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最終章後編
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ズッ…ズビッ…ズズズ…
ん?と思って頭を上げたらお父さんが鼻水を流しながら泣いていた。
その隣でお母さんが呆れた顔をしていた。
「だから、言ったでしょ。桜李ちゃんは1度決めた事は最後までやり遂げる子よ。卒業したら戻って来てくれるって言ってんだからそれまでは自由にさせてあげましょうよ。何かあればまた今回みたいに私達が駆け付ければいい話じゃない。いい加減、私達も子離れしなきゃ桜李ちゃんに嫌われちゃうわ。あたしはそんな事、絶対に嫌」
「だっで…だっでー!これを機に戻って来てくれたら俺達の目の届く範囲にいてくれるじゃないかー」
「だーからそれが桜李ちゃんに嫌われる原因になったらどうするの!?嫌われるならあなただけで充分よ!」
「おでだっで…ぎらわれだくないよー!!(俺だって嫌われたくないよ)」
とポカーンとした顔で2人を見ていたらお母さんがこっちを向いた。
「桜李ちゃん、ごめんね。この人が言うだけ言ってみて帰って来てくれるなら万々歳じゃないかー!とか言い出すから言ってみただけよ。本気じゃないわ。桜李ちゃんの気持ちも改めて聞かせてもらったし頑張りなさい。桜李ちゃんにまた何かあればすぐに飛んで来るから心配しないでね」
そう言ってお母さんは笑った。
「そっか…。でも2人の気持ちも嬉しい。嫌いになるなんて絶対にない。許してくれてありがとう」
ニコリと笑うとお父さんが桜李ー!と泣きながら抱き着いて来たけどお母さんがお父さんの頭を殴って僕の状態を見ろ!とガミガミ怒っていた。
それから2人は僕が退院するまでは仕事を休むと連絡したみたい。
忙しい2人なのに大丈夫かな…と心配になったけど僕が気にする事じゃない!まずは自分の体を休ませろ!と人蹴りされてしまった。
明るい両親がいてくれて暗かった気持ちがだんだん晴れて来た。
やっぱり親ってすごい!
しばらくゆっくりしなさい。と両親は借りたホテルへ帰って行った。
1人になって思う。
みんな優しいから絶対に心配してるだろうと。
会った時、みんなに心配かけてごめんねって謝ろう。
そして僕は元気になりましたって姿を早く見せる為に今は体を休めよう。
安息を求めていた体は抵抗することなく夢の世界へ旅立ったのだった。
ん?と思って頭を上げたらお父さんが鼻水を流しながら泣いていた。
その隣でお母さんが呆れた顔をしていた。
「だから、言ったでしょ。桜李ちゃんは1度決めた事は最後までやり遂げる子よ。卒業したら戻って来てくれるって言ってんだからそれまでは自由にさせてあげましょうよ。何かあればまた今回みたいに私達が駆け付ければいい話じゃない。いい加減、私達も子離れしなきゃ桜李ちゃんに嫌われちゃうわ。あたしはそんな事、絶対に嫌」
「だっで…だっでー!これを機に戻って来てくれたら俺達の目の届く範囲にいてくれるじゃないかー」
「だーからそれが桜李ちゃんに嫌われる原因になったらどうするの!?嫌われるならあなただけで充分よ!」
「おでだっで…ぎらわれだくないよー!!(俺だって嫌われたくないよ)」
とポカーンとした顔で2人を見ていたらお母さんがこっちを向いた。
「桜李ちゃん、ごめんね。この人が言うだけ言ってみて帰って来てくれるなら万々歳じゃないかー!とか言い出すから言ってみただけよ。本気じゃないわ。桜李ちゃんの気持ちも改めて聞かせてもらったし頑張りなさい。桜李ちゃんにまた何かあればすぐに飛んで来るから心配しないでね」
そう言ってお母さんは笑った。
「そっか…。でも2人の気持ちも嬉しい。嫌いになるなんて絶対にない。許してくれてありがとう」
ニコリと笑うとお父さんが桜李ー!と泣きながら抱き着いて来たけどお母さんがお父さんの頭を殴って僕の状態を見ろ!とガミガミ怒っていた。
それから2人は僕が退院するまでは仕事を休むと連絡したみたい。
忙しい2人なのに大丈夫かな…と心配になったけど僕が気にする事じゃない!まずは自分の体を休ませろ!と人蹴りされてしまった。
明るい両親がいてくれて暗かった気持ちがだんだん晴れて来た。
やっぱり親ってすごい!
しばらくゆっくりしなさい。と両親は借りたホテルへ帰って行った。
1人になって思う。
みんな優しいから絶対に心配してるだろうと。
会った時、みんなに心配かけてごめんねって謝ろう。
そして僕は元気になりましたって姿を早く見せる為に今は体を休めよう。
安息を求めていた体は抵抗することなく夢の世界へ旅立ったのだった。
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