その学園にご用心

マグロ

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第四章

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「あ!ごめんごめん!何で僕達が知り合いかだったよね。僕とやっくんは従兄弟なんだよ」

「従兄弟ですか?」

「そう。母方の方の。僕の母がやっくんの母の姉なの。小さい頃、やっくん家族が僕の家に1ヶ月くらい滞在しててその時以来会ってなかったんだ。でも、よくやっくんは僕だって分かったね」

「おうちゃん見たらどんな姿だって分かるよ」

「でも、柳、俺が桜李先輩の話してても反応しなかったじゃん」

「まさかおうちゃんがいるなんて思わなかったんだよ!」

「でも、全然似てるとこなーい」

「僕は母親似、やっくんは父親似だからかな?」

「じゃあ、桜李先輩。あのギューッてしてチュッチュッてする外国の人がよくやる挨拶してましたよね?あれは誰でもするんですか?」

すい君が次は質問して来た。

「するよー。でも、日本ではやらないみたいだね。最初すごく驚かれちゃった。だから、今は友達と、していいよって言ってくれてる先輩達としかしてないよー」

「じゃあ、僕ともして下さい。これから仲良くしましょうの挨拶として」

「する訳ないだろ!」

やっくんが間髪いれずに言った。

「柳に言ってないよ。桜李先輩に言ってるの」

「分かってるよ!おうちゃんしなくていいよ」

ギューっと僕を隠すように抱き着いて来たやっくん。
やっくんの背中をポンポンしながら

「やっくん。僕もやっくんのお友達と仲良くしたい。やっくんは僕に仲良くしようって言ってくれてる人に仲良くするなって言ってるの?それだったらすごく悲しいなあ」

フゥと伏し目がちにチラッとやっくんを見た。
やっくんは真っ赤な顔でおうちゃん反則…って言いながらしゃがみ込んだ。

「やっくん…?」

と一緒にしゃがんで顔を覗き込むと顔を隠しながら

「あぁ!もう!分かったよ!僕が悪かった。ごめんなさい」

「うん。やっぱりやっくんはいい子だね」

ニコニコしながら頭をポンポンして立ち上がる。
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