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1章
第13話 物件巡り!
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「私はルーシ―と言います。以後よろしくお願いします」
「わたくしはクレアですわ。こっちの狼がティエラ、熊がマーレです」
「よろしくお願いします」
「よろしく頼む」
「よろしくー」
ということで、受付さんあらためルーシ―さんの案内で、物件もしくは物件を建てる場所を見て回る。
彼女について歩く道はとっても優雅な場所だ。
人通りも多く、立派な服を着ている人も多い。
建物もかなり立派なものが多く、どうやって作ったのか知りたい。
建築様式もそれぞれが違っていて、石造りだったり、木製だったり、何で出来ているのかわからなかったりで興味深い。
「やはり建物が気になりますか?」
「そうですね。やはり建築家となるなら知っておきたいなと」
異世界の建築知識はあるが、やはりこちらとの差異もあるだろう。
だから、そういった辺りは知っておきたい。
「とても勉強熱心で素晴らしいですね。それでは、こちらが最初にご案内する建物ですね」
ルーシーさんが笑顔で教えてくれる建物は、石造りの2階建ての立派な建物だった。
2階建て、といっても1階の高さが5mはあろうかという大きさで、扉もそれに相応しい大きさの物とわたくしたちが入れるちょうどいいサイズ、それよりも半分くらいのサイズがある。
「この建物はかなり大きめに作られていますね。というのも、大工というのは力仕事が主になります。巨人やトロール等、身体の大きな者たちが所属することが多いので、このような建築様式になりますね」
「なるほど、立派な建物は多くの方々が来られるように……ということなのですね」
「その通りです。クレア様がどれほど部下の方がおられるのか存じませんが、この建物も立地も破格ですよ」
「なるほど、それで、お値段はおいくらくらいするのでしょうか?」
問題はそこだ。
正直、今のわたくしにここまでいい場所は必要かどうかわからないけれども。
今のわたくしの手持ちで考えると、1万レアードくらいでなんとかならないだろうか。
ルーシーさんは笑顔で訳が分からないことを言う。
「3000万レアードになります」
「……もう一度よろしいかしら?」
「はい。3000万レアードになります」
「……99割り引きって可能でしょうか」
「それは流石に出来ませんねぇ」
「ですわよね」
3000万レアードとか一体どれほどの高価なものになるのだろうか。
そう思っていると、ティエラが後ろからこそっと教えてくれる。
「クレア、それでも手持ちでは足りないぞ」
「言わなくていいんですのよ」
わたくしの値引きに絶対に払えないと悟ったルーシーさんは笑顔で取り繕ってくれる。
「流石にこの建物は見せ物件的な割合が強いですから。次からは普通の物件をご案内させていただきますね」
「ありがとうございますわ」
ということで、わたくしたちは移動を開始する。
そして、次に紹介されたのは、1000万レアードする建物だった。
普通に無理である。
「あの……もうちょっと……お求めやすい物件はないでしょうか……?」
「そうですねぇ……この辺りが普通の辺り……ということではあるのですが、これ以降だと、街の外側に近づいて行くことになりますが、それでもよろしいですか?」
「ええ、それでも構いませんわ」
そう言って、ルーシーさんはわたくしたちが来た道を通って街の外側に向かって歩いていく。
後ろから、こそっとティエラが話しかけてきた。
「なあ、これ……大丈夫なのか?」
「どういうことですの?」
「クレア……お前、貴族と勘違いされているんじゃないのか? それで、道楽か何かで買いに来たと思っているんじゃないのか?」
「そうなんですの?」
「じゃないとあんな高価な建物紹介しないだろう? それに、その服も一応は貴族用の物としてあったはずだ。だからそう思われてもおかしくないと思う」
「なんと……申し訳ないですわ」
わたくしはルーシ―さんに近づく。
「あの、ルーシ―さん」
「はい?」
「その……もし勘違いだったら申し訳なくて……わたくし、貴族ではありませんわ」
わたくしがそう言うと、ルーシ―さんは苦笑いを浮かべる。
「あーやっぱり……そうなんですね。なんだかそうなんじゃないのかなーって思ったんです。まぁでも、それならそれで、お話をしていきたいのですが、いいですか?」
「いいですわ」
「早速聞きたいのですが、予算ってどれくらいですか? それに合わせて紹介いたします」
「実は、手工業ギルドの登録料としてして払ったら、多分使えるのは1万レアードですわ」
「……もう一回いいですか?」
「1万レアードですわ」
「その金額で良く物件を欲しいと言えましたね……」
ルーシ―さんがまじか……という感じで、頭を抱えている。
「あの……やっぱり足りない……ですか?」
「そう……ですね。まず足りないです。建物を建てるにしても、クレア様の様な人間種の家を建てるのに最低10万レアードは必要です。そして、さらに土地代も足すと、15万レアードは越えることになります」
「そんな! なんとかなりませんの?」
わたくしの素敵なスローライフがいきなり終わってしまう。
ルーシ―さんは悩みながら手に持っている書類をパラパラとめくっている。
わたくしの条件に合う場所を探してくれているのだろう。
「そうですね……クレア様は建築はご自身で出来る。ということでよろしいのですか?」
「ええ、問題ありません。極論すると、土地さえあれば後は自前でなんとかしますわ」
「では、かなり街の端の方の土地になりますが、よろしいですか?」
「構いませんわ!」
「ではこちらです」
そう言って案内される場所は、本当に街の端……というか、街から出て、草原を歩き出す。
「ここですね……」
そう言って紹介されたのは、街から50mは外れた場所にある土地だった。
後ろには大きな山があるふもとで、周囲には草木しかない。
草木がこれでもかと生い茂り、ここが売地と言われなければただの荒地だ。
「ここで……1万レアードになります」
ルーシ―さんはとても申し訳なさそうな顔をしていた。
「わたくしはクレアですわ。こっちの狼がティエラ、熊がマーレです」
「よろしくお願いします」
「よろしく頼む」
「よろしくー」
ということで、受付さんあらためルーシ―さんの案内で、物件もしくは物件を建てる場所を見て回る。
彼女について歩く道はとっても優雅な場所だ。
人通りも多く、立派な服を着ている人も多い。
建物もかなり立派なものが多く、どうやって作ったのか知りたい。
建築様式もそれぞれが違っていて、石造りだったり、木製だったり、何で出来ているのかわからなかったりで興味深い。
「やはり建物が気になりますか?」
「そうですね。やはり建築家となるなら知っておきたいなと」
異世界の建築知識はあるが、やはりこちらとの差異もあるだろう。
だから、そういった辺りは知っておきたい。
「とても勉強熱心で素晴らしいですね。それでは、こちらが最初にご案内する建物ですね」
ルーシーさんが笑顔で教えてくれる建物は、石造りの2階建ての立派な建物だった。
2階建て、といっても1階の高さが5mはあろうかという大きさで、扉もそれに相応しい大きさの物とわたくしたちが入れるちょうどいいサイズ、それよりも半分くらいのサイズがある。
「この建物はかなり大きめに作られていますね。というのも、大工というのは力仕事が主になります。巨人やトロール等、身体の大きな者たちが所属することが多いので、このような建築様式になりますね」
「なるほど、立派な建物は多くの方々が来られるように……ということなのですね」
「その通りです。クレア様がどれほど部下の方がおられるのか存じませんが、この建物も立地も破格ですよ」
「なるほど、それで、お値段はおいくらくらいするのでしょうか?」
問題はそこだ。
正直、今のわたくしにここまでいい場所は必要かどうかわからないけれども。
今のわたくしの手持ちで考えると、1万レアードくらいでなんとかならないだろうか。
ルーシーさんは笑顔で訳が分からないことを言う。
「3000万レアードになります」
「……もう一度よろしいかしら?」
「はい。3000万レアードになります」
「……99割り引きって可能でしょうか」
「それは流石に出来ませんねぇ」
「ですわよね」
3000万レアードとか一体どれほどの高価なものになるのだろうか。
そう思っていると、ティエラが後ろからこそっと教えてくれる。
「クレア、それでも手持ちでは足りないぞ」
「言わなくていいんですのよ」
わたくしの値引きに絶対に払えないと悟ったルーシーさんは笑顔で取り繕ってくれる。
「流石にこの建物は見せ物件的な割合が強いですから。次からは普通の物件をご案内させていただきますね」
「ありがとうございますわ」
ということで、わたくしたちは移動を開始する。
そして、次に紹介されたのは、1000万レアードする建物だった。
普通に無理である。
「あの……もうちょっと……お求めやすい物件はないでしょうか……?」
「そうですねぇ……この辺りが普通の辺り……ということではあるのですが、これ以降だと、街の外側に近づいて行くことになりますが、それでもよろしいですか?」
「ええ、それでも構いませんわ」
そう言って、ルーシーさんはわたくしたちが来た道を通って街の外側に向かって歩いていく。
後ろから、こそっとティエラが話しかけてきた。
「なあ、これ……大丈夫なのか?」
「どういうことですの?」
「クレア……お前、貴族と勘違いされているんじゃないのか? それで、道楽か何かで買いに来たと思っているんじゃないのか?」
「そうなんですの?」
「じゃないとあんな高価な建物紹介しないだろう? それに、その服も一応は貴族用の物としてあったはずだ。だからそう思われてもおかしくないと思う」
「なんと……申し訳ないですわ」
わたくしはルーシ―さんに近づく。
「あの、ルーシ―さん」
「はい?」
「その……もし勘違いだったら申し訳なくて……わたくし、貴族ではありませんわ」
わたくしがそう言うと、ルーシ―さんは苦笑いを浮かべる。
「あーやっぱり……そうなんですね。なんだかそうなんじゃないのかなーって思ったんです。まぁでも、それならそれで、お話をしていきたいのですが、いいですか?」
「いいですわ」
「早速聞きたいのですが、予算ってどれくらいですか? それに合わせて紹介いたします」
「実は、手工業ギルドの登録料としてして払ったら、多分使えるのは1万レアードですわ」
「……もう一回いいですか?」
「1万レアードですわ」
「その金額で良く物件を欲しいと言えましたね……」
ルーシ―さんがまじか……という感じで、頭を抱えている。
「あの……やっぱり足りない……ですか?」
「そう……ですね。まず足りないです。建物を建てるにしても、クレア様の様な人間種の家を建てるのに最低10万レアードは必要です。そして、さらに土地代も足すと、15万レアードは越えることになります」
「そんな! なんとかなりませんの?」
わたくしの素敵なスローライフがいきなり終わってしまう。
ルーシ―さんは悩みながら手に持っている書類をパラパラとめくっている。
わたくしの条件に合う場所を探してくれているのだろう。
「そうですね……クレア様は建築はご自身で出来る。ということでよろしいのですか?」
「ええ、問題ありません。極論すると、土地さえあれば後は自前でなんとかしますわ」
「では、かなり街の端の方の土地になりますが、よろしいですか?」
「構いませんわ!」
「ではこちらです」
そう言って案内される場所は、本当に街の端……というか、街から出て、草原を歩き出す。
「ここですね……」
そう言って紹介されたのは、街から50mは外れた場所にある土地だった。
後ろには大きな山があるふもとで、周囲には草木しかない。
草木がこれでもかと生い茂り、ここが売地と言われなければただの荒地だ。
「ここで……1万レアードになります」
ルーシ―さんはとても申し訳なさそうな顔をしていた。
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