その学園にご用心

マグロ

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第一章

15

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やっと食堂から出られて煌の部屋に到着した。
あんなに周りにキャーキャー言われてた3人てやっぱりモテるんだなー。
みんな最上階みたいだしこれから仲良くしてもらおう。

煌の部屋は黒を基調としたシックな部屋だった。
物も少なく広い部屋が余計に広く感じる。

みんなそれぞれ設置されたソファーに座り煌が用意してくれたお茶を飲みながら一息つく。

ちなみに3人掛けのソファーに僕と煌が座り僕の右側が1人用のソファーに座った大和君。

煌の左側の1人用のソファーに灯夜君が座ってる。

「じゃあ、改めて自己紹介!俺は天月 大和-あまつき やまと-。大和って呼んでくれ。さっきは本当にごめんな。」

シュンとして謝って来る大和。
何か犬みたいで可愛い。
大丈夫だよって意味を込めて首を振り笑った。

「じゃあ、次は俺。俺の名前は岩久保 灯夜-いわくぼ とうや-だよ。俺も灯夜でいいから。」

ニコリと笑った顔が美しい。

「2人共、よろしく。僕は神笠桜李です。今日、オーストラリアから着いたばっかりでまだあんまり日本のことが分からないから色々教えてくれると嬉しい。僕も桜李でいいよ」

「よしっ!自己紹介終わり!桜李は明日から学校も始まるし長旅で疲れただろ?今日はもうゆっくりしたいんじゃない?」

と煌に言われた。
なんて気の効いた人なんだろう。
日本人はやっぱり思いやりの心があるんだな。と感心した。
言われてみれば大好きな日本に来れたのは嬉しいがやはりどこか緊張していた。
だから、お言葉に甘えて今日はもう自分の部屋で休むことにした。
3人にお礼を言って自分の部屋に帰って来た。

明日また迎えに来てくれるらしい。
今日会った人達みんな優しくていい人達だな。と思いながらお風呂に入り少しリビングのソファーでダラダラしてから早めに眠りについた。
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