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最終章 魔王をその身に宿す少年
127.エルフの術士と人狼の王
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壁を背にし、血塗れで立つロゼルタを三方向からハモンと酷似した人形が襲う。
直後、ほぼ勝利を手中にしていた筈のハモンの目に信じられない光景が映った。
一瞬でその3体が粉微塵になったのだ。
「な、なに!?」
唖然とするハモンに向かって土煙の中から飛び出して来たのは短剣を構えた人化状態のロゼルタだった。
思いがけない出来事に一瞬ハモンの判断が遅れる。
だが瞬時に体勢を立て直し、彼女の動きを越える速度で円月輪を放つ。
今度こそ仕留めた筈だった。
しかしロゼルタの姿がハモンの視界からフッと消える。
「自動人形の術式を逆手に取ったか……」
それがハモンの最後の言葉だった。
直後、ゴロリと彼の首は床に転がり、最後にその目に映ったのは首の無い彼の背後に立つ、再び魔人化したロゼルタの姿だった。
数秒後、彼の意識は途絶えた。
「プッ……ハァハァ……ペッ」
ロゼルタは再び赤い唾を吐くと今度は何度も蹴られた腹が気持ち悪くなりだし、その場で四つん這いになり、吐瀉した。
「ハァ、ハァ……吐くなんざいつ振りだ? クソったれ……」
自動人形は汎用的な動きをさせる場合と、対象を指定してそれに特化した精度の高い動きが出来るようにする場合とがある。
セントリアで彼女が戦ったのは前者だった。
『貴様の力は既に自動人形の中に術式として組み込まれている』
つまり今回は後者だ。
それを聞いたロゼルタは賭けに出た。
ひょっとして相手が魔人ロゼルタでなければその精度は落ちるのではないか、と。
魔神化でステータスを向上する事が出来ないのなら、逆に低下させてはどうか。
(人化したあたしの力も術式に組み込まれていたらヤバかったな)
だが彼女は賭けに勝った。
人化したとはいえ、強力な戦士である彼女はほんの一瞬、動きの鈍った3体の人形を瞬時に屠るとハモンの目の前で今度は逆に魔人化し、爆発的に身体能力を向上させた。
セントリアでもそうしたように、ハモンの背後に回った彼女はその首を捻じ切ってみせた。
とはいえ、ヴァンパイア特効の魔香ルーデュの効力が消えた訳ではない。
彼女は傷付いた体を少し休める為、その場にへたり込んでしまった。
◆◇ 覇王城 地下空間 ◆◇
そこはかつてこの城に君臨していた魔王、ネルソ=ヌ=ヴァロステが新魔法開発や練習など、人目に付きたくない用途で使っていた城の地下にある広場だった。
その空間はネルソによって特別な術式が施されており、相当な破壊行為をしてもびくともしない頑丈な造りとなっている。
そこに転移させられたのはサラ。
待ち受けていたのはリド配下随一の魔術士シオンとウェアウルフの王ネイトナ。
サラは彼女に一撃を加え、姿を消したままのネイトナの気配を探りながら少しでも情報を引き出そうとした。
「シオン様とネイトナ。あなた方がいるということはそれほど遠くに転移した訳じゃなさそうですね。ここはどこです?」
「知る必要はない」
それはシオンではなく、ネイトナの声だった。
広い空間の中でこだまするそれは、どこで発したのか全くわからない。
(まずはシオン様の魔法で透過しているネイトナを炙り出しますか)
その短い返答から情報を得るのは困難と考えたサラは鼻からひとつ息を吐く。
「容赦は、しません」
「望むところ」と今度はシオン。
「来たれ火蜥蜴。風の精霊を纏いし人狼を炙り出せ!」
サラの手のひらに緑の霊気が現れる。
彼女の召喚に応え、翼を持つ多くの火蜥蜴が一斉に現れた。
それらは口から炎を撒き散らせながらこの広場内を縦横無尽に飛行する。
が、やがてある一点に集中した。
それらは一瞬で霧散する。
同時に姿を見せたのはその中心にいたネイトナだ。
伸びた爪には切り裂いたサラマンデルの炎が纏わりつく。
かつては英雄パーティのひとりであるサラとリドの配下の彼という関係性だった。
「サラ様……いや、サラ。余興は終わりだ。私から行くぞ」
既に人狼状態で戦闘モードのネイトナが吠えた。
そもそも武闘派で接近戦を得意とするネイトナと魔法と弓という遠隔で戦うサラでは戦う場所によって互いに相性が悪い。
だが、
(この空間では自由に距離を取れる私が有利)
サラはそう判断した。
「来たれ風の精霊……」
その身に風の精霊を纏う。
彼女の動作は目に見えて速くなり、距離を取るため視線はネイトナへと向けながら後退する。
そうしておいて範囲魔法で一掃するつもりだった。
精霊魔法に長けたシオンは防ぐだろうが、ネイトナを倒してしまえば脅威は半減する。
そう考え、サラは高速で退がりながら詠唱を始めた。
「水の女王ヴァネッサ。絶望と恐怖……うっ」
不意に背中が何かに当たり、それ以上進めなくなった。
振り返ると背の高い土の壁があった。
(さっきまでこんなものは……)
だが広大な何も無い空間。
それを避け、別のルートを進むのは容易い。
ところが彼女の行く先々で壁がせり上がる。
「シオン様か」
遠くでシオンの青い霊気が輝いている。
「まずい。これ以上……」
その壁は、出現する速さを加速度的に増して行き、ついには彼女はそれ以上先に進めなくなった。
更に左右にも壁がせり上がり始める。
三方を囲まれてしまえば彼女はネイトナに対して圧倒的に不利となる。
急いでそこから脱け出す彼女の目に、先程まで見渡す限り無限かと思える程広いその空間が、シオンの作り出す壁によって矩形に囲われどんどんと狭いものになっていく様が映る。
そこにネイトナが恐ろしい速度で突進してくるのが見えた。
「クッ!」
更に彼女を焦らせたのは、背後に出来た壁がジリジリと動いている事だった。
(狭まっている……!)
それはネイトナと接近戦を強いられるという事であり、そうなってしまえば彼女の勝ち目は乏しくなる。
「捉えたぞ」
もはや眼前に迫るネイトナをとにかく避けようと反射的に右へと動く。
ネイトナに目を向けていた彼女の体が壁に当たる。
当然横へ逃げるだろうと読んでいたシオンの仕業だ。
「ウッ」
「ここまでだ」
まるで短剣の様に長く鋭い爪が生えたその太い腕を振るう。
なんとか体を捩るサラだったが、体の半分を切り裂かれ、血が噴水の様に飛び散った。
「うあああっ! 風の精霊!」
痛みと恐怖で顔を歪めたサラは即座に風の精霊を召喚し、先程のネイトナの様にその姿を消す。
消しておいて瞬時に自身に治癒魔法をかけた。
サラを見失ったネイトナから距離を取る。
しかしいつの間にか彼女の周囲には大量の火蜥蜴が集まっていた。
「シ、シオン様!」
彼女の顔に絶望の色が宿る。
またもやサラの行動を読んでいたシオンの魔法だった。
サラの透過は解かれ、再び血塗れの姿を見せた。
傷は治癒しているものの、大量の出血に伴った体力の低下が彼女を襲う。
そこにネイトナが飛び掛かった。
なんとか顔を背けて逃れようとしたサラだが鋭利な爪はその左肩を易々と貫き、ネイトナの右腕はサラの背中へと突き抜けた。
「ああああああっ!」
絶叫がその空間に轟く。
「この腕は抜かん」
抜いてしまえばまた治癒される。
そうさせないように腕を抜かず、更に左手で彼女の右腕を切り落とした。
「……!」
サラの目が見開き、声にならない叫びが出、雷に撃たれたかの様な激痛が彼女を襲う。
「終わりだ、サラ。詠唱出来ぬ様、喉を裂かせてもらう」
ネイトナの左腕が振り上げられた。
サラの口がパクパクと動き、喉から漏れる様に掠れた声が出た。
「交感せよ……キジェシス……ヴァジリスタ」
光と炎の精霊王が彼女の体に降りた。
同時に彼女の体に炎が宿る。
その炎は当然サラと密着するネイトナを焼いた。
「うおおおおお!」
それでもネイトナは腕を抜かず叫ぶことでその炎に耐え、サラの喉を切り裂いた。
直後、ほぼ勝利を手中にしていた筈のハモンの目に信じられない光景が映った。
一瞬でその3体が粉微塵になったのだ。
「な、なに!?」
唖然とするハモンに向かって土煙の中から飛び出して来たのは短剣を構えた人化状態のロゼルタだった。
思いがけない出来事に一瞬ハモンの判断が遅れる。
だが瞬時に体勢を立て直し、彼女の動きを越える速度で円月輪を放つ。
今度こそ仕留めた筈だった。
しかしロゼルタの姿がハモンの視界からフッと消える。
「自動人形の術式を逆手に取ったか……」
それがハモンの最後の言葉だった。
直後、ゴロリと彼の首は床に転がり、最後にその目に映ったのは首の無い彼の背後に立つ、再び魔人化したロゼルタの姿だった。
数秒後、彼の意識は途絶えた。
「プッ……ハァハァ……ペッ」
ロゼルタは再び赤い唾を吐くと今度は何度も蹴られた腹が気持ち悪くなりだし、その場で四つん這いになり、吐瀉した。
「ハァ、ハァ……吐くなんざいつ振りだ? クソったれ……」
自動人形は汎用的な動きをさせる場合と、対象を指定してそれに特化した精度の高い動きが出来るようにする場合とがある。
セントリアで彼女が戦ったのは前者だった。
『貴様の力は既に自動人形の中に術式として組み込まれている』
つまり今回は後者だ。
それを聞いたロゼルタは賭けに出た。
ひょっとして相手が魔人ロゼルタでなければその精度は落ちるのではないか、と。
魔神化でステータスを向上する事が出来ないのなら、逆に低下させてはどうか。
(人化したあたしの力も術式に組み込まれていたらヤバかったな)
だが彼女は賭けに勝った。
人化したとはいえ、強力な戦士である彼女はほんの一瞬、動きの鈍った3体の人形を瞬時に屠るとハモンの目の前で今度は逆に魔人化し、爆発的に身体能力を向上させた。
セントリアでもそうしたように、ハモンの背後に回った彼女はその首を捻じ切ってみせた。
とはいえ、ヴァンパイア特効の魔香ルーデュの効力が消えた訳ではない。
彼女は傷付いた体を少し休める為、その場にへたり込んでしまった。
◆◇ 覇王城 地下空間 ◆◇
そこはかつてこの城に君臨していた魔王、ネルソ=ヌ=ヴァロステが新魔法開発や練習など、人目に付きたくない用途で使っていた城の地下にある広場だった。
その空間はネルソによって特別な術式が施されており、相当な破壊行為をしてもびくともしない頑丈な造りとなっている。
そこに転移させられたのはサラ。
待ち受けていたのはリド配下随一の魔術士シオンとウェアウルフの王ネイトナ。
サラは彼女に一撃を加え、姿を消したままのネイトナの気配を探りながら少しでも情報を引き出そうとした。
「シオン様とネイトナ。あなた方がいるということはそれほど遠くに転移した訳じゃなさそうですね。ここはどこです?」
「知る必要はない」
それはシオンではなく、ネイトナの声だった。
広い空間の中でこだまするそれは、どこで発したのか全くわからない。
(まずはシオン様の魔法で透過しているネイトナを炙り出しますか)
その短い返答から情報を得るのは困難と考えたサラは鼻からひとつ息を吐く。
「容赦は、しません」
「望むところ」と今度はシオン。
「来たれ火蜥蜴。風の精霊を纏いし人狼を炙り出せ!」
サラの手のひらに緑の霊気が現れる。
彼女の召喚に応え、翼を持つ多くの火蜥蜴が一斉に現れた。
それらは口から炎を撒き散らせながらこの広場内を縦横無尽に飛行する。
が、やがてある一点に集中した。
それらは一瞬で霧散する。
同時に姿を見せたのはその中心にいたネイトナだ。
伸びた爪には切り裂いたサラマンデルの炎が纏わりつく。
かつては英雄パーティのひとりであるサラとリドの配下の彼という関係性だった。
「サラ様……いや、サラ。余興は終わりだ。私から行くぞ」
既に人狼状態で戦闘モードのネイトナが吠えた。
そもそも武闘派で接近戦を得意とするネイトナと魔法と弓という遠隔で戦うサラでは戦う場所によって互いに相性が悪い。
だが、
(この空間では自由に距離を取れる私が有利)
サラはそう判断した。
「来たれ風の精霊……」
その身に風の精霊を纏う。
彼女の動作は目に見えて速くなり、距離を取るため視線はネイトナへと向けながら後退する。
そうしておいて範囲魔法で一掃するつもりだった。
精霊魔法に長けたシオンは防ぐだろうが、ネイトナを倒してしまえば脅威は半減する。
そう考え、サラは高速で退がりながら詠唱を始めた。
「水の女王ヴァネッサ。絶望と恐怖……うっ」
不意に背中が何かに当たり、それ以上進めなくなった。
振り返ると背の高い土の壁があった。
(さっきまでこんなものは……)
だが広大な何も無い空間。
それを避け、別のルートを進むのは容易い。
ところが彼女の行く先々で壁がせり上がる。
「シオン様か」
遠くでシオンの青い霊気が輝いている。
「まずい。これ以上……」
その壁は、出現する速さを加速度的に増して行き、ついには彼女はそれ以上先に進めなくなった。
更に左右にも壁がせり上がり始める。
三方を囲まれてしまえば彼女はネイトナに対して圧倒的に不利となる。
急いでそこから脱け出す彼女の目に、先程まで見渡す限り無限かと思える程広いその空間が、シオンの作り出す壁によって矩形に囲われどんどんと狭いものになっていく様が映る。
そこにネイトナが恐ろしい速度で突進してくるのが見えた。
「クッ!」
更に彼女を焦らせたのは、背後に出来た壁がジリジリと動いている事だった。
(狭まっている……!)
それはネイトナと接近戦を強いられるという事であり、そうなってしまえば彼女の勝ち目は乏しくなる。
「捉えたぞ」
もはや眼前に迫るネイトナをとにかく避けようと反射的に右へと動く。
ネイトナに目を向けていた彼女の体が壁に当たる。
当然横へ逃げるだろうと読んでいたシオンの仕業だ。
「ウッ」
「ここまでだ」
まるで短剣の様に長く鋭い爪が生えたその太い腕を振るう。
なんとか体を捩るサラだったが、体の半分を切り裂かれ、血が噴水の様に飛び散った。
「うあああっ! 風の精霊!」
痛みと恐怖で顔を歪めたサラは即座に風の精霊を召喚し、先程のネイトナの様にその姿を消す。
消しておいて瞬時に自身に治癒魔法をかけた。
サラを見失ったネイトナから距離を取る。
しかしいつの間にか彼女の周囲には大量の火蜥蜴が集まっていた。
「シ、シオン様!」
彼女の顔に絶望の色が宿る。
またもやサラの行動を読んでいたシオンの魔法だった。
サラの透過は解かれ、再び血塗れの姿を見せた。
傷は治癒しているものの、大量の出血に伴った体力の低下が彼女を襲う。
そこにネイトナが飛び掛かった。
なんとか顔を背けて逃れようとしたサラだが鋭利な爪はその左肩を易々と貫き、ネイトナの右腕はサラの背中へと突き抜けた。
「ああああああっ!」
絶叫がその空間に轟く。
「この腕は抜かん」
抜いてしまえばまた治癒される。
そうさせないように腕を抜かず、更に左手で彼女の右腕を切り落とした。
「……!」
サラの目が見開き、声にならない叫びが出、雷に撃たれたかの様な激痛が彼女を襲う。
「終わりだ、サラ。詠唱出来ぬ様、喉を裂かせてもらう」
ネイトナの左腕が振り上げられた。
サラの口がパクパクと動き、喉から漏れる様に掠れた声が出た。
「交感せよ……キジェシス……ヴァジリスタ」
光と炎の精霊王が彼女の体に降りた。
同時に彼女の体に炎が宿る。
その炎は当然サラと密着するネイトナを焼いた。
「うおおおおお!」
それでもネイトナは腕を抜かず叫ぶことでその炎に耐え、サラの喉を切り裂いた。
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