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それぞれの行方
クラスメイトの現状②
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魔術大国ハーベスティア
この国は、魔術師の育成に力を入れており、多くの大魔導士を輩出している。
ハーベスティアには有名な施設が2ヵ所ある。
1つ目は、大魔導図書館だ。
この施設はその名の通り、魔導書を保管している図書館である。
魔導書の種類は数え切れないほどの数が保管してあり、世界中の魔法の魔導書が保管されているとまで言われるほどだ。上の階に行けば行くほど高位の魔法を覚えられる魔導書が保管してあり、上に行くためには魔導士としての実力をあげて国王に許可を貰う以外の方法では入れない。許可なく侵入しようとすると迎撃魔法が発動してしまう仕掛けがある。
2つ目は、魔導士育成施設ハルシオンだ。
この世界には学校という制度がないのだが、この場所はまるで学校の様に魔法を教えてくれる施設となる。18歳までの子供なら、金銭と身分証さえあれば学ぶことが出来る。この施設を卒業し、ハーベスティアの魔導部隊に入るなり、他国に自分を売り込むなどして就職しているも多いのだとか。
そんな重要施設の一つ、ハルシオンで事件が起きた。
ハルシオンの生徒が行方不明になる事件が多発しているのだ。
一人二人いなくなったとかなら今までも同じような事があったので問題にはならない。なぜなら、ハルシオンの教えは厳しく、根を上げて逃げ出す生徒も少なくないからだ。だが、今回の事件はまるで違う。行方不明者は10名を超えていて、その全員がそれなりに優秀な生徒だというのだ。
ハーベスティア王国、魔導部隊隊長ルイズ・マリーは頭を抱えていた。
いったい何が起きているんだ…
この事件が起き始めたのは勇者たちが来てからだ。つまり、犯人が勇者の中の誰かだという可能性が高い。しかし、証拠が何もない。
それに、彼らを監視していた者からも動きはなかったと報告があった。
クソッ!奴らの好きにさせてたまるか!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ハーベスティア王宮内 聖の部屋
聖の部屋にはクラスメイトのみならず、大勢の女性が部屋の中に裸のままそこら中に立ってたり、ベッドやソファに座っていたりする。
「報告ありがとう。僕の為に噓の報告をするなんて、悪い子だね。」
「私は悪い子です。ぜひ!お仕置きを…」
聖の監視をしていた筈の魔術師が聖と抱き合っている。
この世界は素晴らしい。元の世界でさえ完璧だった俺がさらに磨かれてしまった。
鬼頭たちと別のグループになって良かった。仲良くはしていたが俺は奴らとは根本的に違う。
あんな脳みそに何が詰まっているかわからないような馬鹿と一緒にされたくもないね。一緒に居たのは、俺よりもただ力があったから。その一点に過ぎない。
だが、この世界に来て俺にも奴を超える力を与えられた。
もう鬼頭たちは用済みだ。
顔がいい女を好きな時に好きなだけ抱く。これ程素晴らしい人生はない。
『星光《スターライト》』のスキルは、ただの光線?ビームのようなものを打てるだけの能力だと思っていた。まあ、それだけでもほかのクラスメイトと比べると別格だ。なんせ、打てる光線は1つだけではない。まるで流星群の量に大量のレーザーを連続で放つことが出来るんだ。誰も勝てる訳がないだろう。
だけど、それだけでは満足できなかった俺は色々考えてた…そんなある日、遂に新しい能力を得ることが出来た。それがこの『願い星』だ。『願い星』の効果は単純で俺が星に願った事を実行できるだけの能力を得ることが出来る。能力の強弱に応じて次に使えるようになるまでの時間が変わって来るが、俺が良く使っている催眠は約3日間時間を置けばもう一度使える。催眠がとけた奴らは俺がいないと耐えられない体になるまで犯し尽くすか、暴力でその体を支配している。
証拠もないので誰も俺だと気づくことが出来ない。完全犯罪ってやつだ。
さて、次はどんな女を狙おうか……
ハーベスティアという国は魔術師が多く滞在する国である為、女性の割合が8割を占める。全員が魔術師である為、戦力では上位に数えられるほどの国であったが、それが裏目に出てしまった。ハーベスティアは少しずつ聖に支配されていた。
この国は、魔術師の育成に力を入れており、多くの大魔導士を輩出している。
ハーベスティアには有名な施設が2ヵ所ある。
1つ目は、大魔導図書館だ。
この施設はその名の通り、魔導書を保管している図書館である。
魔導書の種類は数え切れないほどの数が保管してあり、世界中の魔法の魔導書が保管されているとまで言われるほどだ。上の階に行けば行くほど高位の魔法を覚えられる魔導書が保管してあり、上に行くためには魔導士としての実力をあげて国王に許可を貰う以外の方法では入れない。許可なく侵入しようとすると迎撃魔法が発動してしまう仕掛けがある。
2つ目は、魔導士育成施設ハルシオンだ。
この世界には学校という制度がないのだが、この場所はまるで学校の様に魔法を教えてくれる施設となる。18歳までの子供なら、金銭と身分証さえあれば学ぶことが出来る。この施設を卒業し、ハーベスティアの魔導部隊に入るなり、他国に自分を売り込むなどして就職しているも多いのだとか。
そんな重要施設の一つ、ハルシオンで事件が起きた。
ハルシオンの生徒が行方不明になる事件が多発しているのだ。
一人二人いなくなったとかなら今までも同じような事があったので問題にはならない。なぜなら、ハルシオンの教えは厳しく、根を上げて逃げ出す生徒も少なくないからだ。だが、今回の事件はまるで違う。行方不明者は10名を超えていて、その全員がそれなりに優秀な生徒だというのだ。
ハーベスティア王国、魔導部隊隊長ルイズ・マリーは頭を抱えていた。
いったい何が起きているんだ…
この事件が起き始めたのは勇者たちが来てからだ。つまり、犯人が勇者の中の誰かだという可能性が高い。しかし、証拠が何もない。
それに、彼らを監視していた者からも動きはなかったと報告があった。
クソッ!奴らの好きにさせてたまるか!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ハーベスティア王宮内 聖の部屋
聖の部屋にはクラスメイトのみならず、大勢の女性が部屋の中に裸のままそこら中に立ってたり、ベッドやソファに座っていたりする。
「報告ありがとう。僕の為に噓の報告をするなんて、悪い子だね。」
「私は悪い子です。ぜひ!お仕置きを…」
聖の監視をしていた筈の魔術師が聖と抱き合っている。
この世界は素晴らしい。元の世界でさえ完璧だった俺がさらに磨かれてしまった。
鬼頭たちと別のグループになって良かった。仲良くはしていたが俺は奴らとは根本的に違う。
あんな脳みそに何が詰まっているかわからないような馬鹿と一緒にされたくもないね。一緒に居たのは、俺よりもただ力があったから。その一点に過ぎない。
だが、この世界に来て俺にも奴を超える力を与えられた。
もう鬼頭たちは用済みだ。
顔がいい女を好きな時に好きなだけ抱く。これ程素晴らしい人生はない。
『星光《スターライト》』のスキルは、ただの光線?ビームのようなものを打てるだけの能力だと思っていた。まあ、それだけでもほかのクラスメイトと比べると別格だ。なんせ、打てる光線は1つだけではない。まるで流星群の量に大量のレーザーを連続で放つことが出来るんだ。誰も勝てる訳がないだろう。
だけど、それだけでは満足できなかった俺は色々考えてた…そんなある日、遂に新しい能力を得ることが出来た。それがこの『願い星』だ。『願い星』の効果は単純で俺が星に願った事を実行できるだけの能力を得ることが出来る。能力の強弱に応じて次に使えるようになるまでの時間が変わって来るが、俺が良く使っている催眠は約3日間時間を置けばもう一度使える。催眠がとけた奴らは俺がいないと耐えられない体になるまで犯し尽くすか、暴力でその体を支配している。
証拠もないので誰も俺だと気づくことが出来ない。完全犯罪ってやつだ。
さて、次はどんな女を狙おうか……
ハーベスティアという国は魔術師が多く滞在する国である為、女性の割合が8割を占める。全員が魔術師である為、戦力では上位に数えられるほどの国であったが、それが裏目に出てしまった。ハーベスティアは少しずつ聖に支配されていた。
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