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最終章前編 それぞれの反応
7 紫音サイド
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生徒会室にいるとバタバタと慌ただしい足音が聞こえて来た。
これは海里に違いない。
海里はいつも遅刻しそうになるとバタバタと走って来る。
ため息を付いてまた書類に向き直った時、海里が血相を変えて生徒会室に入って来た。
海里以外みんないるので、なんだなんだと不思議そうにみんな海里を見た。
海里はみんなを見回してとんでもない事を言った。
「桜李先輩が!登校中に頭打って意識不明なんだって!!」
「はあ!?」
柳が一番に反応をし立ち上がった。
「どうゆう事だ?」
俺がそう聞くと海里も聞いた話だから詳しくは知らないみたいだが知ってる事を話し出した。
「高等部に兄弟がいる奴が聞いたらしいんだけど、桜李先輩、朝1人で登校しててブロックにつまづいて頭を打ったらしい。それで頭から血を流して意識失ったって。そこに神宮寺先輩が来て、医務室に連れてったらしいんだけど救急車で病院に搬送されたらしい!」
ガタンっと音がしてそっちを見ると柳が凄い勢いで生徒会室から出て行こうとしてた。
「おい!!柳!!」
呼び止めるも俺の声を無視して出て行ってしまった。
柳は従兄弟だし相当、心配なはずだ。
だけど俺も海里からその話を聞いた瞬間から心臓の音がバクバク言ってうるさい。
最悪の状態になっていないかかなり心配だ。
それはすいも海里も一緒のはず。
そんな話を聞いて呑気に生徒会の仕事が出来るはずもなくしばらく沈黙が続いた。
「桜李先輩、大丈夫かな…?」
すいが視線を彷徨わせながら最初に口を開いた。
「大丈夫じゃなきゃ俺がどうにかなるって!」
海里が頭を抱えながらそう言った。
「柳が出て行ったって事は多分、家族と連絡取るはずだろ。柳なら桜李先輩のいる病院も分かると思う。柳の連絡をまず待とう」
俺がそう言えば2人は頷いた。
でも、桜李先輩どうして1人で登校してたんだろう。
いつもはあのマイルって奴がベタベタ引っ付いてるはずなのに…。
考えていても埒が開かないことは分かっているがどうしても考えてしまう。
桜李先輩が無事でありますように…。
どうか早く意識が戻りますように…。
これは海里に違いない。
海里はいつも遅刻しそうになるとバタバタと走って来る。
ため息を付いてまた書類に向き直った時、海里が血相を変えて生徒会室に入って来た。
海里以外みんないるので、なんだなんだと不思議そうにみんな海里を見た。
海里はみんなを見回してとんでもない事を言った。
「桜李先輩が!登校中に頭打って意識不明なんだって!!」
「はあ!?」
柳が一番に反応をし立ち上がった。
「どうゆう事だ?」
俺がそう聞くと海里も聞いた話だから詳しくは知らないみたいだが知ってる事を話し出した。
「高等部に兄弟がいる奴が聞いたらしいんだけど、桜李先輩、朝1人で登校しててブロックにつまづいて頭を打ったらしい。それで頭から血を流して意識失ったって。そこに神宮寺先輩が来て、医務室に連れてったらしいんだけど救急車で病院に搬送されたらしい!」
ガタンっと音がしてそっちを見ると柳が凄い勢いで生徒会室から出て行こうとしてた。
「おい!!柳!!」
呼び止めるも俺の声を無視して出て行ってしまった。
柳は従兄弟だし相当、心配なはずだ。
だけど俺も海里からその話を聞いた瞬間から心臓の音がバクバク言ってうるさい。
最悪の状態になっていないかかなり心配だ。
それはすいも海里も一緒のはず。
そんな話を聞いて呑気に生徒会の仕事が出来るはずもなくしばらく沈黙が続いた。
「桜李先輩、大丈夫かな…?」
すいが視線を彷徨わせながら最初に口を開いた。
「大丈夫じゃなきゃ俺がどうにかなるって!」
海里が頭を抱えながらそう言った。
「柳が出て行ったって事は多分、家族と連絡取るはずだろ。柳なら桜李先輩のいる病院も分かると思う。柳の連絡をまず待とう」
俺がそう言えば2人は頷いた。
でも、桜李先輩どうして1人で登校してたんだろう。
いつもはあのマイルって奴がベタベタ引っ付いてるはずなのに…。
考えていても埒が開かないことは分かっているがどうしても考えてしまう。
桜李先輩が無事でありますように…。
どうか早く意識が戻りますように…。
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