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最終章
106 おあずけ
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流雨と談話室に移り、ユリウスはあとで来るからと今は不在、護衛となったエマは現在別室で待機中である。話したいことがあると、流雨が首部分の服の中からネックレスにしている石を取り出した。
「これはリンケルト家の特殊な石だよ。俺が浮けるんだ」
「……浮く? 飛べるってこと?」
「そうとも言うかな。紗彩が一緒に浮いて怖くないかだけ、確かめさせて」
「……う、うん」
なんだか流雨が変なこと言いだしたな、と思ったけれど、流雨が両腕を広げたので、流雨に抱き付いた。すると、私と流雨が少しずつ浮き、床から五十センチくらいのところで止まった。石が光っている。
「紗彩、怖くない?」
「怖くないー! えー、すごいね、どうなってるの?」
「石の力だよ。このくらいの高さは大丈夫そうだね。あと少しだけ高さを出すね」
流雨が一メートル五十センチほど浮くと、我が家のアパートメントの天井に流雨の手が付いた。
「このくらいの高さは怖い?」
「ちょ、ちょっと怖いかな……」
流雨は頷くと、また床から五十センチくらいのところまで降りてきた。
「紗彩、俺の手に捕まって、ちょっと離れてみて」
「ええ!? 落ちちゃうよ!?」
「落ちない落ちない。俺が紗彩の体重を支えてるわけじゃないから。俺と接触してれば、浮いてられる。俺を信じて」
流雨の言葉に戸惑いながら、流雨の手を握って、そっと抱き付いていた流雨の体から体を離す。流雨の言うとおり、手しか流雨と接触していないのに、体が浮いたままだ。
「すごいねぇ、体重を感じないかも」
「その通りだよ」
流雨は笑い、浮いたまま私を横抱きにすると、空中を移動して流雨がソファーに座り、私を膝に乗せた。すると、先ほどの体重を感じなかった感覚が無くなり、流雨の膝に座っている自分の体重を感じた。
「……石の力、なくなった?」
「うん、なくなったよ。よかった、少し浮くくらいなら、紗彩は問題なさそうだね。階段じゃないし、東京の高いビルとかは大丈夫そうだから、問題ないだろうとは思ったんだけれど」
確かに、階段が怖いだけで、私は高所恐怖症というわけではない。
「今、石の力を実験中なんだ。詳しい話は、実験が終わってから、紗彩にするね」
「うん」
なんだかよく分からないが、私は流雨がいつか話してくれるのを待てばいいのだから、気にしない。流雨の首に手を回し、流雨に抱き付く。せっかくの甘える時間だ。
最近は、会えば毎回流雨が私を膝に乗せるし、毎回頬にキスをすることになっているし、だんだんと慣れてきた。手を伸ばして左手薬指にしている指輪を見て、ニマニマとしてしまう。メイル学園ではできないけれど、家に帰ってくるたび、ネックレスにしている指輪を外して左手薬指に戻すのだ。そのたびに嬉しくなる。
体を流雨から離して、口を開いた。左手を顔の前に上げて、流雨に指輪を見せる。
「ねえねえ、るー君、リポーター風に指輪どうしたんですかって聞いてみて?」
「――紗彩さん、その左手薬指に光る指輪はどうしたんですか?」
「とっても素敵で優しい、大好きな婚約者からもらったんです!」
満面の笑みで告げると、流雨はくすくすと笑って「可愛い」と言いながら、私の頬にキスをする。嬉しくて私も流雨の頬にキスを返す。互いに笑いあい、流雨の顔がゆっくりと私の顔に近づく。もしかしたら、唇にキスをするのかも、とドキドキと恥ずかしいけれど、今なら受け入れられる気がする。
と思った時、ドアが開く音がして、私は思いっきり流雨の顔を避けた。ユリウスが入室してきた。
「流雨さん、パソコンの調子がおかしいんですが、ちょっと見てもらえますか?」
「……………………いいよ」
流雨が不機嫌そうにユリウスに告げた。恥ずかしいと思いながら、私は流雨の膝から降りようとするが、流雨が離してくれない。最近では膝に座ることに対する、ユリウスのツッコミもなくなってきた。ユリウスも見慣れてきたのだろう。
ソファーから場所をテーブルの前の椅子に移動したのに、流雨はまだ私を膝に乗せている。
「るー君、私邪魔じゃない?」
「邪魔じゃない」
そうですか。流雨の視線はパソコンである。
「流雨さんは、システムとか作れるんですよね?」
「たいていの事ならできるけれど。何か欲しいのがある?」
「翻訳するやつが欲しいです。日本語と帝国語の。麻彩に翻訳頼んでるものがあるのですが、麻彩の作業を少し軽くできないかと思って」
東京の私の会社ではスーツケースの発注をしているが、スーツケース担当の陸が日本語で作成してくれる。スーツケースは帝国の職人に作成を頼むのだが、日本語で書かれた発注を麻彩が学生の合間に帝国語に翻訳してくれているのだ。
「分かった。完璧な翻訳は無理だけど、ある程度に翻訳するものは作れる」
流雨の言葉に、ユリウスが喜んで、二人で話を詰めだした。麻彩思いのユリウスは、良い兄で良い子だ。
「ありがとう、るー君」
「いいよ。というか、システム構築したかったから、逆に俺が楽しいから問題ない。……でも、そこそこのスペックの端末が欲しいんだけれど」
「うん、用意するよ。詳細にメモに書いてくれる? あと、るー君の家でも使えるように、太陽光パネルや蓄電池とかも用意するね」
どうやら流雨はパソコンに触りたい病になっているようで、パソコンを楽しそうに触っている。帝国にはパソコンはなく、似たようなものと言えば新聞社が使うタイプライターくらいだ。そして流雨はタイプライターには興味がないらしい。タイプライターはキーボードを打つだけに近いから、楽しくないのだろう。
それから私のデビュタントの話題に移った。当日は皇帝に挨拶をした後、ダンスがあるのだが。
「……ダンスか」
「うん。るー君、踊れる?」
「……踊れないな。しかも、ルーウェンの記憶にもダンスを習っている様子がない」
流雨は記憶を辿るような表情をした。
「ルーウェンは、そういう場に出てなかったみたいだから、ダンスが嫌いだったのかも。まあ、でも、踊らなくても大丈夫だよ。ルーウェンだし、突っ込む人もいないと思う」
「でも、デビュタントでは踊るものなんでしょう?」
「まあ、普通はそうだけれど……ユリウスも参加するし、ユリウスが一緒に踊ってくれる?」
「いいですよ」
「……ちょっと待って。俺が踊る」
流雨が悩まし気な顔をしつつ言った。
「え? 無理しなくていいよ?」
「いや……これから必要になるし、今から習う」
「ええ? デビュタントまで一ヶ月くらいしかないけれど」
「どうにかする」
大丈夫だろうか。少し切羽詰まった顔の流雨が心配になるのだった。
「これはリンケルト家の特殊な石だよ。俺が浮けるんだ」
「……浮く? 飛べるってこと?」
「そうとも言うかな。紗彩が一緒に浮いて怖くないかだけ、確かめさせて」
「……う、うん」
なんだか流雨が変なこと言いだしたな、と思ったけれど、流雨が両腕を広げたので、流雨に抱き付いた。すると、私と流雨が少しずつ浮き、床から五十センチくらいのところで止まった。石が光っている。
「紗彩、怖くない?」
「怖くないー! えー、すごいね、どうなってるの?」
「石の力だよ。このくらいの高さは大丈夫そうだね。あと少しだけ高さを出すね」
流雨が一メートル五十センチほど浮くと、我が家のアパートメントの天井に流雨の手が付いた。
「このくらいの高さは怖い?」
「ちょ、ちょっと怖いかな……」
流雨は頷くと、また床から五十センチくらいのところまで降りてきた。
「紗彩、俺の手に捕まって、ちょっと離れてみて」
「ええ!? 落ちちゃうよ!?」
「落ちない落ちない。俺が紗彩の体重を支えてるわけじゃないから。俺と接触してれば、浮いてられる。俺を信じて」
流雨の言葉に戸惑いながら、流雨の手を握って、そっと抱き付いていた流雨の体から体を離す。流雨の言うとおり、手しか流雨と接触していないのに、体が浮いたままだ。
「すごいねぇ、体重を感じないかも」
「その通りだよ」
流雨は笑い、浮いたまま私を横抱きにすると、空中を移動して流雨がソファーに座り、私を膝に乗せた。すると、先ほどの体重を感じなかった感覚が無くなり、流雨の膝に座っている自分の体重を感じた。
「……石の力、なくなった?」
「うん、なくなったよ。よかった、少し浮くくらいなら、紗彩は問題なさそうだね。階段じゃないし、東京の高いビルとかは大丈夫そうだから、問題ないだろうとは思ったんだけれど」
確かに、階段が怖いだけで、私は高所恐怖症というわけではない。
「今、石の力を実験中なんだ。詳しい話は、実験が終わってから、紗彩にするね」
「うん」
なんだかよく分からないが、私は流雨がいつか話してくれるのを待てばいいのだから、気にしない。流雨の首に手を回し、流雨に抱き付く。せっかくの甘える時間だ。
最近は、会えば毎回流雨が私を膝に乗せるし、毎回頬にキスをすることになっているし、だんだんと慣れてきた。手を伸ばして左手薬指にしている指輪を見て、ニマニマとしてしまう。メイル学園ではできないけれど、家に帰ってくるたび、ネックレスにしている指輪を外して左手薬指に戻すのだ。そのたびに嬉しくなる。
体を流雨から離して、口を開いた。左手を顔の前に上げて、流雨に指輪を見せる。
「ねえねえ、るー君、リポーター風に指輪どうしたんですかって聞いてみて?」
「――紗彩さん、その左手薬指に光る指輪はどうしたんですか?」
「とっても素敵で優しい、大好きな婚約者からもらったんです!」
満面の笑みで告げると、流雨はくすくすと笑って「可愛い」と言いながら、私の頬にキスをする。嬉しくて私も流雨の頬にキスを返す。互いに笑いあい、流雨の顔がゆっくりと私の顔に近づく。もしかしたら、唇にキスをするのかも、とドキドキと恥ずかしいけれど、今なら受け入れられる気がする。
と思った時、ドアが開く音がして、私は思いっきり流雨の顔を避けた。ユリウスが入室してきた。
「流雨さん、パソコンの調子がおかしいんですが、ちょっと見てもらえますか?」
「……………………いいよ」
流雨が不機嫌そうにユリウスに告げた。恥ずかしいと思いながら、私は流雨の膝から降りようとするが、流雨が離してくれない。最近では膝に座ることに対する、ユリウスのツッコミもなくなってきた。ユリウスも見慣れてきたのだろう。
ソファーから場所をテーブルの前の椅子に移動したのに、流雨はまだ私を膝に乗せている。
「るー君、私邪魔じゃない?」
「邪魔じゃない」
そうですか。流雨の視線はパソコンである。
「流雨さんは、システムとか作れるんですよね?」
「たいていの事ならできるけれど。何か欲しいのがある?」
「翻訳するやつが欲しいです。日本語と帝国語の。麻彩に翻訳頼んでるものがあるのですが、麻彩の作業を少し軽くできないかと思って」
東京の私の会社ではスーツケースの発注をしているが、スーツケース担当の陸が日本語で作成してくれる。スーツケースは帝国の職人に作成を頼むのだが、日本語で書かれた発注を麻彩が学生の合間に帝国語に翻訳してくれているのだ。
「分かった。完璧な翻訳は無理だけど、ある程度に翻訳するものは作れる」
流雨の言葉に、ユリウスが喜んで、二人で話を詰めだした。麻彩思いのユリウスは、良い兄で良い子だ。
「ありがとう、るー君」
「いいよ。というか、システム構築したかったから、逆に俺が楽しいから問題ない。……でも、そこそこのスペックの端末が欲しいんだけれど」
「うん、用意するよ。詳細にメモに書いてくれる? あと、るー君の家でも使えるように、太陽光パネルや蓄電池とかも用意するね」
どうやら流雨はパソコンに触りたい病になっているようで、パソコンを楽しそうに触っている。帝国にはパソコンはなく、似たようなものと言えば新聞社が使うタイプライターくらいだ。そして流雨はタイプライターには興味がないらしい。タイプライターはキーボードを打つだけに近いから、楽しくないのだろう。
それから私のデビュタントの話題に移った。当日は皇帝に挨拶をした後、ダンスがあるのだが。
「……ダンスか」
「うん。るー君、踊れる?」
「……踊れないな。しかも、ルーウェンの記憶にもダンスを習っている様子がない」
流雨は記憶を辿るような表情をした。
「ルーウェンは、そういう場に出てなかったみたいだから、ダンスが嫌いだったのかも。まあ、でも、踊らなくても大丈夫だよ。ルーウェンだし、突っ込む人もいないと思う」
「でも、デビュタントでは踊るものなんでしょう?」
「まあ、普通はそうだけれど……ユリウスも参加するし、ユリウスが一緒に踊ってくれる?」
「いいですよ」
「……ちょっと待って。俺が踊る」
流雨が悩まし気な顔をしつつ言った。
「え? 無理しなくていいよ?」
「いや……これから必要になるし、今から習う」
「ええ? デビュタントまで一ヶ月くらいしかないけれど」
「どうにかする」
大丈夫だろうか。少し切羽詰まった顔の流雨が心配になるのだった。
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