15 / 61
「翔子」
しおりを挟む
長谷川が見ても気がつかないものだな。
女と腕を組んで歩きながら水森はため息をつく。
「私なんか間違えた?」
水森の腕に絡みついている女性が上目使いで不安そうに聞いてくる。
「よくやった翔子、ありがとう。喪服も似合ってるね」
明るめに染めたブラウンの髪を撫でられて「翔子」はふわりと笑った。
小泉翔。
それが「彼女」の本名。
高校1年の時、オモチャにしていた同級生だった。
溜まり場だった旧生徒会室に連れ込んで輪姦を繰り返していた。気の強い眼で睨んでなかなか堕ちない男を弄ぶのが楽しくて毎日のように犯す。
「かわいいねえ翔子チャン」
「ほら、可愛い声出してよ」
翔は痛い、やめろ、お前ら殺してやるとずっと叫んでいた。
ずっと翔子チャンと呼んで女のような扱いをしていた。プライドの高い男がこんな屈辱を長期間受けるのは耐えられなかったのだろう。
ある日、いつものように最後に長谷川が犯してずるりと中から引き抜いた。
「いい子だねえ翔子チャン」
それは何気ないひとことだった。
デスクに仰向けに寝転んで脱力している顔がいつもと違う。最初に気がついたのは水森だった。
「…翔子…、うれしい。女の子になった……」
うっとりした顔で翔が呟く。
「はいはい、可愛いね翔子チャン」
めんどくさそうに長谷川が答えるが、翔の様子がおかしいと全員が気がつくのに時間はかからなかった。
「うふふ…翔子…おんなのこ……ふふ…うれしい…」
「なんだこいつ」
誰だったか顔面蒼白で後ずさる。
「やりすぎて頭おかしくなったのか」
気味が悪くなった全員が、翔を教室から放り出して逃げ出した。
『女の子の翔子』という別人格を作って小泉はかろうじて自分を守ったのだと水森は推測した。
病院でも『自分は女の子』と主張して男であることを否定し続け、退院後なぜか水森の前に姿を現した。
だから佐伯が戻ってきた時あまり驚かなかったが、状況は全くちがう。
「センパイ!お久しぶりです」
腰のあたりまで髪が伸びてかわいらしいフリルのついたワンピースに、慣れないヒールを履いてふらつきながら家の前に立っていた。
「可愛いね、翔子ちゃん」
自分に可愛いと言ってもらいたくて精一杯おしゃれしたと理解して、かけて欲しい言葉を言ってやると翔子はうれしそうに笑ってその場でピョンピョン飛び跳ねた。
「危ない!」
無理して履いていたヒールでこけて水森が抱きとめる。
卒業間際のことだった。
「センパイ」
あの時と同じ瞳で翔子は水森を見ている。
就職後実家を出て当時つきあっていた女性と結婚したが、翔子には部屋を借りて生活の面倒を見ていた。
自分たちの悪行がバレないように。
「翔子にはセンパイしかいないの…」
口調も幼くなり水森に甘える姿に欲情して服を脱がすと、身体は男のままだった。
頭の中だけに存在する『翔子』。
自分の身辺に違和感を感じ始めた時、翔子を駒に使おうと思いついた。
高校時代つるんでいた連中が次々に消えていく。最初は偶然だと思ったが、偶然起きた事をこじ開けて炎上させている人間がいる。
それは佐伯が戻ってきたタイミングと一致していた。
人目のつく所にわざと翔子と出かけて相手の出方を待つ。
部屋に戻ると翔子が腕をまわして抱きついてきた。
「センパイ、疲れた」
前よりは砕けた感じになったが自分を求めてくる関係は変わらない。
「そうだな。いい子にしてたご褒美」
チークを薄めにぬった頬にキスをすると翔子は目を閉じて力を抜いた。
何度もフレンチキスをしながらベッドまで移動して翔子を押し倒す。喪服姿が非日常を演出して水森は喉を鳴らして黒いストッキングを必要な部分だけ破いた。
「…えっ?」
さすがに翔子も予想外の行動に驚いたが、白い下着から飛び出している男性器を握られると力なくベッドに沈む。
「かわいいなあ翔子は」
「あん…っ、恥ずかしい…」
外から入るわずかな月明かりがふたりを照らす。
慌ただしく部屋に入って照明もつけず翔子の体を貪る。自分でも予想外に翔子に溺れていることを否定できなかった。
「も…我慢できな…、センパイ……」
「どうして欲しいの?翔子」
「……入れて」
消え入るようなか細い声で翔子は呟いた。
「かわいいな翔子は」
ストッキングを履いたままの太ももを持ち上げて足を大きく開かせると、翔子の顔が羞恥で赤く染まる。
「今さら恥ずかしい事ないだろ」
「だって…ああん…!」
破いた箇所の下着をずらして水森は自分の杭を打ち込んだ。
存在しないはずの女性器を妄想で作り出して、そこを突かれている錯覚に翔子は悦びの声を上げる。
水森の肩の上で足がゆらゆら揺れて、長い髪を乱しながら淫らに水森を求める姿は女にしか見えない。
「あ…センパイ…のが、入って…ああ…ん……」
「入って、なに?」
「…気持ちいい…」
「愛してるよ翔子」
俺を監視している奴、今の俺達を見ろ。
盗聴でもいい。盗撮上等だ。
「や!…ああん…!センパ…イ…っ!!」
俺達の哀れな性被害者が俺を求めて狂っている。
「センパ…だめ…イッちゃう…、イッちゃ…」
がくがくと体を痙攣させて翔子が絶頂に達しそうな時、水森は動きを止めた。
「やだあ…」
「俺のこと好き?」
綺麗な顔を歪めて水森は意地悪な質問をする。
「…好き…」
「どんな所が?」
翔子の瞳から涙が溢れ出す。
「…全部…好き……」
馬鹿な人形!
「…あんっ!!」
蔑すんだ思いの水森に突き上げられて翔子は今度こそ白い液体で喪服のスカートを汚した。
「ぁ…ぁ……」
呼吸が整わない翔子が荒い息をしている。
「かわいいよ翔子」
馬鹿な人形だよ翔。お前が翔子だと思い込み続けるように飼っているだけだ。
愛してる翔子。
いつも簡単に口にする言葉が、その時は喉につまって出てこなかった。
女と腕を組んで歩きながら水森はため息をつく。
「私なんか間違えた?」
水森の腕に絡みついている女性が上目使いで不安そうに聞いてくる。
「よくやった翔子、ありがとう。喪服も似合ってるね」
明るめに染めたブラウンの髪を撫でられて「翔子」はふわりと笑った。
小泉翔。
それが「彼女」の本名。
高校1年の時、オモチャにしていた同級生だった。
溜まり場だった旧生徒会室に連れ込んで輪姦を繰り返していた。気の強い眼で睨んでなかなか堕ちない男を弄ぶのが楽しくて毎日のように犯す。
「かわいいねえ翔子チャン」
「ほら、可愛い声出してよ」
翔は痛い、やめろ、お前ら殺してやるとずっと叫んでいた。
ずっと翔子チャンと呼んで女のような扱いをしていた。プライドの高い男がこんな屈辱を長期間受けるのは耐えられなかったのだろう。
ある日、いつものように最後に長谷川が犯してずるりと中から引き抜いた。
「いい子だねえ翔子チャン」
それは何気ないひとことだった。
デスクに仰向けに寝転んで脱力している顔がいつもと違う。最初に気がついたのは水森だった。
「…翔子…、うれしい。女の子になった……」
うっとりした顔で翔が呟く。
「はいはい、可愛いね翔子チャン」
めんどくさそうに長谷川が答えるが、翔の様子がおかしいと全員が気がつくのに時間はかからなかった。
「うふふ…翔子…おんなのこ……ふふ…うれしい…」
「なんだこいつ」
誰だったか顔面蒼白で後ずさる。
「やりすぎて頭おかしくなったのか」
気味が悪くなった全員が、翔を教室から放り出して逃げ出した。
『女の子の翔子』という別人格を作って小泉はかろうじて自分を守ったのだと水森は推測した。
病院でも『自分は女の子』と主張して男であることを否定し続け、退院後なぜか水森の前に姿を現した。
だから佐伯が戻ってきた時あまり驚かなかったが、状況は全くちがう。
「センパイ!お久しぶりです」
腰のあたりまで髪が伸びてかわいらしいフリルのついたワンピースに、慣れないヒールを履いてふらつきながら家の前に立っていた。
「可愛いね、翔子ちゃん」
自分に可愛いと言ってもらいたくて精一杯おしゃれしたと理解して、かけて欲しい言葉を言ってやると翔子はうれしそうに笑ってその場でピョンピョン飛び跳ねた。
「危ない!」
無理して履いていたヒールでこけて水森が抱きとめる。
卒業間際のことだった。
「センパイ」
あの時と同じ瞳で翔子は水森を見ている。
就職後実家を出て当時つきあっていた女性と結婚したが、翔子には部屋を借りて生活の面倒を見ていた。
自分たちの悪行がバレないように。
「翔子にはセンパイしかいないの…」
口調も幼くなり水森に甘える姿に欲情して服を脱がすと、身体は男のままだった。
頭の中だけに存在する『翔子』。
自分の身辺に違和感を感じ始めた時、翔子を駒に使おうと思いついた。
高校時代つるんでいた連中が次々に消えていく。最初は偶然だと思ったが、偶然起きた事をこじ開けて炎上させている人間がいる。
それは佐伯が戻ってきたタイミングと一致していた。
人目のつく所にわざと翔子と出かけて相手の出方を待つ。
部屋に戻ると翔子が腕をまわして抱きついてきた。
「センパイ、疲れた」
前よりは砕けた感じになったが自分を求めてくる関係は変わらない。
「そうだな。いい子にしてたご褒美」
チークを薄めにぬった頬にキスをすると翔子は目を閉じて力を抜いた。
何度もフレンチキスをしながらベッドまで移動して翔子を押し倒す。喪服姿が非日常を演出して水森は喉を鳴らして黒いストッキングを必要な部分だけ破いた。
「…えっ?」
さすがに翔子も予想外の行動に驚いたが、白い下着から飛び出している男性器を握られると力なくベッドに沈む。
「かわいいなあ翔子は」
「あん…っ、恥ずかしい…」
外から入るわずかな月明かりがふたりを照らす。
慌ただしく部屋に入って照明もつけず翔子の体を貪る。自分でも予想外に翔子に溺れていることを否定できなかった。
「も…我慢できな…、センパイ……」
「どうして欲しいの?翔子」
「……入れて」
消え入るようなか細い声で翔子は呟いた。
「かわいいな翔子は」
ストッキングを履いたままの太ももを持ち上げて足を大きく開かせると、翔子の顔が羞恥で赤く染まる。
「今さら恥ずかしい事ないだろ」
「だって…ああん…!」
破いた箇所の下着をずらして水森は自分の杭を打ち込んだ。
存在しないはずの女性器を妄想で作り出して、そこを突かれている錯覚に翔子は悦びの声を上げる。
水森の肩の上で足がゆらゆら揺れて、長い髪を乱しながら淫らに水森を求める姿は女にしか見えない。
「あ…センパイ…のが、入って…ああ…ん……」
「入って、なに?」
「…気持ちいい…」
「愛してるよ翔子」
俺を監視している奴、今の俺達を見ろ。
盗聴でもいい。盗撮上等だ。
「や!…ああん…!センパ…イ…っ!!」
俺達の哀れな性被害者が俺を求めて狂っている。
「センパ…だめ…イッちゃう…、イッちゃ…」
がくがくと体を痙攣させて翔子が絶頂に達しそうな時、水森は動きを止めた。
「やだあ…」
「俺のこと好き?」
綺麗な顔を歪めて水森は意地悪な質問をする。
「…好き…」
「どんな所が?」
翔子の瞳から涙が溢れ出す。
「…全部…好き……」
馬鹿な人形!
「…あんっ!!」
蔑すんだ思いの水森に突き上げられて翔子は今度こそ白い液体で喪服のスカートを汚した。
「ぁ…ぁ……」
呼吸が整わない翔子が荒い息をしている。
「かわいいよ翔子」
馬鹿な人形だよ翔。お前が翔子だと思い込み続けるように飼っているだけだ。
愛してる翔子。
いつも簡単に口にする言葉が、その時は喉につまって出てこなかった。
0
お気に入りに追加
141
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる