって刺しちゃったんだって。でも反撃食らって相打ちになったみたいだぜ』
「えらい詳しいな、小山」
『俺の知り合いが現場を通りかかって野次馬の話を聞いたんだって。ガセも多いだろうけど土屋ならやりかねないだろ?その相手もタチ悪い奴らしくてしばらく情報統制あるみたい』
「そうか、あいつも運が悪いな」
『日頃の行いだよこういうのは』
店長会では全員に嫌われていた土屋に同情するものはいない。むしろザマミロ、そんな雰囲気だった。
「死体蹴りは好きじゃない」
『えー?佐伯も土屋に絡まれたから引っ越したんだろう?あんな奴いなくなってせいせいしてると思った』
話にのってこない佐伯につまらなそうに小山が言う。全くどこから噂が広まるのか。田舎という狭いコミュニティ独特の嫌な世界だ。
西田に聞いていた美少年狩りのターゲットに自分も入っていたことを思い出す。なんだか自分の身代わりに土屋が犠牲になったような感じがしてぞっとした。逆の立場だったら自分が死んでいたのか。
後藤からの連絡を待った。正確な情報は彼が持っているだろう。いつも聞かなくてもお節介に連絡してくるのに今回は何の連絡もない。報道されないわりに事件は大きいのだろう。佐伯はまた隠れて沈黙しているしかない。
集中治療室のまわりに黒服の集団が列を乱さず並んでいる。
その中に一層冴えた美貌の長身の男が刑事と一緒に立っていた。
双竜会若頭小泉静。組を統括する実質指導者。
普段は決して表に出てこないが、組をはさんだ揉め事などには必ず姿をあらわす。
「一般の方々に迷惑をかけるのは俺の本意ではないが後藤がやられたとなれば戦争になりますよ」
昔ならご法度だったピアスやアクセサリーを身に着けてその辺の俳優より美しい顔をした小泉が低い声で刑事に言う。
「後藤は現場を見ただけだ。それで通報してくれたんだが急にその場で倒れたんだ。検査したら大きな病気が見つかった。奴にとっては命拾いしたんだからラッキーだっただろう。手術も終わったし後は回復を待つだけだ。兵隊引いてお前も戻れ」
くたびれたトレンチコート姿の老年刑事と、オリジナルブランドのスーツを着こなし洗練された動きでまわりを圧倒している小泉が並んで話している。集中治療室の中に入れる時間は限られている。小泉は後藤の眠る顔だけ見てすぐに出てきた。
映画のワンシーンが再現されたような異様な雰囲気の廊下。入院患者や看護師、医師が近づけない。
「清水の上と話つくまで引きませんよ。向こうの面倒見てやったのに礼のひとつも言ってこない。ここで引き下がったら面子が立たない」
「クスリ屋の後始末なんか誰もやりたがらないさ。新川成斗はシャブさばいて組に億のカネを収めていたが、それだけの男だ。新川がいなくなれば資金繰りが出来なくなって清水も終わる。自滅していくのをお前達は眺めてればいい」
「そうはいかんのですよ。この世界ではそれが通じないのです」
「面子を保つために若いものを死なせるのか?お前らが守りたい面子とやらは人間の命より重いのか?よく考えろ」
小泉の美麗な眉がかすかに揺れた。
「懲役を厭わないから極道なんです」
「全員がそう思ってるならいいがな」
ふ、と肩を揺らして小泉が笑う。
「いい機会だから言うけどな、面倒なこと全部後藤に押しつけてたのはお前たちだろう?そいつが倒れたらそれを口実にしてほかの組に喧嘩ふっかけて。お前がやろうとしているのは不良の喧嘩と変わらん。情けないと思わないのか」
「情けない?微罪でも後藤を引っぱれなかった事へのあてつけですか?」
「お前なあ…」
何を言っても引く姿勢がない小泉を見て刑事は内心苛立ちをおぼえるが、口先だけでどうせ動かないだろうと高をくくっていた。
「そこまでいうなら小泉、お前がひとり清水の本家に行って話つけてこい。そこまでの男気見せたら下もついてくるかもしれないぞ?向こうも真剣に向き合ってくれるかもしれん」
「それはいいアイデアだ」
小泉はクスッと笑ってジャケットの中に手を入れた。
「このうるさい蝿を殺してからな」
その手にはサイレンサー付きベレッタが握られていた。銃口は刑事のひたいに向けられて消音装置に銃撃音が吸い取られて人間の頭に大きな穴が開いた。
「舐められたら終わりなんだよ。行くぞ」
小泉の後に黒服が続く。入り口を出てクルマに乗り込もうとした時囲まれていることに気がついて小泉は薄く笑って座席をはねのけて隠してある小型の時限爆弾のスイッチを入れた。
「このまま突っ込め」
運転席の若い男にひとこと命令した。
機動隊の盾が並ぶ所へ何の躊躇もなくクルマは直進した。避ける隙もなく数人はねられて体が宙に飛ぶ。
そして爆発した。
熱波で空気が揺れる。悲鳴と怒号が飛び交う中、小泉は悠然と立っていた。
警察がここまで警戒していたとは正直思っていなかったが念の為武装して武闘派の連中を連れてきて正解だった。
機動隊が態勢を立て直す。自分が標的になっていることを知っているのに小泉は平然とその場に立ったまま動かなかった。
「世の中馬鹿はたくさんいるんだな」
小泉が笑って呟く。これが俺たちの生き様だ。
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