6 / 8
6
しおりを挟む
赤崎は焦っていた。
クラスメイトを身代わりに自分だけは助かる予定だった。しかし、遠藤と堺がどこにもいない…
洞窟内はくまなく探したが見つかる気配はない。
(クソッ…最悪だ…あいつらの首がないと僕まで魔王に殺されちゃうじゃないか!これじゃ何の為に僕は皆んなを殺したんだ)
「赤崎様、帰還の時間です。王国へ戻りましょう。」
「うるさい!まだ勇者が2人いないんだぞ!このままで帰れるわけがないだろう。いいからさっさと見つけ出せ!」
赤崎は声を荒げた。
まだ死ぬわけにはいかない…そう思って必死に探した。
赤崎聖は優等生であった。
勉強は学年首位だし、サッカー部でも次期部長を約束されていた。顔だって良い方だし人当たりも良く、完璧と評価される人間だ。
しかし、赤崎は幼少期に、正義感故に虐められっ子を庇い、イジメの対象になってしまった過去がある。その時に学んだのだ。この世界で生き残るには強い方につく事が大切だと。
別にクラスメイトを見捨てたかったわけではないし、心は痛んだ。だが、仕方がないのだ。結局人は誰だって自分の事が1番なのだから。
遠藤と堺の捜索を始めてから半日が経っていた。
日は落ちはじめており、そろそろ引き上げないとまずいが、赤崎は諦める事ができなかった。
「もうお辞めください。報告の時間に遅れてしまいます。」
「うるさい!じゃあお前らだけで帰ってろ!僕は見つけ出すまで帰らない!そう伝えておけ!」
「そうですか…ならば仕方ありませんね。」
兵士がいい終わると同時に赤崎の胸に槍が刺さった。
「お前…一体何をしている…僕は王国側の仲間だぞ」
「魔王様より申し付けを受けています。赤崎様が勇者の殲滅に失敗した場合は貴方の首を持って帰るようにと。」
「ふ…ざ…ける…な…よ…」
「どうかお許し下さい。我々も報告の時間に遅れると罰が与えられるのです。あなた方に対しては本当に申し訳なく思っています…ただ、私達にも守らなければいけない家族があります。赤の他人と家族の命なら考える間も無く家族を選びます。そうやって生きてきました。」
兵士がいい終えると同時に複数の槍が赤崎の体を貫く。
(なんでだよ…これじゃあ僕は何の為にみんなを裏切ったんだ。ただ、魔王にいいように使われただけって事か…悔しいな…)
「それでは、どうか安らかにお眠り下さい。」
兵士の剣が赤崎の首を刎ねる。
(あーあ…あの2人無事に逃げ出せてるのかなぁ…最後にこんな事思うなんて都合のいい奴だと思われるかも知れないけど、魔王に一泡吹かせてくれよ…)
赤崎は後悔しながら息をひきとった。
「報告致します。勇者殲滅任務ですが、12名中10名死亡。遠藤圭介、堺京香両名が生存。行き先も不明であります。此度の作戦を指示した赤崎聖は両名を取り逃した為、当初の予定通り処罰致しました。」
「うむ、ご苦労。下がれ。」
兵士はハッと返事をすると王の部屋を後にした。
兵士が王の部屋から出た後、魔王が突如現れた。
「へぇ、2人も取り逃しちゃったのか?」
「魔王様、大変申し訳ありません。ただいま調査兵を出していますので時期に見つかるかと…」
「いやいや、別に構わないよ。少しは刺激があった方が面白いだろう。それより、勇者どもの死体は僕の城まで運んでくれよ。」
「はい。かしこまりました。失礼かと思いますが勇者の死体をどうするかお聞きしても?」
「あれ?前にも言わなかったっけ?魔物に食べさせるんだよ。スキルも手に入れられるしね。まあ…それ以外にも使い道はあるんだけどね。それは秘密さ。」
魔王は不気味な笑みをして王の元を去った。
遠藤と堺は未だに村を見つける事が出来ずにいた。
もう外は真っ暗で足元も見えなくなってくる。
遠藤は歩きながら寝床を探していると、人が入れるくらいに大きさの洞窟を見つけた。
「ちょっと中見てくるね。」
遠藤はそういうと洞窟の中に入っていった。
(2人だとちょっと狭いかもだけど、仕方ないか。でもこれで遠藤くん私のこと意識するかも…)
堺が考え事をしていると遠藤が洞窟から出てきた。
「特に動物がいる痕跡とかなかったし大丈夫だよ。じゃあ、俺は別の洞窟探すからまた明日ね。」
「えっ…ちょっと…」
「どうしたの?あぁ、そう言えばご飯まだだったね。食べれる山菜とか魚ないか探してみるね。」
「あ…うん。そうだね。ちょっと待って私も行く。」
堺は遠藤の後を追った。
(遠藤くん本当に別の洞窟で寝る気なのかな?なんで?普通はこういう時一緒に寝るもんじゃないの?それでお互い意識しちゃうみたいな感じだと思ったのに…。本当に私の事に興味ないのかな…なんかムカつくな)
堺は遠藤が自分に全く興味がない事に苛立ちを覚えていた。
今まで数多くの異性から好かれてきた。殆どの男子はこぞって私と付き合いたいと言ってきたし、言葉に出せない人も私から話しかければ好意を持つようになる。どこにいっても心のそこから本心で話せる友人は出来なかった。それが嫌になり高校では無愛想に振る舞うようにした。だが、そんな時に遠藤を見つけた。
遠藤は堺に興味がない素振りだった。堺はそんな遠藤が気になり、本当に自分に興味がないか確かめる様にさりげなくアピールする様になった。未だに続いているが遠藤が自分に興味を持っていないのは嬉しい事の筈だった。しかし、全く気にされないのはそれはそれでムカついた。
「お、川じゃん。魚いるかな。」
遠藤が川に魚がいないか覗き込んで覗き込んでいる。
(本当になに考えてるんだろう?学校でも思ってたけど全く読めないな…)
「見つけた。」
遠藤が川辺でそう呟くと、遠藤の真横に突如魚が現れた。「転移」のスキルだ。恐らく見つけた瞬間に自分の横に転移させたんだろう。
遠藤のスキルのお陰で食料調達は思ったより早く終わった。
2人は火を焚き、調達した魚を焼き食べていた。
「へー、堺さんのスキルって火も出せるんだね。」
「うん。結構色々出来るよ。火の他にも水とかも出せるし。っていうかさ…遠藤くん本当に別の洞窟探すの?もう遅いし危なくない?」
「いや、大丈夫だよ。ちょっと当てがあるから気にしないで。」
遠藤は洞窟を出ていった。
「本当に出て行っちゃった…せっかく呼び止めたのになんで行っちゃうかな…もう知らない!」
堺は洞窟の入り口に結界を作った。これで結界を破らない限り誰も入って来れない。どうせ暫くしたら遠藤は戻ってくる。まあ、今更入れて欲しいと言われても入れるつもりはないが…堺はそのまま眠りについた。
一方、堺とわかれた遠藤は、しばらく歩き続けていた。
「ここら辺でいいかな…あんまり遠くだと合流するの面倒だし。」
遠藤はそういうと目を閉じてスキルを発動した。
訓練で身に付けたスキル「感知」
このスキルは周囲の敵の気配を感じ取るスキルだ。しかし、遠藤は訓練の時間以外でもこのスキルを使い続け能力を最大限まで強化していた。
その効果は森全体を覆う程の範囲で、生き物の気配だけではなく、何処になにがあるかもおおまかに把握する事が出来る。
遠藤は、「感知」を使い森全体を探った。すると、幸いな事に堺の洞窟の近くに人一人入れるくらいの洞窟を発見した為、すぐに洞窟に移動した。
洞窟は感知で探った通り遠藤が一人で寝るには十分な広さだった。
「ここなら寝れそうだな…一応やっとくか…」
遠藤は「感知」を洞窟内を覆う大きさで発動し、寝る事にした。こうする事でもし何者かに襲われそうになった時も、対応出来るからだ。
遠藤は日常生活で継続的にスキルを使用し続ける事で能力を強化していた。
(とりあえずはこれで安心かな…)
遠藤は眠りにつく事にした。
クラスメイトを身代わりに自分だけは助かる予定だった。しかし、遠藤と堺がどこにもいない…
洞窟内はくまなく探したが見つかる気配はない。
(クソッ…最悪だ…あいつらの首がないと僕まで魔王に殺されちゃうじゃないか!これじゃ何の為に僕は皆んなを殺したんだ)
「赤崎様、帰還の時間です。王国へ戻りましょう。」
「うるさい!まだ勇者が2人いないんだぞ!このままで帰れるわけがないだろう。いいからさっさと見つけ出せ!」
赤崎は声を荒げた。
まだ死ぬわけにはいかない…そう思って必死に探した。
赤崎聖は優等生であった。
勉強は学年首位だし、サッカー部でも次期部長を約束されていた。顔だって良い方だし人当たりも良く、完璧と評価される人間だ。
しかし、赤崎は幼少期に、正義感故に虐められっ子を庇い、イジメの対象になってしまった過去がある。その時に学んだのだ。この世界で生き残るには強い方につく事が大切だと。
別にクラスメイトを見捨てたかったわけではないし、心は痛んだ。だが、仕方がないのだ。結局人は誰だって自分の事が1番なのだから。
遠藤と堺の捜索を始めてから半日が経っていた。
日は落ちはじめており、そろそろ引き上げないとまずいが、赤崎は諦める事ができなかった。
「もうお辞めください。報告の時間に遅れてしまいます。」
「うるさい!じゃあお前らだけで帰ってろ!僕は見つけ出すまで帰らない!そう伝えておけ!」
「そうですか…ならば仕方ありませんね。」
兵士がいい終わると同時に赤崎の胸に槍が刺さった。
「お前…一体何をしている…僕は王国側の仲間だぞ」
「魔王様より申し付けを受けています。赤崎様が勇者の殲滅に失敗した場合は貴方の首を持って帰るようにと。」
「ふ…ざ…ける…な…よ…」
「どうかお許し下さい。我々も報告の時間に遅れると罰が与えられるのです。あなた方に対しては本当に申し訳なく思っています…ただ、私達にも守らなければいけない家族があります。赤の他人と家族の命なら考える間も無く家族を選びます。そうやって生きてきました。」
兵士がいい終えると同時に複数の槍が赤崎の体を貫く。
(なんでだよ…これじゃあ僕は何の為にみんなを裏切ったんだ。ただ、魔王にいいように使われただけって事か…悔しいな…)
「それでは、どうか安らかにお眠り下さい。」
兵士の剣が赤崎の首を刎ねる。
(あーあ…あの2人無事に逃げ出せてるのかなぁ…最後にこんな事思うなんて都合のいい奴だと思われるかも知れないけど、魔王に一泡吹かせてくれよ…)
赤崎は後悔しながら息をひきとった。
「報告致します。勇者殲滅任務ですが、12名中10名死亡。遠藤圭介、堺京香両名が生存。行き先も不明であります。此度の作戦を指示した赤崎聖は両名を取り逃した為、当初の予定通り処罰致しました。」
「うむ、ご苦労。下がれ。」
兵士はハッと返事をすると王の部屋を後にした。
兵士が王の部屋から出た後、魔王が突如現れた。
「へぇ、2人も取り逃しちゃったのか?」
「魔王様、大変申し訳ありません。ただいま調査兵を出していますので時期に見つかるかと…」
「いやいや、別に構わないよ。少しは刺激があった方が面白いだろう。それより、勇者どもの死体は僕の城まで運んでくれよ。」
「はい。かしこまりました。失礼かと思いますが勇者の死体をどうするかお聞きしても?」
「あれ?前にも言わなかったっけ?魔物に食べさせるんだよ。スキルも手に入れられるしね。まあ…それ以外にも使い道はあるんだけどね。それは秘密さ。」
魔王は不気味な笑みをして王の元を去った。
遠藤と堺は未だに村を見つける事が出来ずにいた。
もう外は真っ暗で足元も見えなくなってくる。
遠藤は歩きながら寝床を探していると、人が入れるくらいに大きさの洞窟を見つけた。
「ちょっと中見てくるね。」
遠藤はそういうと洞窟の中に入っていった。
(2人だとちょっと狭いかもだけど、仕方ないか。でもこれで遠藤くん私のこと意識するかも…)
堺が考え事をしていると遠藤が洞窟から出てきた。
「特に動物がいる痕跡とかなかったし大丈夫だよ。じゃあ、俺は別の洞窟探すからまた明日ね。」
「えっ…ちょっと…」
「どうしたの?あぁ、そう言えばご飯まだだったね。食べれる山菜とか魚ないか探してみるね。」
「あ…うん。そうだね。ちょっと待って私も行く。」
堺は遠藤の後を追った。
(遠藤くん本当に別の洞窟で寝る気なのかな?なんで?普通はこういう時一緒に寝るもんじゃないの?それでお互い意識しちゃうみたいな感じだと思ったのに…。本当に私の事に興味ないのかな…なんかムカつくな)
堺は遠藤が自分に全く興味がない事に苛立ちを覚えていた。
今まで数多くの異性から好かれてきた。殆どの男子はこぞって私と付き合いたいと言ってきたし、言葉に出せない人も私から話しかければ好意を持つようになる。どこにいっても心のそこから本心で話せる友人は出来なかった。それが嫌になり高校では無愛想に振る舞うようにした。だが、そんな時に遠藤を見つけた。
遠藤は堺に興味がない素振りだった。堺はそんな遠藤が気になり、本当に自分に興味がないか確かめる様にさりげなくアピールする様になった。未だに続いているが遠藤が自分に興味を持っていないのは嬉しい事の筈だった。しかし、全く気にされないのはそれはそれでムカついた。
「お、川じゃん。魚いるかな。」
遠藤が川に魚がいないか覗き込んで覗き込んでいる。
(本当になに考えてるんだろう?学校でも思ってたけど全く読めないな…)
「見つけた。」
遠藤が川辺でそう呟くと、遠藤の真横に突如魚が現れた。「転移」のスキルだ。恐らく見つけた瞬間に自分の横に転移させたんだろう。
遠藤のスキルのお陰で食料調達は思ったより早く終わった。
2人は火を焚き、調達した魚を焼き食べていた。
「へー、堺さんのスキルって火も出せるんだね。」
「うん。結構色々出来るよ。火の他にも水とかも出せるし。っていうかさ…遠藤くん本当に別の洞窟探すの?もう遅いし危なくない?」
「いや、大丈夫だよ。ちょっと当てがあるから気にしないで。」
遠藤は洞窟を出ていった。
「本当に出て行っちゃった…せっかく呼び止めたのになんで行っちゃうかな…もう知らない!」
堺は洞窟の入り口に結界を作った。これで結界を破らない限り誰も入って来れない。どうせ暫くしたら遠藤は戻ってくる。まあ、今更入れて欲しいと言われても入れるつもりはないが…堺はそのまま眠りについた。
一方、堺とわかれた遠藤は、しばらく歩き続けていた。
「ここら辺でいいかな…あんまり遠くだと合流するの面倒だし。」
遠藤はそういうと目を閉じてスキルを発動した。
訓練で身に付けたスキル「感知」
このスキルは周囲の敵の気配を感じ取るスキルだ。しかし、遠藤は訓練の時間以外でもこのスキルを使い続け能力を最大限まで強化していた。
その効果は森全体を覆う程の範囲で、生き物の気配だけではなく、何処になにがあるかもおおまかに把握する事が出来る。
遠藤は、「感知」を使い森全体を探った。すると、幸いな事に堺の洞窟の近くに人一人入れるくらいの洞窟を発見した為、すぐに洞窟に移動した。
洞窟は感知で探った通り遠藤が一人で寝るには十分な広さだった。
「ここなら寝れそうだな…一応やっとくか…」
遠藤は「感知」を洞窟内を覆う大きさで発動し、寝る事にした。こうする事でもし何者かに襲われそうになった時も、対応出来るからだ。
遠藤は日常生活で継続的にスキルを使用し続ける事で能力を強化していた。
(とりあえずはこれで安心かな…)
遠藤は眠りにつく事にした。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説

セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる