40 / 132
第1章
40 逆行、そして残酷な神
しおりを挟む
第一皇妃レベッカに階段から落とされ、次に目が覚めると、私は五歳になっていた。頭を強く打ち、確かに死んだと思ったはずなのに、何故私の体は縮んでしまっているのだろうか。
もしや、ルドルフと結婚し、第三皇妃になったほうが夢だったというオチ?
いやいや、そんなはずはない。首を振る。夢だというオチなら、ここまで鮮明に記憶があるのはおかしい。それに、五歳が見る夢でもない。
ということは、やはり、私の時間が遡った?
そこまで考えて、顔が青くなった。もしかして、ルドルフに聞いた、あの力。絶対に使わないでとお願いした力。それをルドルフは作動させてしまったのではないか。
この国には建国貴族と新興貴族がいる。その建国貴族にのみ、血族が継承していく力がある。神ヴァリーに与えられし、特別な石の力。建国貴族はその家門自体が少数で、受け継ぐ特別な力は家門により少しずつ違うという。
帝室も建国貴族であり、ルドルフもその力を受け継いでいた。どの建国貴族も、受け継いだ力を得られるのは、当代当主とその後継者のみ。後継者は当主の子で、かつ次代として儀式を受けたものだけが力の継承を受け継ぐことができるらしい。
つまり、ルドルフの場合、当主だから力を持っていた。しかし、私の子ができるまでは、第三皇子ヴェルナーの子を次代に据えると言っていた。ルドルフの子ではないから、力の継承ができないのではと思った。しかし、ヴェルナーは前代の子であり、ルドルフが生きている内にヴェルナーに当代を譲る儀式を行えば、ヴェルナーの子に力の継承ができるらしい。「まあ、ギリギリの継承にはなるがな」とルドルフは笑っていた。当代を譲る儀式というものが重要なんだとか。
とにかく、そういった血で継承される力だが、その力は大きく分けると三つあるという。家門により力は違えど、大まかにはこういうことらしい。帝室の場合だが、
一つ目、エネルギー源化。これは最初は誰も知らなかった実験の副産物だそうで、現在で言う『皇帝石』にあたる。これに関しては、血の力は使っているが、力を使う人物、つまりルドルフに副作用がないため、使い放題である。
二つ目、再生力、もしくは治癒力。石の力と血の能力で、生きている人間に対し傷や病気を治す、といったことができるという。ただし、限度はある。また、この力を使う人物の体力も奪われる。だから、この力は多用しないようにしなければならない。
三つ目、時間の逆行。石の力と血の能力で神ヴァリーに願うことで、時間を戻すことができる。ただし、時間を戻すことによる影響は多大であり、力を使う人物にも代償がある。
本来、こういった話は当代と後継者のみの秘密事項だろうが、ルドルフは私に何でも話す人だったので、大した話でもない、という感じで話してくれたことがあった。その時、三つ目の時間の逆行については、力を使う人物にも代償があると聞いて、絶対にその力は使わないでとルドルフにお願いした。
その代償というものは、時間の逆行年数やその影響がどれくらいあるかによりさまざまであるから一概には言えないと言っていたが、力を使った人物の寿命が縮んだり、記憶がなくなったり、ということがある可能性を話していた。しかし帝室に文献などが残っていないらしく、ルドルフも代償の詳しいことは分からないとのことだった。
だからルドルフに言ったのだ。その力は絶対に使わないでと。ルドルフの寿命が短くなるなんて嫌だったから。
ルドルフは、二つ目の再生力や三つ目の時間の逆行を使うのは面倒だからやらない、と笑いながら言っていたから、私も安心していたのに。
時間を逆行させる力を使ってしまったとしたら、それは神ヴァリーとやりとりをしたということ。
逆行させたのがルドルフなのかどうか、もしくは別の何かの力なのか、それを確かめるには、月に一度、死神業の連絡にやってくるティカに聞くしかない。
そして、やってきたティカに、母には退出してもらい、ルドルフが時間を逆行させたのかと聞いた。
「やっぱり、そこ気になる? 今日それ聞かれるかなって、思ってたんだよね」
「……では、やはり」
「君、愛されてたんだねぇ。こういうことって代償が付き物なのに、それを顧みないんだからさ」
やはり、ルドルフだったのか。じわじわと涙があふれた。私のために、なんてことをしたのだろう。
「私に、記憶があるのは、何故ですか? 時間が戻った全員に、記憶があるのですか?」
「まさか。君の記憶があるのは、カーリオンさまの影響だよ」
「カーリオンさまの?」
神カーリオンは私の死神業での上司である。
「うーん、やっぱり少しは説明が必要だよねぇ。どうしよっかな。……ちょっと待ってて」
そうティカは言うと、消えた。そして待つこと二分ほど。私は今までいた部屋とは違う別の空間にいた。
「こ、ここは?」
部屋にいたはずなのに、瞬きする間に真っ白の空間に立っていた。傍に立っていたティカが口を開いた。
「君に分かりやすく言うなら、天界かな?」
「天界……」
「君の体はここにはないよ。体があるように見えるだろうけど、実際には魂だけこっちに呼んでるから」
それからティカに案内され、私は幼児の前に立っていた。
真っ白の空間、地面には大量の紙らしきものが積み上げられ、大きいテーブルの前に五歳くらいの男の幼児が座ってなにやら作業をしていた。顔の造形は可愛らしいが、目が幼児の目ではないというか、なんでも見通されそうな目をしていた。テーブルの前に座り、次々と紙を見ては、何やら作業をしている。
「カーリオンさま、東京地区サーヤを連れて参りました」
まさか、この幼児が神カーリオンなのだろうか。いやいや、まさかね?
「それで聞きたいことと言うのは?」
幼児がテーブルから顔も上げず、そう口にしたので、信じられないがこの幼児が神カーリオンなのだと、頭がくらっとする。実際には魂しかないので、頭がくらっとするはずないのだけれど。
「サーヤの記憶があるのは、カーリオンさまがそうしたからだというところまで伝えました」
「そのとおりだ。またヴァリーに時間を戻させてくれとお願いされては、かなわん。影響がどれだけあると思っている。ヴァリーに願ったルドルフとやらと今後は関わるなよ」
「……ど、どういう意味でしょう」
もっと順を追って説明をしてくれないだろうか。
「今回ヴァリーが時間を戻したいと言った世界に、お前がいた。本来なら、その世界の時間だけ巻き戻せばいいから、ヴァリーに勝手にすればいいと言いたいところだ。だがお前がいると、それが急にややこしい話になる」
どういうことかというと、死神業をしている私は帝国のある世界と、東京のある世界に影響がある。つまり、帝国のある世界を逆行させるなら、東京のある世界も同じく逆行させる必要がある。そして、東京のある世界には、他にも死神業に携わる人物がいて、その人に影響する別の世界も逆行させる必要がでてくる。
今回、それをやったことで、複数の異世界の時間が逆行することになった。
そうすると、逆行した分、その間に亡くなった方も生き返り、今まで魂の洗浄やらの作業をした分が、全部元に戻ってしまったらしい。
それを聞いて、血の気が引いた。
「どれだけ影響があるか分かっただろう。もう同じことになるのはごめんだ。だから死んだお前の記憶も戻しておいた。どうやればルドルフと関わらないで済むか、考えて行動しろ」
「……ルドルフと、二度と結婚するなと?」
「それだけではない。ヴァリーに願えるのは、限られた人間ということだろう。その限られた人間にならないよう、対処しろ」
それは、ルドルフに今回は皇帝になるなと言っているのか。力を使えるのは、皇帝とその後継者だけだから。
「ルドルフに会うことがなければ、皇帝にならないよう仕向けることはできません」
私がそう口にすると、その時初めて神カーリオンがテーブルから顔を上げた。そして私を見て目を細める。
「……お前とルドルフには縁があるようだな。お前がルドルフを回避しても、どこかで出会うようだ」
カーリオンには何が見えているのだろうか。私の未来だろうか。選択によって、枝分かれする、すべての未来。
「いいだろう。皇帝にならないよう仕向ける、という方は努力目標でいい。ルドルフと関わらない、そちらに全力を注げ」
ルドルフに関わらない。それが、どれだけ辛いことなのか、この神は分かっているのだろうか。私は、ぐぐぐっと涙を我慢し、口を開けた。
「承知、しました」
そう言うと、私は次の瞬間には部屋に戻っていた。
もしや、ルドルフと結婚し、第三皇妃になったほうが夢だったというオチ?
いやいや、そんなはずはない。首を振る。夢だというオチなら、ここまで鮮明に記憶があるのはおかしい。それに、五歳が見る夢でもない。
ということは、やはり、私の時間が遡った?
そこまで考えて、顔が青くなった。もしかして、ルドルフに聞いた、あの力。絶対に使わないでとお願いした力。それをルドルフは作動させてしまったのではないか。
この国には建国貴族と新興貴族がいる。その建国貴族にのみ、血族が継承していく力がある。神ヴァリーに与えられし、特別な石の力。建国貴族はその家門自体が少数で、受け継ぐ特別な力は家門により少しずつ違うという。
帝室も建国貴族であり、ルドルフもその力を受け継いでいた。どの建国貴族も、受け継いだ力を得られるのは、当代当主とその後継者のみ。後継者は当主の子で、かつ次代として儀式を受けたものだけが力の継承を受け継ぐことができるらしい。
つまり、ルドルフの場合、当主だから力を持っていた。しかし、私の子ができるまでは、第三皇子ヴェルナーの子を次代に据えると言っていた。ルドルフの子ではないから、力の継承ができないのではと思った。しかし、ヴェルナーは前代の子であり、ルドルフが生きている内にヴェルナーに当代を譲る儀式を行えば、ヴェルナーの子に力の継承ができるらしい。「まあ、ギリギリの継承にはなるがな」とルドルフは笑っていた。当代を譲る儀式というものが重要なんだとか。
とにかく、そういった血で継承される力だが、その力は大きく分けると三つあるという。家門により力は違えど、大まかにはこういうことらしい。帝室の場合だが、
一つ目、エネルギー源化。これは最初は誰も知らなかった実験の副産物だそうで、現在で言う『皇帝石』にあたる。これに関しては、血の力は使っているが、力を使う人物、つまりルドルフに副作用がないため、使い放題である。
二つ目、再生力、もしくは治癒力。石の力と血の能力で、生きている人間に対し傷や病気を治す、といったことができるという。ただし、限度はある。また、この力を使う人物の体力も奪われる。だから、この力は多用しないようにしなければならない。
三つ目、時間の逆行。石の力と血の能力で神ヴァリーに願うことで、時間を戻すことができる。ただし、時間を戻すことによる影響は多大であり、力を使う人物にも代償がある。
本来、こういった話は当代と後継者のみの秘密事項だろうが、ルドルフは私に何でも話す人だったので、大した話でもない、という感じで話してくれたことがあった。その時、三つ目の時間の逆行については、力を使う人物にも代償があると聞いて、絶対にその力は使わないでとルドルフにお願いした。
その代償というものは、時間の逆行年数やその影響がどれくらいあるかによりさまざまであるから一概には言えないと言っていたが、力を使った人物の寿命が縮んだり、記憶がなくなったり、ということがある可能性を話していた。しかし帝室に文献などが残っていないらしく、ルドルフも代償の詳しいことは分からないとのことだった。
だからルドルフに言ったのだ。その力は絶対に使わないでと。ルドルフの寿命が短くなるなんて嫌だったから。
ルドルフは、二つ目の再生力や三つ目の時間の逆行を使うのは面倒だからやらない、と笑いながら言っていたから、私も安心していたのに。
時間を逆行させる力を使ってしまったとしたら、それは神ヴァリーとやりとりをしたということ。
逆行させたのがルドルフなのかどうか、もしくは別の何かの力なのか、それを確かめるには、月に一度、死神業の連絡にやってくるティカに聞くしかない。
そして、やってきたティカに、母には退出してもらい、ルドルフが時間を逆行させたのかと聞いた。
「やっぱり、そこ気になる? 今日それ聞かれるかなって、思ってたんだよね」
「……では、やはり」
「君、愛されてたんだねぇ。こういうことって代償が付き物なのに、それを顧みないんだからさ」
やはり、ルドルフだったのか。じわじわと涙があふれた。私のために、なんてことをしたのだろう。
「私に、記憶があるのは、何故ですか? 時間が戻った全員に、記憶があるのですか?」
「まさか。君の記憶があるのは、カーリオンさまの影響だよ」
「カーリオンさまの?」
神カーリオンは私の死神業での上司である。
「うーん、やっぱり少しは説明が必要だよねぇ。どうしよっかな。……ちょっと待ってて」
そうティカは言うと、消えた。そして待つこと二分ほど。私は今までいた部屋とは違う別の空間にいた。
「こ、ここは?」
部屋にいたはずなのに、瞬きする間に真っ白の空間に立っていた。傍に立っていたティカが口を開いた。
「君に分かりやすく言うなら、天界かな?」
「天界……」
「君の体はここにはないよ。体があるように見えるだろうけど、実際には魂だけこっちに呼んでるから」
それからティカに案内され、私は幼児の前に立っていた。
真っ白の空間、地面には大量の紙らしきものが積み上げられ、大きいテーブルの前に五歳くらいの男の幼児が座ってなにやら作業をしていた。顔の造形は可愛らしいが、目が幼児の目ではないというか、なんでも見通されそうな目をしていた。テーブルの前に座り、次々と紙を見ては、何やら作業をしている。
「カーリオンさま、東京地区サーヤを連れて参りました」
まさか、この幼児が神カーリオンなのだろうか。いやいや、まさかね?
「それで聞きたいことと言うのは?」
幼児がテーブルから顔も上げず、そう口にしたので、信じられないがこの幼児が神カーリオンなのだと、頭がくらっとする。実際には魂しかないので、頭がくらっとするはずないのだけれど。
「サーヤの記憶があるのは、カーリオンさまがそうしたからだというところまで伝えました」
「そのとおりだ。またヴァリーに時間を戻させてくれとお願いされては、かなわん。影響がどれだけあると思っている。ヴァリーに願ったルドルフとやらと今後は関わるなよ」
「……ど、どういう意味でしょう」
もっと順を追って説明をしてくれないだろうか。
「今回ヴァリーが時間を戻したいと言った世界に、お前がいた。本来なら、その世界の時間だけ巻き戻せばいいから、ヴァリーに勝手にすればいいと言いたいところだ。だがお前がいると、それが急にややこしい話になる」
どういうことかというと、死神業をしている私は帝国のある世界と、東京のある世界に影響がある。つまり、帝国のある世界を逆行させるなら、東京のある世界も同じく逆行させる必要がある。そして、東京のある世界には、他にも死神業に携わる人物がいて、その人に影響する別の世界も逆行させる必要がでてくる。
今回、それをやったことで、複数の異世界の時間が逆行することになった。
そうすると、逆行した分、その間に亡くなった方も生き返り、今まで魂の洗浄やらの作業をした分が、全部元に戻ってしまったらしい。
それを聞いて、血の気が引いた。
「どれだけ影響があるか分かっただろう。もう同じことになるのはごめんだ。だから死んだお前の記憶も戻しておいた。どうやればルドルフと関わらないで済むか、考えて行動しろ」
「……ルドルフと、二度と結婚するなと?」
「それだけではない。ヴァリーに願えるのは、限られた人間ということだろう。その限られた人間にならないよう、対処しろ」
それは、ルドルフに今回は皇帝になるなと言っているのか。力を使えるのは、皇帝とその後継者だけだから。
「ルドルフに会うことがなければ、皇帝にならないよう仕向けることはできません」
私がそう口にすると、その時初めて神カーリオンがテーブルから顔を上げた。そして私を見て目を細める。
「……お前とルドルフには縁があるようだな。お前がルドルフを回避しても、どこかで出会うようだ」
カーリオンには何が見えているのだろうか。私の未来だろうか。選択によって、枝分かれする、すべての未来。
「いいだろう。皇帝にならないよう仕向ける、という方は努力目標でいい。ルドルフと関わらない、そちらに全力を注げ」
ルドルフに関わらない。それが、どれだけ辛いことなのか、この神は分かっているのだろうか。私は、ぐぐぐっと涙を我慢し、口を開けた。
「承知、しました」
そう言うと、私は次の瞬間には部屋に戻っていた。
0
お気に入りに追加
284
あなたにおすすめの小説

キャンプに行ったら異世界転移しましたが、最速で保護されました。
新条 カイ
恋愛
週末の休みを利用してキャンプ場に来た。一歩振り返ったら、周りの環境がガラッと変わって山の中に。車もキャンプ場の施設もないってなに!?クマ出現するし!?と、どうなることかと思いきや、最速でイケメンに保護されました、
この度、猛獣公爵の嫁になりまして~厄介払いされた令嬢は旦那様に溺愛されながら、もふもふ達と楽しくモノづくりライフを送っています~
柚木崎 史乃
ファンタジー
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。
家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。
そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。
というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。
けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。
そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。
ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。
それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。
そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。
一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。
これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
他サイトでも掲載中。

まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる