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最終章
94 過去と結論2
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「さっき、るー君、ボルト公爵令嬢と仲良くしてたもの」
「仲良く? 俺が話しかけられただけだよね」
「ボルト公爵令嬢がるー君……、ルーウェンに親し気に話しかけるなんて、今までなかったの。実はリンケルト公爵家と……婚姻関係を結ぼうとしているのではと……」
「……ああ! なるほど、紗彩はやきもちを焼いたんだ」
かあっと顔が熱くなる。違うとは言えない。なぜか流雨がニコニコして私の頬にキスをした。
「ちょっ、るー君! キスはしないでって、前に――」
「紗彩が可愛いから仕方ない。でもなぁ、導きだした答えが気に入らないなぁ」
流雨は今度は私の両頬を両手で包んだ。
「もし、ボルト家と婚姻の話が上っていたとして、紗彩には引き下がらず俺は紗彩のものだって言って欲しいな?」
「そ、んなこと、言えないっ! また私がレベッカの思い人を奪ってしまうことになる……!」
「……また?」
しまった、余計なことを言ってしまった。きっとまた目が泳いでしまうと、目をぎゅっと瞑る。これなら、誤魔化してるとバレはしまい。流雨の両手が私の頬から離れた。そっと目を開けると、流雨が真剣な顔をしていた。
「誤解のないように先に言っておくけれど、ボルト家とリンケルト家に婚姻話なんてないからね」
「え……でも、レベッカはるー君が好きそうだった……」
「彼女が婚約者の座を狙っているのは、第三皇子だよ」
「うん、それは、そういう噂があったから知っているけれど、でも今は……」
第三皇子の婚約者の座は競争率が高い。裏で女性たちの舌戦による戦いもあると聞く。そんな戦いを続けるより、他に好きな人ができたなら、その人と結婚したいと思うのはおかしくない。
「紗彩は、顔を見られたくない特定の人がいるのでしょう。俺はそれが誰なのか探ってたんだ」
「……え」
「デビュタントまでに婚約者が欲しい理由は、顔を見られたくない相手が原因でしょう」
急に何の話だ。色々と推理されていて、気持ちが焦る。
「顔を見られたくない相手というのは、紗彩が避ける人物の中にいると思った。特に紗彩が挙動不審になるのが、あのボルト公爵令嬢だ」
「……」
「だから何度かボルト公爵令嬢に近づいて、といっても隠れて盗み聞きとかしていただけだけれど。紗彩とどんな関係なのか探ろうと思ったんだ。まあ、あの令嬢が紗彩のことを気にもしていないことは分かった。なのに、紗彩側が避ける理由は何?」
「……」
流雨は探偵にもなれそうだ。
「たまたまボルト公爵令嬢がいた廊下を歩いていた。話声から、第三皇子のいる生徒会で活躍する平民の女生徒が気に入らないらしく、ボルト公爵令嬢はその女生徒に詰め寄っていた。話の流れでカッとなったボルト公爵令嬢が女生徒に平手打ちをしようとしたけれど、女生徒はそれを避けた。勢い余ったボルト公爵令嬢が半回転して転びそうになったのが俺の目の前で、とっさに彼女を支えてしまった」
流雨はため息を付いた。
「本当、余計なことをしたよ。あれから、ボルト公爵令嬢が面倒だ。要らないと言っているのに、親の名を出してまでお礼をさせてくれと煩い。しかも、俺がボルト公爵令嬢に惚れたから助けたのだとか、妄想癖があるのか勝手に吹聴して回ってる。もう二度と助けたりはしない」
流雨は急にレベッカのことを冷たく言い離す。
「紗彩、分かった? 彼女がたとえ俺を好きになったのだとしても、俺が彼女と結婚なんて、絶対にありえない。俺はもともと彼女のものではないから、紗彩が彼女の思い人を奪うわけではない。念のため、しばらく彼女が俺に近づけないよう徹底するよ。だから、紗彩は彼女を気にしなくていい」
「……うん」
流雨とレベッカは何も関係がないことに、ほっとする。しかし、次に流雨が言った言葉に、緊張した。
「紗彩がよく避けているのは、ボルト公爵令嬢、それに第一皇女と第四皇子。他にもいるけれど……まあ、徹底的に避けるという意味では、その三人だ。紗彩が顔を見られたくない相手というのは、その中にいる? 紗彩が気にしていることを教えてくれないかな。俺が力になるから」
「………………」
ごくりと喉が鳴った。どうしよう、流雨が真相に迫りつつある。さすがに私が一度死んでいるとまでは分からないだろうけれど、もしこのまま黙っていたら、流雨はルドルフにまで接触を試みるのではなかろうか。
「姉様、僕にも教えて欲しいです。僕だって、姉様の役に立てますよ」
もう秘密を話すしかないのかもしれない。流雨にもユリウスにもルドルフとは接触しないで欲しい。それに、私の力だけでは、私の計画はどうにもならないところまで来ている。あと三ヶ月程度で婚約者はできないだろう。
なんだか自分が情けなくて、結局泣いてしまいながら、口を開いた。
「お兄様にしか話したことのない私の秘密を二人にだけ話すから、少し場所を変えましょう」
代々我が家で働いてくれているマリアたちヴィアート家の人たちも、死神業のことは知っていても、これから話す内容は知られないほうがいい。
流雨とユリウスを連れ、我が家の倉庫、東京と行き来する部屋へやってきた。
「この部屋、防音なの」
ライナたちに椅子とテーブル、そしてお茶セットを準備してもらった。ライナたちが部屋を去り、倉庫には私と流雨とユリウスだけになった。
「今から話すことは、他言無用でお願いします」
頷く二人に私は口を開いた。
「仲良く? 俺が話しかけられただけだよね」
「ボルト公爵令嬢がるー君……、ルーウェンに親し気に話しかけるなんて、今までなかったの。実はリンケルト公爵家と……婚姻関係を結ぼうとしているのではと……」
「……ああ! なるほど、紗彩はやきもちを焼いたんだ」
かあっと顔が熱くなる。違うとは言えない。なぜか流雨がニコニコして私の頬にキスをした。
「ちょっ、るー君! キスはしないでって、前に――」
「紗彩が可愛いから仕方ない。でもなぁ、導きだした答えが気に入らないなぁ」
流雨は今度は私の両頬を両手で包んだ。
「もし、ボルト家と婚姻の話が上っていたとして、紗彩には引き下がらず俺は紗彩のものだって言って欲しいな?」
「そ、んなこと、言えないっ! また私がレベッカの思い人を奪ってしまうことになる……!」
「……また?」
しまった、余計なことを言ってしまった。きっとまた目が泳いでしまうと、目をぎゅっと瞑る。これなら、誤魔化してるとバレはしまい。流雨の両手が私の頬から離れた。そっと目を開けると、流雨が真剣な顔をしていた。
「誤解のないように先に言っておくけれど、ボルト家とリンケルト家に婚姻話なんてないからね」
「え……でも、レベッカはるー君が好きそうだった……」
「彼女が婚約者の座を狙っているのは、第三皇子だよ」
「うん、それは、そういう噂があったから知っているけれど、でも今は……」
第三皇子の婚約者の座は競争率が高い。裏で女性たちの舌戦による戦いもあると聞く。そんな戦いを続けるより、他に好きな人ができたなら、その人と結婚したいと思うのはおかしくない。
「紗彩は、顔を見られたくない特定の人がいるのでしょう。俺はそれが誰なのか探ってたんだ」
「……え」
「デビュタントまでに婚約者が欲しい理由は、顔を見られたくない相手が原因でしょう」
急に何の話だ。色々と推理されていて、気持ちが焦る。
「顔を見られたくない相手というのは、紗彩が避ける人物の中にいると思った。特に紗彩が挙動不審になるのが、あのボルト公爵令嬢だ」
「……」
「だから何度かボルト公爵令嬢に近づいて、といっても隠れて盗み聞きとかしていただけだけれど。紗彩とどんな関係なのか探ろうと思ったんだ。まあ、あの令嬢が紗彩のことを気にもしていないことは分かった。なのに、紗彩側が避ける理由は何?」
「……」
流雨は探偵にもなれそうだ。
「たまたまボルト公爵令嬢がいた廊下を歩いていた。話声から、第三皇子のいる生徒会で活躍する平民の女生徒が気に入らないらしく、ボルト公爵令嬢はその女生徒に詰め寄っていた。話の流れでカッとなったボルト公爵令嬢が女生徒に平手打ちをしようとしたけれど、女生徒はそれを避けた。勢い余ったボルト公爵令嬢が半回転して転びそうになったのが俺の目の前で、とっさに彼女を支えてしまった」
流雨はため息を付いた。
「本当、余計なことをしたよ。あれから、ボルト公爵令嬢が面倒だ。要らないと言っているのに、親の名を出してまでお礼をさせてくれと煩い。しかも、俺がボルト公爵令嬢に惚れたから助けたのだとか、妄想癖があるのか勝手に吹聴して回ってる。もう二度と助けたりはしない」
流雨は急にレベッカのことを冷たく言い離す。
「紗彩、分かった? 彼女がたとえ俺を好きになったのだとしても、俺が彼女と結婚なんて、絶対にありえない。俺はもともと彼女のものではないから、紗彩が彼女の思い人を奪うわけではない。念のため、しばらく彼女が俺に近づけないよう徹底するよ。だから、紗彩は彼女を気にしなくていい」
「……うん」
流雨とレベッカは何も関係がないことに、ほっとする。しかし、次に流雨が言った言葉に、緊張した。
「紗彩がよく避けているのは、ボルト公爵令嬢、それに第一皇女と第四皇子。他にもいるけれど……まあ、徹底的に避けるという意味では、その三人だ。紗彩が顔を見られたくない相手というのは、その中にいる? 紗彩が気にしていることを教えてくれないかな。俺が力になるから」
「………………」
ごくりと喉が鳴った。どうしよう、流雨が真相に迫りつつある。さすがに私が一度死んでいるとまでは分からないだろうけれど、もしこのまま黙っていたら、流雨はルドルフにまで接触を試みるのではなかろうか。
「姉様、僕にも教えて欲しいです。僕だって、姉様の役に立てますよ」
もう秘密を話すしかないのかもしれない。流雨にもユリウスにもルドルフとは接触しないで欲しい。それに、私の力だけでは、私の計画はどうにもならないところまで来ている。あと三ヶ月程度で婚約者はできないだろう。
なんだか自分が情けなくて、結局泣いてしまいながら、口を開いた。
「お兄様にしか話したことのない私の秘密を二人にだけ話すから、少し場所を変えましょう」
代々我が家で働いてくれているマリアたちヴィアート家の人たちも、死神業のことは知っていても、これから話す内容は知られないほうがいい。
流雨とユリウスを連れ、我が家の倉庫、東京と行き来する部屋へやってきた。
「この部屋、防音なの」
ライナたちに椅子とテーブル、そしてお茶セットを準備してもらった。ライナたちが部屋を去り、倉庫には私と流雨とユリウスだけになった。
「今から話すことは、他言無用でお願いします」
頷く二人に私は口を開いた。
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