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私の雛のお望みのままに※
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アルケーさんは膝裏に手を入れて私を抱きかかえるとリビングを軽やかに抜け、蹴り飛ばすみたいに寝室のドアを開けると私をベッドにそっと寝かせた。あれだけ乱暴にドアを開けていたのに、私をベッドに寝かせる時は薄いガラスを置く様にゆっくり丁寧だった。アルケーさんは自分の銀色の髪をくくり直すと、私にのしかかって来た。ぎしりとベッドが軋む。
「あぁ、シャワーは必要無いですね?」
ぐ・・シャワーすらも駄目なのか。じとりとした目でアルケーさんを見詰める。そんな私の頬をアルケーさんは指先でくすぐる。猫のご機嫌を取る時みたいだ。
「ん、オトの希望は叶えて差し上げたいのですが・・これからすぐに私の精で汚れてしまいますからね。その後で良いでしょう?」
「ッ!!」
カッと頬に熱が集まり、アルケーさんから視線を逸らす。お願いだから涼しい顔で、そんな事を言わないで欲しい。私が狼狽えている間に、するするとアルケーさんは私の服を脱がして行く。ひどく濡れた秘所が外気に晒されて、ひやりとして、自分が素っ裸になっている事に気付く。
いつの間にッ!慌ててアルケーさんと視線を合わせる。すると、アルケーさんは「どうかしました?」とでも言いたげに、こてんと首を傾げた。そんな可愛らしい仕草をしているくせに、彼と密着している部分に目を遣ると、アルケーさんは自分の屹立を握り、ぐちぐちと花芽と蜜口にこすりつけ始めている。既にぬかるんでいた所をそんな風にされたら、自分の中のタガが外れてしまう。場所が玄関じゃない、という妙な安心感も有ってか、声が我慢出来ない。
「あ゛っ♡ あぁっ、や、やだッ!それ、ダメッ!あう、ンッ♡」
「あぁ・・オト・・」
うっとりとした表情でアルケーさんが、呼吸の荒い私をじっと見入る。
「・・駄目ですよ。そんなに自分から腰を動かしたら。間違って挿ってしまうかもしれないでしょう?」
「でしょう?」の部分に合わせて、ずんっと屹立を胎内に突き入れられる。いつもはもっと中を解してから分け入って来るのに!与えられた圧迫感にぐっと背中がしなる。身体の奥の隘路をめりめりと広げられる感覚に息が詰まる。
「ーーーーッ!!」
「あぁ、すみません。ふふ、挿ってしまいましたね。でも一応、注意はしたでしょう?はぁ・・オト、あぁ、そんなに嬉しそうに締め付けないで、下さいッ!」
語尾に合わせて、アルケーさんは再び腰を突き上げた。お互いの肌がぶつかる音と同時に、ゴツッと聞こえちゃいけない音が胎内からしたような気がした。
「ッぃ!あ゛ぅッ!あ゛ーーッ♡♡」
過ぎた快感は痛みに似ている。背中が弓なりになり、助けを求めるようにアルケーさんの腕を掴む。爪を立てているから、掴まれているアルケーさんは相当痛い筈だが、アルケーさんは突き上げを止めない。
子宮の形が変わるんじゃないかと錯覚する位、アルケーさんの屹立が奥をガツンガツンと押し上げる。子宮の入り口に、屹立の先が嵌ってしまうんじゃないかと恐ろしくなる。
「やぁッ!あ゛ぁぁーー♡つ、つよ、つよいよぉ♡あ、アルケー、さぁん♡んッ!ぁああ゛♡」
屹立が胎内の行き止まりにぶつかる度、息を呑むような刺激が、突かれた部分から頭の先に向かって抜けて行く。喉を反らして喘ぐ。止めて欲しいのか、もっと激しくして欲しいのか、自分でも良く分からない。
「・・オト・・」
甘く私の名前を呼びアルケーさんが動きを緩め、やがて律動を止める。どうしたんだろう、と思っているとアルケーさんは私の腰の辺りに手を入れて挿入の角度を変え、私の方へゆっくりと倒れて来た。お互いの身体がぴったり密着する。アルケーさんの香りが一層強くなる。呼吸をする度、彼の香りも体内に取り込まれて行くような気がする。
「・・アル、ケーさぁん・・」
アルケーさんの首に腕を回す。肩で息をしているアルケーさんに「・・ん」とキスを強請る。アルケーさんは少し笑うと「オト、舌を出して」と囁く。言われた通り少しだけ舌を出す。アルケーさんは自分の舌で私の舌を掬い上げる。
『・・ちゅ、ぢゅる・・ちゅぶ』
お互いの舌を絡め合い、深く深く咥内を貪る。
キスに夢中になっていると、・・トチュ、トン、トン・・舌を繋げたまま、アルケーさんがゆっくりと腰を動かし始めた。さっきまでの絶頂へと追い立てる動きじゃなくて、私の弱い部分を甘やかすような緩い律動に、胎内に燻っていた熱がゆるゆると昂まって行く。
「ん、あぁ♡う・・ん゛ん♡きもち、いい♡アルケー、さん・・なか、あぁん♡それ、きもちいいよぉ♡」
溶けかけた意識の中、キスの合間にアルケーさんと目を合わせる。昼過ぎにしているから、いつもみたいに寝室は暗くない。柔らかい日差しが差し込む寝室の中だと、アルケーさんの表情がはっきり分かる。いつも外で見せる事務的な笑顔じゃなくて、私だけに見せる少し魅惑的な笑顔だ。
「私も、ですよ、オト。それに・・嬉しい」
何がそんなに嬉しいんだろう。不思議に思っていると、アルケーさんが私の太ももをゆるりと撫でた。その感触で気付いたが、どうやら私は無意識の内にアルケーさんの腰に足を回して「もっと♡もっと♡」と強請っていたらしい。「あ、これは・・」と私が呟くとアルケーさんはくすりと笑う。
「ふふ、やっぱり無意識だったんですね。・・気持ち良くなると、オトは本当に・・心配になる位、素直になりますね」
アルケーさんは心配そうに言いながら、トントンと刺激を与え続ける。アルケーさんの腰に足を回したまま、律動に合わせて「んん♡あぁ♡」と声を上げる。
「あッん♡・・アルケーさん、が、そう・・あ゛ん♡・・したん、です、よ。あ゛ぁッ♡」
下半身に気まぐれに触れるシーツが冷たい。それだけ蜜が溢れているんだ。このまま中が蕩けて、アルケーさんの屹立を呑み込んでしまうんじゃないか、と一瞬、思う。
「ん、そうなんですか?それは嬉しいですね。ふふ、本当に私の雛は、番を喜ばせるのが上手い」
アルケーさんはそう言うと腰を突き出して、ぐりっと屹立を私の胎内に刺した。目の前が明滅する。
実際には刺さっていないが、最奥を起点にして快感が電流みたいに、全身をびりびりと一気に抜ける。甘やかされていたところを、いきなり強く攻められて昂まっていた熱が一気に膨らむ。弾けてしまいそうな意識の中、何かを本能的に求めている事は分かった。ぎゅうっと足に力を入れる。
「ッあ゛ーーーー♡ダメダメ、イッイッちゃうぅぅーー♡あぁん♡んんーー♡い、イクイクッ♡」
「ぅう・・駄目ですよ、オト。ぅん・・そんなに、締めつけては」
「イッ!イクッ!もっと、もっと♡あ゛ーーーー♡♡」
陸に打ち上げられた魚のように身体がビクンッと跳ね、やや間を置いて、くたりと全身から力が抜ける。少し日が傾いて来た部屋の中、お互いの荒い呼吸だけが響く。
私は自分のお臍辺りをゆっくりと一撫でする。あぁ・・中の襞がひくひくと蠢いている。アルケーさんの精を強請っているんだ。胎内の屹立は硬いままだ。私は糸が切れた操り人形のように、だらんとした状態のまま、覆い被さっている彼に囁く。
「・・アルケー、さん・・。・・あの、沢山、出して、下さい・・」
ぎゅうぎゅうと襞が屹立を締め付けている所為か、私の言葉に、屹立の質量がむくりと増したのが分かった。胎内から伝わる刺激に、ぶるりと腰が震える。アルケーさんは私の汗ばんだ額に掛かる髪を指で払うと、ちゅとそこにキスを落とした。
「・・私の雛のお望みのままに。・・そのおねだりは、他のトマリギにしてはいけませんよ」
私はアルケーさんと目を合わせ、こくり頷く。私の無言の返事を合図に、アルケーさんが腰を動かし始めた。私をイかせる為じゃなく、自分の精を私の中に吐き出す為の動き。
「あ゛ッ!ぁん♡アルケーさんッ!イッた、ばっかりだから、ん゛♡だ、ダメッ!ダメ、またイッちゃうッ!」
「ふぅ・・付き合ってくれる約束でしょう?オト。さぁ、ふふ、もうちょっとですよッ!」
屹立がぐっと大きくなり、ガツンガツンと激しく揺さぶられる。肌がぶつかり合う音より、ぐちぐちゅぐちゅという水音の方が耳につく。自分がどれだけアルケーさんとの行為を悦んでいるのか、その証明の様だ。
「んーーーーッ!あ、ぁ・・あん♡あっ!ぁん゛!ん゛うぅッ♡♡」
「あぁッ♡本当に・・オトの中は・・あぁーー・・オト、出しますよ♡」
アルケーさんが私の顔の横に手を置いて、ラストスパートをかける。私も腰に回した足に力を込めてアルケーさんの腰を、より密着するように引き寄せる。
「ん゛んーーーーッ♡」
私の足がピンッと突っ張るのと同時に胎内がぶわっと温かくなる。アルケーさんは精を吐き出した後も、自分の証を擦る付けるように最奥で屹立をぐにぐにと動かす。そんなアルケーさんの汗ばんだ背中に腕を回して肩口にキスをする。
『あぁ、アルケーさんも、気持ち良くなってくれたんだ・・』
悲しくなんかないのに、目じりからぽろりと涙が落ちた。
「あぁ、シャワーは必要無いですね?」
ぐ・・シャワーすらも駄目なのか。じとりとした目でアルケーさんを見詰める。そんな私の頬をアルケーさんは指先でくすぐる。猫のご機嫌を取る時みたいだ。
「ん、オトの希望は叶えて差し上げたいのですが・・これからすぐに私の精で汚れてしまいますからね。その後で良いでしょう?」
「ッ!!」
カッと頬に熱が集まり、アルケーさんから視線を逸らす。お願いだから涼しい顔で、そんな事を言わないで欲しい。私が狼狽えている間に、するするとアルケーさんは私の服を脱がして行く。ひどく濡れた秘所が外気に晒されて、ひやりとして、自分が素っ裸になっている事に気付く。
いつの間にッ!慌ててアルケーさんと視線を合わせる。すると、アルケーさんは「どうかしました?」とでも言いたげに、こてんと首を傾げた。そんな可愛らしい仕草をしているくせに、彼と密着している部分に目を遣ると、アルケーさんは自分の屹立を握り、ぐちぐちと花芽と蜜口にこすりつけ始めている。既にぬかるんでいた所をそんな風にされたら、自分の中のタガが外れてしまう。場所が玄関じゃない、という妙な安心感も有ってか、声が我慢出来ない。
「あ゛っ♡ あぁっ、や、やだッ!それ、ダメッ!あう、ンッ♡」
「あぁ・・オト・・」
うっとりとした表情でアルケーさんが、呼吸の荒い私をじっと見入る。
「・・駄目ですよ。そんなに自分から腰を動かしたら。間違って挿ってしまうかもしれないでしょう?」
「でしょう?」の部分に合わせて、ずんっと屹立を胎内に突き入れられる。いつもはもっと中を解してから分け入って来るのに!与えられた圧迫感にぐっと背中がしなる。身体の奥の隘路をめりめりと広げられる感覚に息が詰まる。
「ーーーーッ!!」
「あぁ、すみません。ふふ、挿ってしまいましたね。でも一応、注意はしたでしょう?はぁ・・オト、あぁ、そんなに嬉しそうに締め付けないで、下さいッ!」
語尾に合わせて、アルケーさんは再び腰を突き上げた。お互いの肌がぶつかる音と同時に、ゴツッと聞こえちゃいけない音が胎内からしたような気がした。
「ッぃ!あ゛ぅッ!あ゛ーーッ♡♡」
過ぎた快感は痛みに似ている。背中が弓なりになり、助けを求めるようにアルケーさんの腕を掴む。爪を立てているから、掴まれているアルケーさんは相当痛い筈だが、アルケーさんは突き上げを止めない。
子宮の形が変わるんじゃないかと錯覚する位、アルケーさんの屹立が奥をガツンガツンと押し上げる。子宮の入り口に、屹立の先が嵌ってしまうんじゃないかと恐ろしくなる。
「やぁッ!あ゛ぁぁーー♡つ、つよ、つよいよぉ♡あ、アルケー、さぁん♡んッ!ぁああ゛♡」
屹立が胎内の行き止まりにぶつかる度、息を呑むような刺激が、突かれた部分から頭の先に向かって抜けて行く。喉を反らして喘ぐ。止めて欲しいのか、もっと激しくして欲しいのか、自分でも良く分からない。
「・・オト・・」
甘く私の名前を呼びアルケーさんが動きを緩め、やがて律動を止める。どうしたんだろう、と思っているとアルケーさんは私の腰の辺りに手を入れて挿入の角度を変え、私の方へゆっくりと倒れて来た。お互いの身体がぴったり密着する。アルケーさんの香りが一層強くなる。呼吸をする度、彼の香りも体内に取り込まれて行くような気がする。
「・・アル、ケーさぁん・・」
アルケーさんの首に腕を回す。肩で息をしているアルケーさんに「・・ん」とキスを強請る。アルケーさんは少し笑うと「オト、舌を出して」と囁く。言われた通り少しだけ舌を出す。アルケーさんは自分の舌で私の舌を掬い上げる。
『・・ちゅ、ぢゅる・・ちゅぶ』
お互いの舌を絡め合い、深く深く咥内を貪る。
キスに夢中になっていると、・・トチュ、トン、トン・・舌を繋げたまま、アルケーさんがゆっくりと腰を動かし始めた。さっきまでの絶頂へと追い立てる動きじゃなくて、私の弱い部分を甘やかすような緩い律動に、胎内に燻っていた熱がゆるゆると昂まって行く。
「ん、あぁ♡う・・ん゛ん♡きもち、いい♡アルケー、さん・・なか、あぁん♡それ、きもちいいよぉ♡」
溶けかけた意識の中、キスの合間にアルケーさんと目を合わせる。昼過ぎにしているから、いつもみたいに寝室は暗くない。柔らかい日差しが差し込む寝室の中だと、アルケーさんの表情がはっきり分かる。いつも外で見せる事務的な笑顔じゃなくて、私だけに見せる少し魅惑的な笑顔だ。
「私も、ですよ、オト。それに・・嬉しい」
何がそんなに嬉しいんだろう。不思議に思っていると、アルケーさんが私の太ももをゆるりと撫でた。その感触で気付いたが、どうやら私は無意識の内にアルケーさんの腰に足を回して「もっと♡もっと♡」と強請っていたらしい。「あ、これは・・」と私が呟くとアルケーさんはくすりと笑う。
「ふふ、やっぱり無意識だったんですね。・・気持ち良くなると、オトは本当に・・心配になる位、素直になりますね」
アルケーさんは心配そうに言いながら、トントンと刺激を与え続ける。アルケーさんの腰に足を回したまま、律動に合わせて「んん♡あぁ♡」と声を上げる。
「あッん♡・・アルケーさん、が、そう・・あ゛ん♡・・したん、です、よ。あ゛ぁッ♡」
下半身に気まぐれに触れるシーツが冷たい。それだけ蜜が溢れているんだ。このまま中が蕩けて、アルケーさんの屹立を呑み込んでしまうんじゃないか、と一瞬、思う。
「ん、そうなんですか?それは嬉しいですね。ふふ、本当に私の雛は、番を喜ばせるのが上手い」
アルケーさんはそう言うと腰を突き出して、ぐりっと屹立を私の胎内に刺した。目の前が明滅する。
実際には刺さっていないが、最奥を起点にして快感が電流みたいに、全身をびりびりと一気に抜ける。甘やかされていたところを、いきなり強く攻められて昂まっていた熱が一気に膨らむ。弾けてしまいそうな意識の中、何かを本能的に求めている事は分かった。ぎゅうっと足に力を入れる。
「ッあ゛ーーーー♡ダメダメ、イッイッちゃうぅぅーー♡あぁん♡んんーー♡い、イクイクッ♡」
「ぅう・・駄目ですよ、オト。ぅん・・そんなに、締めつけては」
「イッ!イクッ!もっと、もっと♡あ゛ーーーー♡♡」
陸に打ち上げられた魚のように身体がビクンッと跳ね、やや間を置いて、くたりと全身から力が抜ける。少し日が傾いて来た部屋の中、お互いの荒い呼吸だけが響く。
私は自分のお臍辺りをゆっくりと一撫でする。あぁ・・中の襞がひくひくと蠢いている。アルケーさんの精を強請っているんだ。胎内の屹立は硬いままだ。私は糸が切れた操り人形のように、だらんとした状態のまま、覆い被さっている彼に囁く。
「・・アルケー、さん・・。・・あの、沢山、出して、下さい・・」
ぎゅうぎゅうと襞が屹立を締め付けている所為か、私の言葉に、屹立の質量がむくりと増したのが分かった。胎内から伝わる刺激に、ぶるりと腰が震える。アルケーさんは私の汗ばんだ額に掛かる髪を指で払うと、ちゅとそこにキスを落とした。
「・・私の雛のお望みのままに。・・そのおねだりは、他のトマリギにしてはいけませんよ」
私はアルケーさんと目を合わせ、こくり頷く。私の無言の返事を合図に、アルケーさんが腰を動かし始めた。私をイかせる為じゃなく、自分の精を私の中に吐き出す為の動き。
「あ゛ッ!ぁん♡アルケーさんッ!イッた、ばっかりだから、ん゛♡だ、ダメッ!ダメ、またイッちゃうッ!」
「ふぅ・・付き合ってくれる約束でしょう?オト。さぁ、ふふ、もうちょっとですよッ!」
屹立がぐっと大きくなり、ガツンガツンと激しく揺さぶられる。肌がぶつかり合う音より、ぐちぐちゅぐちゅという水音の方が耳につく。自分がどれだけアルケーさんとの行為を悦んでいるのか、その証明の様だ。
「んーーーーッ!あ、ぁ・・あん♡あっ!ぁん゛!ん゛うぅッ♡♡」
「あぁッ♡本当に・・オトの中は・・あぁーー・・オト、出しますよ♡」
アルケーさんが私の顔の横に手を置いて、ラストスパートをかける。私も腰に回した足に力を込めてアルケーさんの腰を、より密着するように引き寄せる。
「ん゛んーーーーッ♡」
私の足がピンッと突っ張るのと同時に胎内がぶわっと温かくなる。アルケーさんは精を吐き出した後も、自分の証を擦る付けるように最奥で屹立をぐにぐにと動かす。そんなアルケーさんの汗ばんだ背中に腕を回して肩口にキスをする。
『あぁ、アルケーさんも、気持ち良くなってくれたんだ・・』
悲しくなんかないのに、目じりからぽろりと涙が落ちた。
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