その学園にご用心

第一章

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食堂に着き、空いているテーブルにつく。
さっきまで僕達が入ると水を打ったようにシーンとしてみんな固まってたけど今は物凄くざわついている。
どこかに電話する人も結構いたり顔を赤く染め、ヒソヒソと話をしたりしている。

近くにいた子達はヒソヒソ話しているが声が聞こえている。

「やばい！高木様と席が近くになっちゃった！」

「相変わらずカッコいい～！」

「てか、高木様と一緒にいる方、めちゃくちゃ綺麗じゃない！？」

「それ思った！どなただろう！」

「綺麗すぎてまともに顔が見れない」

「分かるー！高木様と並んでたらすっごく絵になる！」

「ちょっ！ちょっとみんなに連絡して教えよ！」

という風に話をしている。
高木様って煌のことだよね。
やぱ煌はすっごく男前な顔してるから親衛隊があるんだなー。

「はぁ。やぱそうなるよな。覚悟して来たけどここまでとは」

煌がぶつぶつ何か言っていた。

「煌？どーしたの？」

「いや、なんでもない。さ！ご飯食べよ。ここに生徒手帳にあるQRコードをかざしてから注文するんだよ」

と教えてくれて注文したらウェイターさんが持って来てくれる仕組みみたいだ。

僕は和食が食べたくて肉じゃが定食を注文した。
煌はとんかつ定食を頼んだみたいだ。