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黒牙の盗賊団
盗賊
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「ったく…ここ数ヶ月お前のせいで随分と酷い目にあった。」
「終わったことをネチネチと…響って女の子にモテないでしょ。」
「馬鹿にするな。俺は人前ではしっかりと猫を被る。多くはないが数人の女子からは好かれている筈だ。」
「わー、凄い自信。嫌な男だなぁ。ていうか私、響が猫被ってる姿見たことないんだけど…」
「良かったな。それだけ心を許されてるって事じゃないか。」
「うわ。てきとー。どうせ私の事なんて女として見てないんでしょ。全く、酷い男だよ。」
そんな他愛もない話を繰り広げながら音宮とクロエは修行をしていたユーダティア洞窟を抜け、オスヴィンへの国境付近へと向かっていた。
彼ら出会ってから5カ月が経過しており、その間、2人は誰にも見つかることなく修行を終え、オスヴィンへ行くための山道を歩いている。
すると、目の前に集落のようなものを発見する。
「変だ…地図で見た時はこんな場所に集落なんてなかった筈だが。
それに作りが荒い。不格好な家だらけだな。」
「そうだね。とてもまともな人間が住める環境には思えないけど…
まあ、戻ったところで別の道使う為には遠回りしなきゃだし、面倒だからこのまま進もっか。」
その集落は家と呼ぶにはあまりにも不格好で屋根の至る所に隙間があり、家としての役目を辛うじて果たしている程度のものだ。
しかし、至るところに酒樽や食事のあとが見受けられることから人がいた痕跡はある。
騒いでいるところを魔物に襲われたのか…
それにしては血の跡がない。
警戒しながらも集落を進んでいくと、なにか人の声の様なものが聞こえてくる。
声がする方向を見るとそこにはサーカスのテントのようなものが置かれていた。
「響…」
「ああ、わかってる。」
「ならいいわ。私はあのテントの中に行くからあいつらは任せたわよ。」
恐らく、この場所は盗賊団かなにかのアジトだ。
酒や料理は宴会の後で盗賊なんてやる馬鹿どもが片づけをするわけもないからそのまま。家が変なのは今にもなくなりそうな廃墟をたまたま見つけて、自分たちで最低限住める形を保っているだけだからだ。
ちゃんと設計していたらこうはならない。
そして最後にあのテントだが、あそこには恐らく奴隷が入っているのだろう。
この道はオスヴィンへ向かう為には必ず通る必要がある。
この場で商人を待ち伏せし、略奪するという考えは中々よく考えられた作戦だ。
クロエがテントへと向かい、音宮が一人になると先ほどまで隠れていた盗賊たちがぞろぞろと姿を現す。
「へへへ…お前、ついてねえなあ。俺たち黒牙の盗賊団のアジトに来ちまうなんてよ。」
「全くだ。俺も一人ならお前らみたいなやつとは関わりたくなかったよ。
ところで、わざわざ俺が一人になるまで待ってたみたいだが、向こうへ行かなくていいのか?
お前らの仲間は一人しか居ないみたいだがあいつは強いぞ。」
「知ってるよ…あの女、クロエ・ルメイラだろ。だけどな、あの中には俺らの頭領がいるんだ。頭領の手にかかればクロエでも相手にならないさ。
お前の事も知ってるぜぇ、音宮響。お前、ドニー村の住人を皆殺しにしたんだってなあ。」
ドニー村…たしか俺とクロエが初めて出会った村だ。
あの村に俺たちが着いた頃にはすでに人は居なかった。
それに騎士団長のセルジールはなにやら犯人がわかっている様子だったが、俺に罪を被せたって事か。
より一層逃げづらくなったな。
「………どうした?なにか言い返したりしねえのかよ。」
「別に。お前らにどう思われようと関係ない。そんな事よりやらないのか?
こっちはお前らのお喋りに付き合ってられる程暇じゃないんだ。
何もしないんだったら通してくれないか?
俺はクロエと違って奴隷解放なんかに興味ない。」
「だからって見逃すわけねえだろうが。
アジトの場所を知った時点でお前は死ぬしかねえんだよ。」
「理不尽だな。こんな場所にアジトを作るほうが悪いだろう。
見つかるように作ってんじゃねえよ。
ああ…そうか。誰かに見つけて欲しかったのか。
所詮お前らは家族からの愛情に餓えて周囲の気を引こうとしたがなにも上手くいかず、努力する事すらも諦めて他人に暴力を振るい、同族たちで慰め合うことで自分は優れた人間だと思い込むようにしている悲しい奴らだからなあ。」
「ぶっ殺す!!!!」
「大声で威嚇するなんて野生動物の真似するなよ。
人間なんだからちゃんと会話で解決するなり、頭を使うなりしないと…
そんなんだから、親に見捨てられるんだ。」
数は10人ほど…音宮の逃げ場を塞ぐように周囲を取り囲んだ。
サーベルの様な武器を持っている盗賊たちの攻撃を一ひらりと躱す。
スキルは使っていない。
この程度の相手にスキルを使う必要はないからだ。
修行で手に入れた魔力による身体強化と数カ月に渡るクロエとの模擬戦で手に入れた戦闘経験で圧倒する。
「捨てられてねえ!俺たちが捨てたんだよ。」
「なんだ?さっきの話まだ引っ張ってるのか?
やっぱり気にしてるんだな。
体は大きくなってもまだまだ子供だな。」
「馬鹿にしやがって!」
「おいおい、いいのか?攻撃が単調になってるぞ。
お前、これで負けたら唯一の取柄すらなくなっちまうなあ。」
音宮に休む暇を与えないよう盗賊たちは絶え間なく攻撃を続けるが、剣をいなされ体勢が崩れたところを体術によって無力化されていく。
一人一人…次から次へと仲間たちが倒されていき、とうとう最後の一人となってしまう。
「どうして…こんな事に…」
ジワジワと最後の一人へと迫る音宮。
盗賊は完全に戦意を失っており、腰が抜けているようで立ち上がれるみじめに這い蹲って逃げている。
「お前ら、自分より弱い奴としか戦った事ないだろう。
格上との戦い方がまるでなってない。
人数の有利があったのになぜ全員でタイミングを合わせてかかって来ない。
そうすれば誰か一人くらいは攻撃を当てる事が出来たかもしれないのに…
自分より強い奴と戦う時はなにかを失う覚悟を決めなきゃならないんだよ。
肉を切らせて骨を断つ。自分も攻撃を受ける代わりに相手にはそれ以上の代償を払わせるって意味だ。そういう覚悟があるやつしか勝つことは出来ねえよ。
覚えとけ。」
音宮が魔力を込めた拳を盗賊の腹部に打ち込むと、盗賊は吐血し、地面には亀裂が走る。
「まあ、それなりに戦えるようにはなったかな。」
音宮の戦闘能力は格段に成長していた。
「終わったことをネチネチと…響って女の子にモテないでしょ。」
「馬鹿にするな。俺は人前ではしっかりと猫を被る。多くはないが数人の女子からは好かれている筈だ。」
「わー、凄い自信。嫌な男だなぁ。ていうか私、響が猫被ってる姿見たことないんだけど…」
「良かったな。それだけ心を許されてるって事じゃないか。」
「うわ。てきとー。どうせ私の事なんて女として見てないんでしょ。全く、酷い男だよ。」
そんな他愛もない話を繰り広げながら音宮とクロエは修行をしていたユーダティア洞窟を抜け、オスヴィンへの国境付近へと向かっていた。
彼ら出会ってから5カ月が経過しており、その間、2人は誰にも見つかることなく修行を終え、オスヴィンへ行くための山道を歩いている。
すると、目の前に集落のようなものを発見する。
「変だ…地図で見た時はこんな場所に集落なんてなかった筈だが。
それに作りが荒い。不格好な家だらけだな。」
「そうだね。とてもまともな人間が住める環境には思えないけど…
まあ、戻ったところで別の道使う為には遠回りしなきゃだし、面倒だからこのまま進もっか。」
その集落は家と呼ぶにはあまりにも不格好で屋根の至る所に隙間があり、家としての役目を辛うじて果たしている程度のものだ。
しかし、至るところに酒樽や食事のあとが見受けられることから人がいた痕跡はある。
騒いでいるところを魔物に襲われたのか…
それにしては血の跡がない。
警戒しながらも集落を進んでいくと、なにか人の声の様なものが聞こえてくる。
声がする方向を見るとそこにはサーカスのテントのようなものが置かれていた。
「響…」
「ああ、わかってる。」
「ならいいわ。私はあのテントの中に行くからあいつらは任せたわよ。」
恐らく、この場所は盗賊団かなにかのアジトだ。
酒や料理は宴会の後で盗賊なんてやる馬鹿どもが片づけをするわけもないからそのまま。家が変なのは今にもなくなりそうな廃墟をたまたま見つけて、自分たちで最低限住める形を保っているだけだからだ。
ちゃんと設計していたらこうはならない。
そして最後にあのテントだが、あそこには恐らく奴隷が入っているのだろう。
この道はオスヴィンへ向かう為には必ず通る必要がある。
この場で商人を待ち伏せし、略奪するという考えは中々よく考えられた作戦だ。
クロエがテントへと向かい、音宮が一人になると先ほどまで隠れていた盗賊たちがぞろぞろと姿を現す。
「へへへ…お前、ついてねえなあ。俺たち黒牙の盗賊団のアジトに来ちまうなんてよ。」
「全くだ。俺も一人ならお前らみたいなやつとは関わりたくなかったよ。
ところで、わざわざ俺が一人になるまで待ってたみたいだが、向こうへ行かなくていいのか?
お前らの仲間は一人しか居ないみたいだがあいつは強いぞ。」
「知ってるよ…あの女、クロエ・ルメイラだろ。だけどな、あの中には俺らの頭領がいるんだ。頭領の手にかかればクロエでも相手にならないさ。
お前の事も知ってるぜぇ、音宮響。お前、ドニー村の住人を皆殺しにしたんだってなあ。」
ドニー村…たしか俺とクロエが初めて出会った村だ。
あの村に俺たちが着いた頃にはすでに人は居なかった。
それに騎士団長のセルジールはなにやら犯人がわかっている様子だったが、俺に罪を被せたって事か。
より一層逃げづらくなったな。
「………どうした?なにか言い返したりしねえのかよ。」
「別に。お前らにどう思われようと関係ない。そんな事よりやらないのか?
こっちはお前らのお喋りに付き合ってられる程暇じゃないんだ。
何もしないんだったら通してくれないか?
俺はクロエと違って奴隷解放なんかに興味ない。」
「だからって見逃すわけねえだろうが。
アジトの場所を知った時点でお前は死ぬしかねえんだよ。」
「理不尽だな。こんな場所にアジトを作るほうが悪いだろう。
見つかるように作ってんじゃねえよ。
ああ…そうか。誰かに見つけて欲しかったのか。
所詮お前らは家族からの愛情に餓えて周囲の気を引こうとしたがなにも上手くいかず、努力する事すらも諦めて他人に暴力を振るい、同族たちで慰め合うことで自分は優れた人間だと思い込むようにしている悲しい奴らだからなあ。」
「ぶっ殺す!!!!」
「大声で威嚇するなんて野生動物の真似するなよ。
人間なんだからちゃんと会話で解決するなり、頭を使うなりしないと…
そんなんだから、親に見捨てられるんだ。」
数は10人ほど…音宮の逃げ場を塞ぐように周囲を取り囲んだ。
サーベルの様な武器を持っている盗賊たちの攻撃を一ひらりと躱す。
スキルは使っていない。
この程度の相手にスキルを使う必要はないからだ。
修行で手に入れた魔力による身体強化と数カ月に渡るクロエとの模擬戦で手に入れた戦闘経験で圧倒する。
「捨てられてねえ!俺たちが捨てたんだよ。」
「なんだ?さっきの話まだ引っ張ってるのか?
やっぱり気にしてるんだな。
体は大きくなってもまだまだ子供だな。」
「馬鹿にしやがって!」
「おいおい、いいのか?攻撃が単調になってるぞ。
お前、これで負けたら唯一の取柄すらなくなっちまうなあ。」
音宮に休む暇を与えないよう盗賊たちは絶え間なく攻撃を続けるが、剣をいなされ体勢が崩れたところを体術によって無力化されていく。
一人一人…次から次へと仲間たちが倒されていき、とうとう最後の一人となってしまう。
「どうして…こんな事に…」
ジワジワと最後の一人へと迫る音宮。
盗賊は完全に戦意を失っており、腰が抜けているようで立ち上がれるみじめに這い蹲って逃げている。
「お前ら、自分より弱い奴としか戦った事ないだろう。
格上との戦い方がまるでなってない。
人数の有利があったのになぜ全員でタイミングを合わせてかかって来ない。
そうすれば誰か一人くらいは攻撃を当てる事が出来たかもしれないのに…
自分より強い奴と戦う時はなにかを失う覚悟を決めなきゃならないんだよ。
肉を切らせて骨を断つ。自分も攻撃を受ける代わりに相手にはそれ以上の代償を払わせるって意味だ。そういう覚悟があるやつしか勝つことは出来ねえよ。
覚えとけ。」
音宮が魔力を込めた拳を盗賊の腹部に打ち込むと、盗賊は吐血し、地面には亀裂が走る。
「まあ、それなりに戦えるようにはなったかな。」
音宮の戦闘能力は格段に成長していた。
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