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第一章
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そう言ってニコッと笑えば顔を真っ赤にして目を逸らされた。
え?と思って首を傾げれば慌てたように聞いて来た。
「あっ…と…神笠はここで何をしてたんだ?」
「あ!僕、遅れて入学しちゃって今日初めて学園に来たので理事長室に行って挨拶したいんですけど理事長室が分からなくて地図見てたんです」
と地図を見せながら話した。
「そうだったんだな。お詫びといっちゃなんだが俺が理事長室に連れて行ってやるよ。」
「本当ですか!?助かります。ありがとうございます」
とニコニコ笑いながらお礼を言った。
するとまた顔を赤くした神宮寺先輩は僕の手を取り歩き出した。
「神宮寺先輩?」
と聞くと
「名前、海斗でいい」
と言われたので僕は嬉しくなって
「はい!なら海斗先輩て呼ばせてもらいます。僕も桜李でいいですよ」
と言えば
「桜李な。桜李はハーフか?」
と質問されたので答えた。
「はい。父が日本人で母がオーストラリア人なんです」
「そうか。どうりで綺麗なわけだ」
とフッと笑った。
初めて海斗先輩の笑顔を見てしかも男前なので恥ずかしくなった。
「綺麗だなんて!海斗先輩は男前ですごくカッコいいです!」
と顔が赤くなりながら言うと海斗先輩も赤くなって黙ってしまった。
それは理事長室に着くまで沈黙だったがお互い気まずい雰囲気にはならなかった。
「ここが理事長室だ。俺は風紀委員長をしてるから困ったことがあれば言いに来るといい。桜李ならいつでも大歓迎だ。」
と言ってくれたので
「本当にありがとうございます。すごく助かりました。最初に海斗先輩に会えてよかったです」
とまたニコニコして言えば顔が赤くなった海斗先輩。
「桜李、また俺と話をしてくれるか?」
「もちろんです!むしろ僕の方がそう聞きたいくらいです!」
「ははっ!ありがとう。じゃあ、またな。」
と男前な笑顔で僕の頭を撫で去って行った。
カッコいい先輩だなー。僕もあんな風になりたいな。と思いながら理事長室に向き直りドアをノックした。
え?と思って首を傾げれば慌てたように聞いて来た。
「あっ…と…神笠はここで何をしてたんだ?」
「あ!僕、遅れて入学しちゃって今日初めて学園に来たので理事長室に行って挨拶したいんですけど理事長室が分からなくて地図見てたんです」
と地図を見せながら話した。
「そうだったんだな。お詫びといっちゃなんだが俺が理事長室に連れて行ってやるよ。」
「本当ですか!?助かります。ありがとうございます」
とニコニコ笑いながらお礼を言った。
するとまた顔を赤くした神宮寺先輩は僕の手を取り歩き出した。
「神宮寺先輩?」
と聞くと
「名前、海斗でいい」
と言われたので僕は嬉しくなって
「はい!なら海斗先輩て呼ばせてもらいます。僕も桜李でいいですよ」
と言えば
「桜李な。桜李はハーフか?」
と質問されたので答えた。
「はい。父が日本人で母がオーストラリア人なんです」
「そうか。どうりで綺麗なわけだ」
とフッと笑った。
初めて海斗先輩の笑顔を見てしかも男前なので恥ずかしくなった。
「綺麗だなんて!海斗先輩は男前ですごくカッコいいです!」
と顔が赤くなりながら言うと海斗先輩も赤くなって黙ってしまった。
それは理事長室に着くまで沈黙だったがお互い気まずい雰囲気にはならなかった。
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と言ってくれたので
「本当にありがとうございます。すごく助かりました。最初に海斗先輩に会えてよかったです」
とまたニコニコして言えば顔が赤くなった海斗先輩。
「桜李、また俺と話をしてくれるか?」
「もちろんです!むしろ僕の方がそう聞きたいくらいです!」
「ははっ!ありがとう。じゃあ、またな。」
と男前な笑顔で僕の頭を撫で去って行った。
カッコいい先輩だなー。僕もあんな風になりたいな。と思いながら理事長室に向き直りドアをノックした。
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