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黄金戦争の章
第一次黄金戦争・力の解放
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蓮也は封印されしベルーフ(天職)であるインテグリスト(統合者)の力をスサノオに見せた。それを見たスサノオがいよいよ本気になる。
スサノオ
「我に防御をさせるとは、小僧、褒めてやろう」
蓮也
「動きの速さは若者の特権でな」
スサノオ
「よかろう、それでは我が力の真なる姿を見せてやろう」
蓮也
「望むところだ」
スサノオは矛を大地に突き立て、草薙の剣を構えた。
スサノオ
「こちらも刀法で相手をしてやる。これで条件は同じだ。しかし、実力の違いを見せてやろう」
蓮也
「それは楽しみだ」
スサノオが剣を一閃すると、轟音と共に風が巻き起こり、超速度で攻撃が繰り出される。この草薙の剣は、ロータジア軍の守護神将軍・アルベルトの鋼鉄の鎧を切り裂いた威力を持つ。
蓮也
(これがアルベルトを斬った剣か・・・)
「エンチャント・ファイヤー!」
両者、同じタイミングで袈裟斬りにて切り結ぶ。
十文字に切り結び、両者、一歩も退かない。
膠着状態を脱するために、両者は再び間合いを取る。
スサノオ
「切り結ぶことで、そこに乗るチカラ、そしてオモイがわかる。蓮国の王子よ、お前は残念ながら、このスサノオには勝てぬ」
蓮也
「根拠なき話は聞く主義ではないのでな」
スサノオ
「蓮国の王子よ、お前の剣には覇気がない。本気で相手を殺そうとする覇気がないのだ」
蓮也
「それはどうかな?俺はこれまで戦場にて敵兵を殺してきた」
スサノオ
「それでは、その敵ではない者は殺せるか?その徹底さが足りないと言っているのだ」
蓮也
「なら、お前は敵ではない者を殺せるというのか?」
スサノオ
「そういうことだ」
蓮也
「だとしたら、私にはそのようなチカラは必要はない」
スサノオ
「もう一つは、その中途半端なチカラだ。刀法、魔法、全てにおいて中途半端だ。だから、私のようなスペシャリストの戦士には勝てないのだ」
蓮也
「それならば、私の全ての技を駆使してお前を倒そう」
スサノオ
「それは無理だと言っておるのだ!」
スサノオの片手剣による連続攻撃。
袈裟斬りと逆袈裟の連続である。
剣の攻撃の方が、矛よりも数段、速度が上である。
それを蓮也は返し刀法で受けるが、反撃に転じることができない。スサノオの攻撃の方が蓮也よりもやや上であるからだ。
スサノオ
「若造、自慢のスピードはどうした?」
蓮也
(速い・・・そして重い・・・!)
一瞬、蓮也に隙ができる。スサノオはそれを見逃さない。
スサノオは片手で握っていた剣を両手で持ち、渾身の袈裟斬りを繰り出す。
蓮也
(この一撃はマズい・・・!)
「プロテクション・・・!」
咄嗟にプロテクションをかける。防御魔法は精神エネルギーを消費させるため、何回も使えない。しかし、使わざるを得ない状況にあった。
スサノオ
「この小手先の技に頼ることがお前の弱さよ!」
「そして、練磨され解放された真のチカラは、小手先の技を超えるのだ!」
蓮也
「何!?」
一瞬、剣による防御とプロテクションがスサノオの攻撃を防いだかのように見えたが、その斬撃はプロテクションを打ち砕き、蓮也の剣を粉砕し、蓮也を袈裟に斬る。
「キーン!」
物凄い金属音が響き渡る。
スサノオ
「その鎧の金属はモリヤ銀か。まあ、よい。次は鎧の継ぎ目を狙う。覚悟はいいな」
蓮也
(何という威力だ。鋼鉄の剣が破壊され、モリヤ銀も破損するとは。そして、腕が痺れる・・・何と言う威力だ)
(そして、もしドワーフたちの力がなければ、私はここで終わっていた)
しかし、鎧の上から受けた衝撃は凄まじいものがあり、蓮也は吐血していた。
蓮也は口からこぼれ落ちる血を腕で拭い、朽ちた剣を捨て、もう一本の剣を取り出す。
舞也から引き継いだロータスカリバーである。
剣からは神妙なオーラが立ち込める。
蓮也
(とてもつない重さだが力の充実を感じる・・・)
(・・・ロータジアの始祖王よ、我に力を与えたまえ)
スサノオは再び強烈な一撃を繰り出す。攻撃は更に威力を増す。
蓮也はロータスカリバーを両手で持ちスサノオの攻撃を防ぐ。今度は一切、剣の破損はない。両手で持っている分、腕へのダメージは分散される。
しかし、反撃はできず、一方的にスサノオの攻撃を受け続けることとなった。
両手へ分散されるとは言え、腕へのダメージは少しずつ蓄積される。
スサノオ
「鎧に頼り、剣に頼り、だからお前は我に勝てぬのだ」
蓮也
(確かにこのロータジアの剣は強い。しかし、私が扱うには重すぎる。兄上でも扱えないというのなら尚更だ。そして相手の攻撃で腕に痺れが・・・。スサノオが言うように、私はここまでの存在であるのか・・・。)
スサノオが片手にて連続で剣を奮う。それを何とか両手で持った剣で防ぐ蓮也。しかし、蓮也は腕の痺れにより、剣で受ける速度が低下していく。その瞬間、スサノオは剣を両手に持ち替え、強烈な斬撃を繰り出す。今度は蓮也の鎧の継ぎ目を狙う。既に蓮也の腕の痺れは限界にきていた。
蓮也
(爺、兄上、後を頼む)
(もはや、我が命運もここまで)
(エウリディーチェ・・・)
「キーン!」
スサノオの攻撃は蓮也に当たらなかった。
愛馬・ユニコーンのケントニスが、自身の持つユニコーンの角にてスサノオの攻撃を受けていたのである。そしてケントニスは、その場に倒れた。
蓮也
「ケントニス・・・!ケントニス・・・!!」
蓮也にとってケントニスは友人のような存在であった。
そのケントニスを失った蓮也は悲しみ、そして怒った。その怒りはスサノオに向けてもあるかもしれないが、自分の不甲斐なさへの怒りであった。
蓮也
「確かに、俺は頼りすぎた。技に頼り、鎧に頼り、剣に頼り、そして大切な友にも頼って、その果てがこの有様だ。このような醜態を晒し、アタラクシアに座すロータジアの英霊たちに、どのように顔向けできようか」
スサノオ
「何をする気だ」
蓮也は身に纏っていた鎧の全てを外した。
スサノオ
「ほぉ、鎧を捨てるだと?」
蓮也
「そうだ。このような物があるから、お前を倒すための決死の覚悟ができないのだ」
そして、蓮也は生まれてはじめて相手を倒したいと思ったのであった。
その時、蓮也に何かが乗り移ったかのようであった。
感覚は、外部感覚から内部感覚へとシフトし、その内部にエネルギーが集約される。
人体に眠るとされる白銀のドラゴン・クンダリニー、それが覚醒し、蓮也のエネルギーセンターを上昇し、7つのチャクラを解放する!
蓮也
「潜在運動系・・・解放!」
「クンダリニー・・・覚醒!」
眉間のアジュナーチャクラが開き、青白い螺旋のオーラが立ち上る。
あれ程重そうにしていたロータジアの剣を片手で持つ。
その様子を、重症から少し回復した舞也が確認する。
舞也
「あれは我がロータジア王家に伝わる神のオーラ・・・先王から感じたものと同じだ」
そして、ゼイソンも同じものを感じていた。
ゼイソン
「この懐かしいオーラは・・・。若から感じられるのは、先王様と同じ神のオーラ・・・。この爺が生きている間に再び、このオーラを感じられるとは感無量じゃわい・・・」
更にそのオーラは解放され、その神々しさを増す。
スサノオ
「なるほど、神のオーラか。まだ目覚めたばかりで荒削りではあるが、確かに神のチカラを引き継ぐ者のオーラ・・・」
「よかろう、相手にとって不足はない」
そう言ってスサノオは馬上から大地へ足を降ろした。
蓮也は剣を垂れ下げたまま突っ立った状態である。
スサノオ
「構えぬのか」
蓮也
「構えなどいらぬ」
スサノオの剣による連続攻撃。それを蓮也は顔色一つ変えずに全て正確に跳ね除ける。
鎧を着ると介者剣法(かいしゃけんぽう)と言い、身を低く構える。鎧を脱いだ蓮也は素肌剣術となり、身体は突っ立ったようになる。守備力はなくなるが、動きの速度・自由度・正確性が最大化する。
スサノオ
「なるほど、動きは速くなったな」
蓮也
「守備などいらぬ、要するに当たらなければいいわけだ」
スサノオ
「ならば、これはどうだ!」
スサノオが両手剣に持ち替え、渾身のチカラで薙ぐ。
大きな金属音が鳴り、火花が散る。
蓮也は片手剣でスサノオの攻撃を受け止めていた。
スサノオ
「何?我が攻撃を片手で受け止めるだと?」
蓮也
「さあ、どうした」
「それで終わりか?」
蓮也の身体からオーラが立ち込める。
片手剣でスサノオの両手剣を押し返す。
スサノオ
「その細い身体のどこからこのようなチカラが!」
蓮也
「我が王家に伝わる潜在運動系は内部エネルギーを解放し螺旋状に用い、そのチカラを乗数倍とする」
「そしてこれが神のチカラを引き継ぐ者のチカラだ!」
蓮也が更に螺旋の内部エネルギーを解放すると、スサノオの巨体が数メートル吹っ飛ぶ。
スサノオ
「我の攻撃を受け、尚、我を後退させる者がいるとは」
「これは面白い」
蓮也
「さあ、どうする」
スサノオ
「いいものを見せてやろう」
「我もその神のチカラを受け継ぐものであることを」
スサノオ
「我に防御をさせるとは、小僧、褒めてやろう」
蓮也
「動きの速さは若者の特権でな」
スサノオ
「よかろう、それでは我が力の真なる姿を見せてやろう」
蓮也
「望むところだ」
スサノオは矛を大地に突き立て、草薙の剣を構えた。
スサノオ
「こちらも刀法で相手をしてやる。これで条件は同じだ。しかし、実力の違いを見せてやろう」
蓮也
「それは楽しみだ」
スサノオが剣を一閃すると、轟音と共に風が巻き起こり、超速度で攻撃が繰り出される。この草薙の剣は、ロータジア軍の守護神将軍・アルベルトの鋼鉄の鎧を切り裂いた威力を持つ。
蓮也
(これがアルベルトを斬った剣か・・・)
「エンチャント・ファイヤー!」
両者、同じタイミングで袈裟斬りにて切り結ぶ。
十文字に切り結び、両者、一歩も退かない。
膠着状態を脱するために、両者は再び間合いを取る。
スサノオ
「切り結ぶことで、そこに乗るチカラ、そしてオモイがわかる。蓮国の王子よ、お前は残念ながら、このスサノオには勝てぬ」
蓮也
「根拠なき話は聞く主義ではないのでな」
スサノオ
「蓮国の王子よ、お前の剣には覇気がない。本気で相手を殺そうとする覇気がないのだ」
蓮也
「それはどうかな?俺はこれまで戦場にて敵兵を殺してきた」
スサノオ
「それでは、その敵ではない者は殺せるか?その徹底さが足りないと言っているのだ」
蓮也
「なら、お前は敵ではない者を殺せるというのか?」
スサノオ
「そういうことだ」
蓮也
「だとしたら、私にはそのようなチカラは必要はない」
スサノオ
「もう一つは、その中途半端なチカラだ。刀法、魔法、全てにおいて中途半端だ。だから、私のようなスペシャリストの戦士には勝てないのだ」
蓮也
「それならば、私の全ての技を駆使してお前を倒そう」
スサノオ
「それは無理だと言っておるのだ!」
スサノオの片手剣による連続攻撃。
袈裟斬りと逆袈裟の連続である。
剣の攻撃の方が、矛よりも数段、速度が上である。
それを蓮也は返し刀法で受けるが、反撃に転じることができない。スサノオの攻撃の方が蓮也よりもやや上であるからだ。
スサノオ
「若造、自慢のスピードはどうした?」
蓮也
(速い・・・そして重い・・・!)
一瞬、蓮也に隙ができる。スサノオはそれを見逃さない。
スサノオは片手で握っていた剣を両手で持ち、渾身の袈裟斬りを繰り出す。
蓮也
(この一撃はマズい・・・!)
「プロテクション・・・!」
咄嗟にプロテクションをかける。防御魔法は精神エネルギーを消費させるため、何回も使えない。しかし、使わざるを得ない状況にあった。
スサノオ
「この小手先の技に頼ることがお前の弱さよ!」
「そして、練磨され解放された真のチカラは、小手先の技を超えるのだ!」
蓮也
「何!?」
一瞬、剣による防御とプロテクションがスサノオの攻撃を防いだかのように見えたが、その斬撃はプロテクションを打ち砕き、蓮也の剣を粉砕し、蓮也を袈裟に斬る。
「キーン!」
物凄い金属音が響き渡る。
スサノオ
「その鎧の金属はモリヤ銀か。まあ、よい。次は鎧の継ぎ目を狙う。覚悟はいいな」
蓮也
(何という威力だ。鋼鉄の剣が破壊され、モリヤ銀も破損するとは。そして、腕が痺れる・・・何と言う威力だ)
(そして、もしドワーフたちの力がなければ、私はここで終わっていた)
しかし、鎧の上から受けた衝撃は凄まじいものがあり、蓮也は吐血していた。
蓮也は口からこぼれ落ちる血を腕で拭い、朽ちた剣を捨て、もう一本の剣を取り出す。
舞也から引き継いだロータスカリバーである。
剣からは神妙なオーラが立ち込める。
蓮也
(とてもつない重さだが力の充実を感じる・・・)
(・・・ロータジアの始祖王よ、我に力を与えたまえ)
スサノオは再び強烈な一撃を繰り出す。攻撃は更に威力を増す。
蓮也はロータスカリバーを両手で持ちスサノオの攻撃を防ぐ。今度は一切、剣の破損はない。両手で持っている分、腕へのダメージは分散される。
しかし、反撃はできず、一方的にスサノオの攻撃を受け続けることとなった。
両手へ分散されるとは言え、腕へのダメージは少しずつ蓄積される。
スサノオ
「鎧に頼り、剣に頼り、だからお前は我に勝てぬのだ」
蓮也
(確かにこのロータジアの剣は強い。しかし、私が扱うには重すぎる。兄上でも扱えないというのなら尚更だ。そして相手の攻撃で腕に痺れが・・・。スサノオが言うように、私はここまでの存在であるのか・・・。)
スサノオが片手にて連続で剣を奮う。それを何とか両手で持った剣で防ぐ蓮也。しかし、蓮也は腕の痺れにより、剣で受ける速度が低下していく。その瞬間、スサノオは剣を両手に持ち替え、強烈な斬撃を繰り出す。今度は蓮也の鎧の継ぎ目を狙う。既に蓮也の腕の痺れは限界にきていた。
蓮也
(爺、兄上、後を頼む)
(もはや、我が命運もここまで)
(エウリディーチェ・・・)
「キーン!」
スサノオの攻撃は蓮也に当たらなかった。
愛馬・ユニコーンのケントニスが、自身の持つユニコーンの角にてスサノオの攻撃を受けていたのである。そしてケントニスは、その場に倒れた。
蓮也
「ケントニス・・・!ケントニス・・・!!」
蓮也にとってケントニスは友人のような存在であった。
そのケントニスを失った蓮也は悲しみ、そして怒った。その怒りはスサノオに向けてもあるかもしれないが、自分の不甲斐なさへの怒りであった。
蓮也
「確かに、俺は頼りすぎた。技に頼り、鎧に頼り、剣に頼り、そして大切な友にも頼って、その果てがこの有様だ。このような醜態を晒し、アタラクシアに座すロータジアの英霊たちに、どのように顔向けできようか」
スサノオ
「何をする気だ」
蓮也は身に纏っていた鎧の全てを外した。
スサノオ
「ほぉ、鎧を捨てるだと?」
蓮也
「そうだ。このような物があるから、お前を倒すための決死の覚悟ができないのだ」
そして、蓮也は生まれてはじめて相手を倒したいと思ったのであった。
その時、蓮也に何かが乗り移ったかのようであった。
感覚は、外部感覚から内部感覚へとシフトし、その内部にエネルギーが集約される。
人体に眠るとされる白銀のドラゴン・クンダリニー、それが覚醒し、蓮也のエネルギーセンターを上昇し、7つのチャクラを解放する!
蓮也
「潜在運動系・・・解放!」
「クンダリニー・・・覚醒!」
眉間のアジュナーチャクラが開き、青白い螺旋のオーラが立ち上る。
あれ程重そうにしていたロータジアの剣を片手で持つ。
その様子を、重症から少し回復した舞也が確認する。
舞也
「あれは我がロータジア王家に伝わる神のオーラ・・・先王から感じたものと同じだ」
そして、ゼイソンも同じものを感じていた。
ゼイソン
「この懐かしいオーラは・・・。若から感じられるのは、先王様と同じ神のオーラ・・・。この爺が生きている間に再び、このオーラを感じられるとは感無量じゃわい・・・」
更にそのオーラは解放され、その神々しさを増す。
スサノオ
「なるほど、神のオーラか。まだ目覚めたばかりで荒削りではあるが、確かに神のチカラを引き継ぐ者のオーラ・・・」
「よかろう、相手にとって不足はない」
そう言ってスサノオは馬上から大地へ足を降ろした。
蓮也は剣を垂れ下げたまま突っ立った状態である。
スサノオ
「構えぬのか」
蓮也
「構えなどいらぬ」
スサノオの剣による連続攻撃。それを蓮也は顔色一つ変えずに全て正確に跳ね除ける。
鎧を着ると介者剣法(かいしゃけんぽう)と言い、身を低く構える。鎧を脱いだ蓮也は素肌剣術となり、身体は突っ立ったようになる。守備力はなくなるが、動きの速度・自由度・正確性が最大化する。
スサノオ
「なるほど、動きは速くなったな」
蓮也
「守備などいらぬ、要するに当たらなければいいわけだ」
スサノオ
「ならば、これはどうだ!」
スサノオが両手剣に持ち替え、渾身のチカラで薙ぐ。
大きな金属音が鳴り、火花が散る。
蓮也は片手剣でスサノオの攻撃を受け止めていた。
スサノオ
「何?我が攻撃を片手で受け止めるだと?」
蓮也
「さあ、どうした」
「それで終わりか?」
蓮也の身体からオーラが立ち込める。
片手剣でスサノオの両手剣を押し返す。
スサノオ
「その細い身体のどこからこのようなチカラが!」
蓮也
「我が王家に伝わる潜在運動系は内部エネルギーを解放し螺旋状に用い、そのチカラを乗数倍とする」
「そしてこれが神のチカラを引き継ぐ者のチカラだ!」
蓮也が更に螺旋の内部エネルギーを解放すると、スサノオの巨体が数メートル吹っ飛ぶ。
スサノオ
「我の攻撃を受け、尚、我を後退させる者がいるとは」
「これは面白い」
蓮也
「さあ、どうする」
スサノオ
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