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成長が早い
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ダンジョン1階層
さてと…またここからスタートだな。
「金城さんはあれからステータス変わった?スキルポイントもたくさんあっただろうし。」
「えっと…私なりに考えて少し変えてみたんですけど…」
金城茉央
レベル:10
スキルポイント:5
装備:【白銀のローブ】【双風の杖】
【癒しのブレスレット】
攻撃力:7
耐久力:13+15=28
敏捷力:22+10=32
魔力 :128+107=235
●スキル
【炎槍《ファイアジャベリン》】【治癒《ヒール》】【氷壁《アイスウォール》】
【旋風】【鎌鼬《かまいたち》】【感知】【自動回復】
【魔法融合】【二重魔法《デュアルマジック》】【魔女の手】
増えてるのはこの【魔法融合】ってやつだけか。これ一つでスキルポイントを10も使ってる。
「この魔法融合ってどんなスキルなの?」
「えっとそれはですね。簡単に説明すると二つの魔法を一つに合わせるスキルです。例えば【炎槍《ファイアジャベリン》】と【旋風】を【魔法融合】で合わせれば——」
巨大な炎の竜巻が目の前に現れる。
「こんな感じで単体で使うより強力なスキルを放つ事が出来ます。」
俺が見てない僅かな間にどんどん強くなっていくなぁ。頼もしくもあるが、俺も引き離されないよう頑張らないと…
道中トラブルも起きることなく、無事ボス部屋まで無傷で辿り着くことができた。
「またあのトロールと戦わなきゃいけないけど俺一人でやってみてもいい?2階層で何が起こるかわからないから、一人くらいは万全な状態で残しておきたくって。」
これは建前だ。本音をいえば今の俺一人でどこまでやれるのかが知りたい。おそらく今の金城さんなら多少苦戦するかもしれないがトロールを倒す事が可能だろう。本人が臆病な性格をしているので戦闘時は後手後手に回っているが、それでも倒せる程度には力を持っている。それに比べて俺は命を賭けようとトロールの足止めをするのが精一杯だった。
「ボス相手に一人なんて危険です。二人で挑まないと…」
「大丈夫だから見てて。別に絶対に俺一人で倒したいって訳じゃない。マズイと思ったら手を貸してくれたらいいからさ。」
「草介さんがそう言うなら……でも本当に危なそうだったら私も戦いますよ。」
渋々という感じだが納得してくれた。
俺にも年長者の意地ってものがある。高校を卒業したばかりの少女のお荷物になんかなりたくはない。
覚悟を決め扉を開ける。
6年間探索者をやってきた底力見せてやる!
━━━━━━━━━━━━━━━━
よろしければお気に入り登録よろしくお願いします!!!
さてと…またここからスタートだな。
「金城さんはあれからステータス変わった?スキルポイントもたくさんあっただろうし。」
「えっと…私なりに考えて少し変えてみたんですけど…」
金城茉央
レベル:10
スキルポイント:5
装備:【白銀のローブ】【双風の杖】
【癒しのブレスレット】
攻撃力:7
耐久力:13+15=28
敏捷力:22+10=32
魔力 :128+107=235
●スキル
【炎槍《ファイアジャベリン》】【治癒《ヒール》】【氷壁《アイスウォール》】
【旋風】【鎌鼬《かまいたち》】【感知】【自動回復】
【魔法融合】【二重魔法《デュアルマジック》】【魔女の手】
増えてるのはこの【魔法融合】ってやつだけか。これ一つでスキルポイントを10も使ってる。
「この魔法融合ってどんなスキルなの?」
「えっとそれはですね。簡単に説明すると二つの魔法を一つに合わせるスキルです。例えば【炎槍《ファイアジャベリン》】と【旋風】を【魔法融合】で合わせれば——」
巨大な炎の竜巻が目の前に現れる。
「こんな感じで単体で使うより強力なスキルを放つ事が出来ます。」
俺が見てない僅かな間にどんどん強くなっていくなぁ。頼もしくもあるが、俺も引き離されないよう頑張らないと…
道中トラブルも起きることなく、無事ボス部屋まで無傷で辿り着くことができた。
「またあのトロールと戦わなきゃいけないけど俺一人でやってみてもいい?2階層で何が起こるかわからないから、一人くらいは万全な状態で残しておきたくって。」
これは建前だ。本音をいえば今の俺一人でどこまでやれるのかが知りたい。おそらく今の金城さんなら多少苦戦するかもしれないがトロールを倒す事が可能だろう。本人が臆病な性格をしているので戦闘時は後手後手に回っているが、それでも倒せる程度には力を持っている。それに比べて俺は命を賭けようとトロールの足止めをするのが精一杯だった。
「ボス相手に一人なんて危険です。二人で挑まないと…」
「大丈夫だから見てて。別に絶対に俺一人で倒したいって訳じゃない。マズイと思ったら手を貸してくれたらいいからさ。」
「草介さんがそう言うなら……でも本当に危なそうだったら私も戦いますよ。」
渋々という感じだが納得してくれた。
俺にも年長者の意地ってものがある。高校を卒業したばかりの少女のお荷物になんかなりたくはない。
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