36 / 55
第一章
36
しおりを挟む
朝食を食べ終えたルルはひとまずテントの中で待機と言われた。
カインはまた会議に出掛けて行ってルルは暇を持て余していた。
水浴びしたいなー。
鳥さん達と遊びたいなー。
ガイル達の毛をモフモフしたいなー。
等と考えているとカインが戻って来た。
「ルル、向こう側の幹部達と会うのは午後からになった。向こうは午前から会いたい。とうるさかったがルルは水浴びとかしたいんじゃないかと思って断らせてもらった。ちょうど昨日ルルがいた川の反対側にルル達が住んでる泉ほどではないが綺麗な湖がある。朝はそこで水浴びをするといい」
ルルはカインの言葉を聞いてジーンと来た。
カインの優しさや自分の事を分かってくれる存在がいることに嬉しくて仕方なかった。
「カイン!!ありがとう!!」
気持ちが抑えられず思わずカインに抱き着く。
しっかり首に腕を回しカインの腰に足を回す。
ちゃっかりしっぽもカインの足に巻き付け、カインの顎に頭をスリスリと擦り付けた。
ルルが落ちないように無意識だろう飛び付いた時にルルの体に回されたカインの腕もまた嬉しくて更に強くギュッと抱き着いた。
カインはそんなルルの行動にドキドキしっぱなしで心臓がいくつあっても足りんな。と思いながらも柔らかな笑みを浮かべカインもまた強くルルを抱き締めるのであった。
カインはまた会議に出掛けて行ってルルは暇を持て余していた。
水浴びしたいなー。
鳥さん達と遊びたいなー。
ガイル達の毛をモフモフしたいなー。
等と考えているとカインが戻って来た。
「ルル、向こう側の幹部達と会うのは午後からになった。向こうは午前から会いたい。とうるさかったがルルは水浴びとかしたいんじゃないかと思って断らせてもらった。ちょうど昨日ルルがいた川の反対側にルル達が住んでる泉ほどではないが綺麗な湖がある。朝はそこで水浴びをするといい」
ルルはカインの言葉を聞いてジーンと来た。
カインの優しさや自分の事を分かってくれる存在がいることに嬉しくて仕方なかった。
「カイン!!ありがとう!!」
気持ちが抑えられず思わずカインに抱き着く。
しっかり首に腕を回しカインの腰に足を回す。
ちゃっかりしっぽもカインの足に巻き付け、カインの顎に頭をスリスリと擦り付けた。
ルルが落ちないように無意識だろう飛び付いた時にルルの体に回されたカインの腕もまた嬉しくて更に強くギュッと抱き着いた。
カインはそんなルルの行動にドキドキしっぱなしで心臓がいくつあっても足りんな。と思いながらも柔らかな笑みを浮かべカインもまた強くルルを抱き締めるのであった。
0
お気に入りに追加
250
あなたにおすすめの小説
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
気づいたら周りの皆が僕を溺愛していた。
しののめ
BL
クーレル侯爵家に末っ子として生まれたノエルがなんだかんだあって、兄達や学園の友達etc…に溺愛される???
家庭環境複雑でハチャメチャな毎日に奮闘するノエル・クーレルの物語です。
若干のR表現の際には※をつけさせて頂きます。
現在文章の大工事中です。複数表現を改める、大きくシーンの描写を改める箇所があると思います。当時は時間が取れず以降の投稿が出来ませんでしたが、改稿が終わり次第、完結までの展開を書き始める可能性があります。長い目で見ていただけると幸いです。
2024/11/12
(第1章の改稿が完了しました。2024/11/17)
真冬の痛悔
白鳩 唯斗
BL
闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。
ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。
主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。
むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。
心からの愛してる
マツユキ
BL
転入生が来た事により一人になってしまった結良。仕事に追われる日々が続く中、ついに体力の限界で倒れてしまう。過労がたたり数日入院している間にリコールされてしまい、あろうことか仕事をしていなかったのは結良だと噂で学園中に広まってしまっていた。
全寮制男子校
嫌われから固定で溺愛目指して頑張ります
※話の内容は全てフィクションになります。現実世界ではありえない設定等ありますのでご了承ください
美人に告白されたがまたいつもの嫌がらせかと思ったので適当にOKした
亜桜黄身
BL
俺の学校では俺に付き合ってほしいと言う罰ゲームが流行ってる。
カースト底辺の卑屈くんがカースト頂点の強気ド美人敬語攻めと付き合う話。
(悪役モブ♀が出てきます)
(他サイトに2021年〜掲載済)
やり直せるなら、貴方達とは関わらない。
いろまにもめと
BL
俺はレオベルト・エンフィア。
エンフィア侯爵家の長男であり、前世持ちだ。
俺は幼馴染のアラン・メロヴィングに惚れ込み、恋人でもないのにアランは俺の嫁だと言ってまわるというはずかしい事をし、最終的にアランと恋に落ちた王太子によって、アランに付きまとっていた俺は処刑された。
処刑の直前、俺は前世を思い出した。日本という国の一般サラリーマンだった頃を。そして、ここは前世有名だったBLゲームの世界と一致する事を。
こんな時に思い出しても遅せぇわ!と思い、どうかもう一度やり直せたら、貴族なんだから可愛い嫁さんと裕福にのんびり暮らしたい…!
そう思った俺の願いは届いたのだ。
5歳の時の俺に戻ってきた…!
今度は絶対関わらない!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる