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黒牙の盗賊団
猫人族
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クロエ・ルメイラは、獣人の中でも特殊な存在だった。
獣人は他の種族の特徴を持ち合わせており、基本的には身体能力が高いが、その反面、魔力適正は低い事が多い。
クロエの種族は猫人族《ワーキャット》、俊敏な動きが得意だが、他の獣人と同じで魔力適正は低い。
だが、彼女は捨て切れなかったのだ。
魔術への憧れを…
「クロエ・ルメイラ…お前は今、弱っているのか?俺がお前の『収集』を手離せない理由がそれだ。
俺にはこのスキルが役に立つ様には思えねえが、このスキルを奪ってからお前は魔術を使わなくなった…いや、使えなくなったと言った方が正しいのか。一体どうなっている。」
「スキルの使い方は人それぞれって事でしょ。貴方みたいに奪ってばかりで他人のスキルに浮気してちゃ、見えないものだってあるのよ。」
「教える気はねえ…か。
お前、まさか俺より強えと思ってねえか。
理由はどうあれ魔術を使えなくなったお前にこの俺が倒せるかよ。」
「試してみる?」
「言われなくても」
身体能力強化のスキルを発動し、もうスピードで移動するファング。
「はあ…私って獣人のくせに魔術が凄いみたいな感じで覚えられちゃってるから、貴方みたいに忘れてる人多いのよね。」
あの女、なにを言ってやがる
無防備に立ち尽くしている
この速度なら防御しても間に合わない
死角から確実に息の根を止めてやる!
猛スピードでクロエの首元に目掛け刀を振るう。
クロエは振り返る様子もない
奴は確実に気付いていない、貰った!
あと少しで刃が当たると思った瞬間、気付けばやられていたのはファングの方だった。
なにが起きた。
あのタイミングで反撃出来る訳がねえ。
握っていた剣は刃が砕け散っており、ファング自身も体に深い傷を負っていた。
くそ!
体の内側を破壊されたみたいに痛みやがる。
内臓を数カ所やられた様だな。
コツコツと足音が近づいてくる。
「私は獣人よ。当然、身体能力も優れているわ。それなのにみんな魔術ばかり警戒するのよね。」
「そうか…そんな単純な事を忘れていたか。」
「スキルを返しなさい。
そしたら命までは取らないわ。」
「ハッ…俺は盗賊だぜ。
奪ったものを返す趣味はねえ。
取り戻したきゃ、俺を殺しな。」
「そう…残念ね。来世では良い人に生まれ変わる様に願ってるわ。」
クロエが爪を伸ばし、ファングの喉を引き裂く。
さてと…あの少年は無事だろうか。
一応、鍵を届けてくれた礼くらいはしてやるか。
そう思い、音宮の方へと歩き出した瞬間、体が何かに拘束される。
ーーこれは…動けない。
「いやあ…一か八かだった。
普段のお前になら気付かれた筈だが、俺が弱っていたからか、気を抜いたな。
俺は50以上のスキルを奪ってきた。
使えないスキルが大半だが、俺は記憶力が良い方でな。覚えてはいるんだよ。
さっきのは『分身』っていってもう一人自分を作るスキルなんだが…ここ分身動かねえんだよ。だから実質、人形だ。まさかこんなとこで使い道が出てくるとはなあ。
因みにそれは『拘束《バインド》』のスキルだ。
持って1分ってとこだが…俺には十分過ぎる時間だな。」
先程とは立場が逆になり、今度はファングがこちらへ歩み寄ってくる。
「楽しかったぜ。あばよ。」
ファングは懐からナイフを取り出し、クロエの首を刎ねたかの様に思えたーーしかし
感触がねえ、馬鹿な!
あそこから逃げられる手段を持っていたのか⁉︎
クロエのいた場所を見るが、そこには人影もない。
どこだ!どこに隠れている。
刹那、背後に気配を感じ飛んできた何かを弾き返した。
矢…弓使いだと。新しい敵か。
ーーいや、違う。これは
気付いた時には既に遅く、ファングの上空から檻が降り注いで来た。
「生きてたんだね。良かった。」
「勝手に殺すな。
お前こそ、あんなに強かったとはな。
正直、驚いた。」
クロエの拘束が解ける。
首を刎ねられる瞬間、音宮の転移によって助けられた。
「あの程度じゃ死なないよ。
トドメ刺さないと。」
「待て、俺がやる。
お前は俺がやられた時に備えておけ。」
「…貴方、どうしたの?
ハッキリ言ってこんな事する性格じゃないでしょ。
外で一度私たちの事見捨てたの聞こえてたんだからね。猫の耳なめないで。
正直、助けてくれるとも思ってなかった。
私を助けて、貴方はなにが目的?」
「大した意図はない…体力が回復するまでの間、お前らの戦いを見て、試したい事が出来た。ただ、それだけだ。
安心しろ。スキルは必ず戻してやるよ。」
「ハッキリ言って、貴方じゃ彼に勝ち目はないわ。幾ら消耗しているからって実力差がありすぎる。貴方もわかってるんでしょ。」
「ああ、わかってるさ。
俺と戦った時は、全く本気じゃなかった事も。だが、お前も勝てないだろ。俺を助ける時に放った光線。あれがスキルを盗られたお前の使える最後の魔術だった。」
「ーー貴方気付いたの?」
「わかったなら黙って見ていろ。
ぶっつけ本番は、性に合わないが今はそんな事を言ってる場合じゃない。」
檻が崩れ落ち、ファングがこちらに向かって歩いてくる。
「作戦会議は終わりか。
まったく…生きていたとはなぁ。
だが、お前はさっき『粉砕』しか使っていない俺に負けたんだぞ。
今の俺に勝てるわけがねえ。」
「話はそれだけか。
御託はいいからさっさとかかって来い。」
「クロエの体力回復が目的ってところかな。
させねえよ。直ぐに決着《けり》をつけてやる。」
獣人は他の種族の特徴を持ち合わせており、基本的には身体能力が高いが、その反面、魔力適正は低い事が多い。
クロエの種族は猫人族《ワーキャット》、俊敏な動きが得意だが、他の獣人と同じで魔力適正は低い。
だが、彼女は捨て切れなかったのだ。
魔術への憧れを…
「クロエ・ルメイラ…お前は今、弱っているのか?俺がお前の『収集』を手離せない理由がそれだ。
俺にはこのスキルが役に立つ様には思えねえが、このスキルを奪ってからお前は魔術を使わなくなった…いや、使えなくなったと言った方が正しいのか。一体どうなっている。」
「スキルの使い方は人それぞれって事でしょ。貴方みたいに奪ってばかりで他人のスキルに浮気してちゃ、見えないものだってあるのよ。」
「教える気はねえ…か。
お前、まさか俺より強えと思ってねえか。
理由はどうあれ魔術を使えなくなったお前にこの俺が倒せるかよ。」
「試してみる?」
「言われなくても」
身体能力強化のスキルを発動し、もうスピードで移動するファング。
「はあ…私って獣人のくせに魔術が凄いみたいな感じで覚えられちゃってるから、貴方みたいに忘れてる人多いのよね。」
あの女、なにを言ってやがる
無防備に立ち尽くしている
この速度なら防御しても間に合わない
死角から確実に息の根を止めてやる!
猛スピードでクロエの首元に目掛け刀を振るう。
クロエは振り返る様子もない
奴は確実に気付いていない、貰った!
あと少しで刃が当たると思った瞬間、気付けばやられていたのはファングの方だった。
なにが起きた。
あのタイミングで反撃出来る訳がねえ。
握っていた剣は刃が砕け散っており、ファング自身も体に深い傷を負っていた。
くそ!
体の内側を破壊されたみたいに痛みやがる。
内臓を数カ所やられた様だな。
コツコツと足音が近づいてくる。
「私は獣人よ。当然、身体能力も優れているわ。それなのにみんな魔術ばかり警戒するのよね。」
「そうか…そんな単純な事を忘れていたか。」
「スキルを返しなさい。
そしたら命までは取らないわ。」
「ハッ…俺は盗賊だぜ。
奪ったものを返す趣味はねえ。
取り戻したきゃ、俺を殺しな。」
「そう…残念ね。来世では良い人に生まれ変わる様に願ってるわ。」
クロエが爪を伸ばし、ファングの喉を引き裂く。
さてと…あの少年は無事だろうか。
一応、鍵を届けてくれた礼くらいはしてやるか。
そう思い、音宮の方へと歩き出した瞬間、体が何かに拘束される。
ーーこれは…動けない。
「いやあ…一か八かだった。
普段のお前になら気付かれた筈だが、俺が弱っていたからか、気を抜いたな。
俺は50以上のスキルを奪ってきた。
使えないスキルが大半だが、俺は記憶力が良い方でな。覚えてはいるんだよ。
さっきのは『分身』っていってもう一人自分を作るスキルなんだが…ここ分身動かねえんだよ。だから実質、人形だ。まさかこんなとこで使い道が出てくるとはなあ。
因みにそれは『拘束《バインド》』のスキルだ。
持って1分ってとこだが…俺には十分過ぎる時間だな。」
先程とは立場が逆になり、今度はファングがこちらへ歩み寄ってくる。
「楽しかったぜ。あばよ。」
ファングは懐からナイフを取り出し、クロエの首を刎ねたかの様に思えたーーしかし
感触がねえ、馬鹿な!
あそこから逃げられる手段を持っていたのか⁉︎
クロエのいた場所を見るが、そこには人影もない。
どこだ!どこに隠れている。
刹那、背後に気配を感じ飛んできた何かを弾き返した。
矢…弓使いだと。新しい敵か。
ーーいや、違う。これは
気付いた時には既に遅く、ファングの上空から檻が降り注いで来た。
「生きてたんだね。良かった。」
「勝手に殺すな。
お前こそ、あんなに強かったとはな。
正直、驚いた。」
クロエの拘束が解ける。
首を刎ねられる瞬間、音宮の転移によって助けられた。
「あの程度じゃ死なないよ。
トドメ刺さないと。」
「待て、俺がやる。
お前は俺がやられた時に備えておけ。」
「…貴方、どうしたの?
ハッキリ言ってこんな事する性格じゃないでしょ。
外で一度私たちの事見捨てたの聞こえてたんだからね。猫の耳なめないで。
正直、助けてくれるとも思ってなかった。
私を助けて、貴方はなにが目的?」
「大した意図はない…体力が回復するまでの間、お前らの戦いを見て、試したい事が出来た。ただ、それだけだ。
安心しろ。スキルは必ず戻してやるよ。」
「ハッキリ言って、貴方じゃ彼に勝ち目はないわ。幾ら消耗しているからって実力差がありすぎる。貴方もわかってるんでしょ。」
「ああ、わかってるさ。
俺と戦った時は、全く本気じゃなかった事も。だが、お前も勝てないだろ。俺を助ける時に放った光線。あれがスキルを盗られたお前の使える最後の魔術だった。」
「ーー貴方気付いたの?」
「わかったなら黙って見ていろ。
ぶっつけ本番は、性に合わないが今はそんな事を言ってる場合じゃない。」
檻が崩れ落ち、ファングがこちらに向かって歩いてくる。
「作戦会議は終わりか。
まったく…生きていたとはなぁ。
だが、お前はさっき『粉砕』しか使っていない俺に負けたんだぞ。
今の俺に勝てるわけがねえ。」
「話はそれだけか。
御託はいいからさっさとかかって来い。」
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