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最終章後編
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「え!?お父さん!?お母さんも!?」
「桜李ちゃーん!!心配したんだからねー!!」
うわーんと僕の姿を見た瞬間、泣きながら抱きしめて来た母親。
「桜李。無事でよかった。桜李に何かあったら俺は…俺は…」
と父親も涙声で言葉を詰まらせていた。
「心配かけてごめんなさい。僕は見ての通り、元気とまではまだ言えないけど大丈夫だよ。わざわざ来てくれたの?」
「当たり前でしょ!?息子が意識不明で病院に運ばれたって聞いたら無視出来る親なんていないわ!!」
「そうだぞ!仕事ほっぽり出して真っ先に自家用ジェットで飛んで来たんだからな!!」
「そっか。本当にごめんなさい。そしてありがとう」
そう言って2人にチュッチュッとキスをした。
2人もそれに答えてくれてよかったよかったと言い合った。
そこへまた来客が来た。
それは涼先生だった。
「桜李君、意識が戻ったんだね!本当によかった」
「涼先生が付き添いしてくれたって聞きました。本当にありがとうございました」
ペコッと頭を下げると涼先生はニコッと笑って頷いてくれた。
それから涼先生は両親に僕の説明をして、入院中は安静にね。と言って帰って行った。
やっくんも両親との気を効かせてくれたのか、おうちゃんの姿を見れて安心した。またお見舞いに来るね。と言って帰って行った。
「とても良い担任の先生ね」
「うん。僕の事をすごく気にかけてくれる良い先生だよ」
そう言うと両親はお互いに目を合わせ、僕の方を向いた。
「桜李、俺達は日本に向かっている間、話し合ったんだ。お前は俺達の大切で可愛いかけがえのない存在だ。お前が俺達の前からいなくなるなんて考えられない。今回の話を向こうで聞いた時は心臓が止まるかと思った。遠い離れた地で息子が意識不明だなんて。桜李。やっぱりお父さんもお母さんも桜李が心配なんだ。だから…」
「オーストラリアに一緒に帰らないか」
「桜李ちゃーん!!心配したんだからねー!!」
うわーんと僕の姿を見た瞬間、泣きながら抱きしめて来た母親。
「桜李。無事でよかった。桜李に何かあったら俺は…俺は…」
と父親も涙声で言葉を詰まらせていた。
「心配かけてごめんなさい。僕は見ての通り、元気とまではまだ言えないけど大丈夫だよ。わざわざ来てくれたの?」
「当たり前でしょ!?息子が意識不明で病院に運ばれたって聞いたら無視出来る親なんていないわ!!」
「そうだぞ!仕事ほっぽり出して真っ先に自家用ジェットで飛んで来たんだからな!!」
「そっか。本当にごめんなさい。そしてありがとう」
そう言って2人にチュッチュッとキスをした。
2人もそれに答えてくれてよかったよかったと言い合った。
そこへまた来客が来た。
それは涼先生だった。
「桜李君、意識が戻ったんだね!本当によかった」
「涼先生が付き添いしてくれたって聞きました。本当にありがとうございました」
ペコッと頭を下げると涼先生はニコッと笑って頷いてくれた。
それから涼先生は両親に僕の説明をして、入院中は安静にね。と言って帰って行った。
やっくんも両親との気を効かせてくれたのか、おうちゃんの姿を見れて安心した。またお見舞いに来るね。と言って帰って行った。
「とても良い担任の先生ね」
「うん。僕の事をすごく気にかけてくれる良い先生だよ」
そう言うと両親はお互いに目を合わせ、僕の方を向いた。
「桜李、俺達は日本に向かっている間、話し合ったんだ。お前は俺達の大切で可愛いかけがえのない存在だ。お前が俺達の前からいなくなるなんて考えられない。今回の話を向こうで聞いた時は心臓が止まるかと思った。遠い離れた地で息子が意識不明だなんて。桜李。やっぱりお父さんもお母さんも桜李が心配なんだ。だから…」
「オーストラリアに一緒に帰らないか」
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