その学園にご用心

マグロ

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第一章

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職員室に着き、大量の教科書を貰ったが持ちきらない為、涼先生に手伝ってもらいながら寮に向かった。
今はまだ午後の授業中らしく生徒を見かけることはなかった。

寮に着き、管理人さんに挨拶をして鍵をもらった。
ここの管理人さんも優しそうながたいの良いおじちゃんだった。

寮部屋は1人1部屋らしく荷物もすでに運ばれているみたいだ。
寮は1年塔、2年塔、3年塔に別れているらしく寮くらいは上下関係を意識しないで心休まるようにと配慮されてる為、僕のいる寮は同級生しかいないらしい。

もちろん先輩や後輩に用があればその塔に行き来も出来るらしいので寮で先輩に会えば緊張することもあるらしいが。

話は逸れてしまったけど僕の部屋は最上階の6部屋ある内の1部屋だった。
この最上階はもっとも権力のある財閥の御曹司達が使う部屋みたいだ。
何故最上階か。僕の父が多額の寄付を学園にしてくれたらしく1番広い部屋を用意してくれたらしい。

僕は全然部屋など気にしないのだけどやはりそうゆう訳にはいかないみたい。

大人の世界でのことだから子供は気にしなくていい。て涼先生に言われた。

ここは父に感謝してありがたくこの部屋を使わせて貰おう。

部屋に入り教科書を置いたら先生はまだ仕事があるからってそこで別れた。
担任の先生も優しい人でよかった。
さて、部屋を片付けようかな。

部屋の片付けをしだしてだいぶ時間が経った頃、ふと時計を見た。

部屋を片付けたのがだいたい3時頃だったので今は5時。
片付けも終わりそろそろお腹が空いて来た。
料理も出来るが今は材料がない。

食堂に行けばやり方とか分かるかな?
近くにいる人に声を掛けて教えて貰おうかな。

と考えて、何とかなるさ精神で鍵を持ち部屋を開けた。
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