名前を忘れた私が思い出す為には、彼らとの繋がりが必要だそうです

藤一

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登場人物&その他紹介(「今、此処で俺を安心させて下さい」まで)

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登場人物紹介&バシレイアー事情
「今、此処で俺を安心させて下さい」までのネタバレを含むので、初めての方は「ようこそ、オオトリ様」からお読みいただければ。

〇登場人物

私(オト)・・仕事から帰宅中に『オオトリ』としてバシレイアーに召喚される。自分の名前を忘れてしまっているので仮の名前の「オト」や「オオトリ様」と呼ばれている。

アルケー・・オオトリの身の回りの世話をしている。トマリギの一人。北の副司祭。浅黒い肌に銀髪。琥珀の瞳。大司教から将来有望視されている。孤児院出身。犬に例えるとボルゾイ。

大司教・・バシレイアーで信仰されている宗教のトップである大司教。真っ白。オオトリの黒い髪が気に入っている。

ミスティコ・・神殿のオオトリ研究者。東の副司祭。グレーの髪に紫の瞳。昔のオオトリの子孫で、由緒正しい家柄。分家筋に当たるが当主候補だった事もある。塗りつぶされたオオトリの日記を持っていて、オオトリの幸福について考える様になった。

ミスティコの一族・・・前当主はミスティコより薄い髪色の女性。ミスティコが神殿に上がって、しばらく経った頃に死亡。執事から「もう戻って来るな」という伝言とオオトリの日記を受け取る。現在の当主は本家の人間。

第5王子・・王家の末っ子。トマリギ候補で「春を呼ぶ王子」と呼ばれている。末っ子と言う事で、周りから非常に甘やかされた。その為か態度が偉そう。ブロンドに緑の瞳。

エナ・・第5王子の副官。苗字はガラノース。元々は神殿に上がる予定だったが、今は王子の腹心として働いている。トマリギ候補の一人。名門のミスティコが嫌い。プラチナブロンドに青い瞳。

先代のオオトリ・・第5王子の叔父と神官をトマリギにしていた。お城に居る事の方が多かった為、次回召喚したオオトリは神殿預かりになる、という取り決めがなされた。

〇神殿の事

神殿の方角の重要性・・東→南→北→西

神殿の服装・・大司教→白、司祭→灰色、副司祭→紺、見習い→茶色

トマリギになる条件・・〇オオトリを守る事〇他のトマリギも守る事〇交際もしくは婚約中で無い事〇家柄、容姿、性格、もろもろも選定対象らしい。

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