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6章 王都ファラミシア
110話 街の子供達
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「あはははは!!」
「こっちだぞー!」
「待てよー!!!」
わたし達は街中をのんびり歩いていると、大きめの体育館くらいある広場に出た。
そこでは屋台が料理を打っていたり、道化師が芸を披露していたり、子供達が遊んでいる。
子供にパンを配っている人達もいたりして、中々にカオスな具合だ。
でも、こんな街中で配るというのはちょっと驚き。
そんな中を通ろうとすると、10才くらいの男の子がじーっとわたしの方を見ているのが分かった。
「……」
「な、何か用?」
なんだかすごく熱心に見つめてくるので、思わず声をかけてしまう。
すると彼はすっとウィンに指を差して言う。
「なでてもいい?」
「……」
わたしはウィンに念話で聞く。
『いい?』
『背中だけだぞ』
「ありがとう。背中だけならいいって」
ウィンはその場に座り込んでくれて、子供でも背中に手が届くようにしていた。
「ありがとー」
彼はそう言ってウィンの背中を撫でる。
「モフモフ……おじいちゃんのおひげよりもモフモフ」
「おじいちゃんのおひげそんなにモフモフなの……?」
「うん。すっごいモフモフ。毎日5時間かけてるって言ってた」
「すごい……」
彼のそんな話を聞きながら、彼が満足するのを待っていると、周囲には子供達が集まってきていた。
「これは……」
「どうする?」
クロノさんとリオンさんはそんな子供達の様子を見て、言っているけれど……。
「ウビャゥ」
「……」
ヴァイスは好奇心が強いからか、子供達と遊びたそうにしている。
なら、このまま遊ばせてもいいんじゃないのだろうか。
『ウィン。子供達と遊んでもいい?』
『サクヤは優しいのだな。もちろんいいぞ』
『ありがとう』
わたしはウィンにお礼を言ってから、クロノさん達に声をかける。
「クロノさん、リオンさん。彼らと少し遊んでもいいでしょうか?」
「サクヤ……おれ達は構わないが……いいのか?」
「はい。ウィンもいいそうですし、ヴァイスも遊びたがっています。ルビーは……」
「キュイ」
ルビーもいいよとばかりに頷いてくれる。
「ありがとう。いいそうです」
「分かった。でも、少しだけ時間をもらおう」
「? はい」
クロノさんは子供達の方に近付き、優しく話す。
「狼の魔物の主が触ってもいいと言ってくれた。だが、彼らも大事な生き物だ。手荒にしてはいけない。分かった者から触ってもいいぞ」
「ほんとう!?」
「いいの? ありがとう!」
そういって子供達がウィンを囲む。
「わーすっごくモフモフ!」
「初めて触ったー!」
「僕もほしいー!」
「この子はわたしのだからダメだよ」
わたしはそう言ってウィンを抱きしめる。
ウィンもそれに答えるように鼻をツンツンしてくれるのはわたしだけ、主としての威厳を保つ。
「いいなー」
「こっちもー」
「……」
子供たちの要求をウィンは聞かない感じのようだ。
その代わり。
「ウビャゥ!」
「わわ!」
「可愛い猫!?」
「真っ白モフモフー!」
ヴァイスが自分がやるとばかりに子供たちの中に飛び込んだ。
「ウビャウビャゥ!」
ヴァイスは全身を撫でろとばかりに、子供たちの中心にいる。
胴上げの要領で上に掲げられ、皆に撫でられてくすぐったそうにしていた。
それでいいのかと思うけれど、楽しそうなのでいいか……。
「ねぇねぇ、どうやったら狼さんと仲良くなれるの?」
「え? それは……いい子にしてたらなれるかも?」
「ほんとう?」
「多分……」
「じゃあぼくもいい子にしてる」
「うん。そうして」
わたしがそう言うと、違った子から話しかけられる。
「ねぇねぇ、一緒に遊ぼう?」
「いいよ。何する?」
「鬼ごっこ」
「分かった」
それからわたし達は思い思いに子供たちと遊ぶ。
ただ……。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……子供たちの体力すごい……」
年齢も年上だから……という事はあるだろうけれど、それでも普通に10分も走ったら息が上がっていた。
ちょっとウィンに乗り過ぎていたから、体を少しは動かさないといけないかもしれない。
「ウビャゥ!」
「ヴァイス……?」
わたしが少し休憩をしていると、ヴァイスがわたしの前に来る。
『捕まえて!』
「? ヴァイス?」
わたしが返事をする暇もなく、ヴァイスは走り出す。
それも、わたしがついて行けそうなくらい手加減をしてくれている。
「ま、待てー……」
正直息も絶え絶えという感じだけれど、この機会に体を動かそうと頑張る。
「ウビャゥ! ウビャゥ!」
「ま、まって……」
「ウビャゥ! ウビャゥ!」
「なんか応援されてる気分……」
ヴァイスの声はわたしに声援を送っているようだ。
「あーいいなー! おれも捕まえる!」
「あたしもー!」
「ウビャゥ―!」
そんな事をしていると、他の子達がヴァイスを追いかける。
でも、ヴァイスにとって子供たちは相手にならなかった。
「ウビャゥ! ウビャビャ!」
いつの間にそんな動けるようになっていたんだと思えるほど軽やかな動きで、子供たちの手を掻い潜る。
しかも、わたしとの距離をあまり離さない。
わたしが近付けば逃げながら避け、わたしが止まるとその周辺で逃げている。
「捕まる訳ないよ……」
と、思うことは簡単だ。
でも、わたしはヴァイスの主なんだ。
捕まえてみせる。
わたしは子供たちに隠れるようにしてヴァイスにそっと近付く。
でも、ヴァイスは当然気付いていて、ちゃんと距離を離してくる。
ならば……。
「皆! ヴァイス……あの白い虎さんを捕まえて! そうしたらモフリ放題だよ!」
「本当!?」
「やるやる!」
「ウビャゥ!」
子供たちは俄然やる気になり、ヴァイスはそんなと声をあげながらも楽しそうに避けている。
でも、子供たちがちょっと本気になったからか、わたしの方を見る頻度が減った。
わたしはその隙にヴァイスが移動しそうな方に先回りをして、ヴァイスを迎え撃つ。
「ウビャゥ!?」
「捕まえた!」
そして、ヴァイスが逃げるように子供たちの輪から飛び出して来たところを狙って抱きしめた。
「ふふ、わたしだってやれるんだよ」
『すごい! さすがサクヤ!』
ヴァイスは念話でそう言ってペロペロとわたしの顔を余すところなく舐めてくる。
可愛いけどちょっと大人げなかっただろうか。
「もう……ヴァイス」
『楽しい!』
『わたしも楽しいよ』
『もっと遊ぼう!』
『いいけど……皆は……』
一応、他のみんなも確認しておこう。
ウィンは子供たち囲まれて、動くに動けずじっとしている。
彼の目はわたし……いや、ヴァイスを羨ましそうに見ている気がする。
ちなみに、クロノさんは複数を相手に剣術を教えていて、リオンさんは読み聞かせをしていた。
そしてルビーはというと……。
「あれ? ルビーが……いない?」
周囲を見回しても、どこにもルビーの姿が見えなかった。
「こっちだぞー!」
「待てよー!!!」
わたし達は街中をのんびり歩いていると、大きめの体育館くらいある広場に出た。
そこでは屋台が料理を打っていたり、道化師が芸を披露していたり、子供達が遊んでいる。
子供にパンを配っている人達もいたりして、中々にカオスな具合だ。
でも、こんな街中で配るというのはちょっと驚き。
そんな中を通ろうとすると、10才くらいの男の子がじーっとわたしの方を見ているのが分かった。
「……」
「な、何か用?」
なんだかすごく熱心に見つめてくるので、思わず声をかけてしまう。
すると彼はすっとウィンに指を差して言う。
「なでてもいい?」
「……」
わたしはウィンに念話で聞く。
『いい?』
『背中だけだぞ』
「ありがとう。背中だけならいいって」
ウィンはその場に座り込んでくれて、子供でも背中に手が届くようにしていた。
「ありがとー」
彼はそう言ってウィンの背中を撫でる。
「モフモフ……おじいちゃんのおひげよりもモフモフ」
「おじいちゃんのおひげそんなにモフモフなの……?」
「うん。すっごいモフモフ。毎日5時間かけてるって言ってた」
「すごい……」
彼のそんな話を聞きながら、彼が満足するのを待っていると、周囲には子供達が集まってきていた。
「これは……」
「どうする?」
クロノさんとリオンさんはそんな子供達の様子を見て、言っているけれど……。
「ウビャゥ」
「……」
ヴァイスは好奇心が強いからか、子供達と遊びたそうにしている。
なら、このまま遊ばせてもいいんじゃないのだろうか。
『ウィン。子供達と遊んでもいい?』
『サクヤは優しいのだな。もちろんいいぞ』
『ありがとう』
わたしはウィンにお礼を言ってから、クロノさん達に声をかける。
「クロノさん、リオンさん。彼らと少し遊んでもいいでしょうか?」
「サクヤ……おれ達は構わないが……いいのか?」
「はい。ウィンもいいそうですし、ヴァイスも遊びたがっています。ルビーは……」
「キュイ」
ルビーもいいよとばかりに頷いてくれる。
「ありがとう。いいそうです」
「分かった。でも、少しだけ時間をもらおう」
「? はい」
クロノさんは子供達の方に近付き、優しく話す。
「狼の魔物の主が触ってもいいと言ってくれた。だが、彼らも大事な生き物だ。手荒にしてはいけない。分かった者から触ってもいいぞ」
「ほんとう!?」
「いいの? ありがとう!」
そういって子供達がウィンを囲む。
「わーすっごくモフモフ!」
「初めて触ったー!」
「僕もほしいー!」
「この子はわたしのだからダメだよ」
わたしはそう言ってウィンを抱きしめる。
ウィンもそれに答えるように鼻をツンツンしてくれるのはわたしだけ、主としての威厳を保つ。
「いいなー」
「こっちもー」
「……」
子供たちの要求をウィンは聞かない感じのようだ。
その代わり。
「ウビャゥ!」
「わわ!」
「可愛い猫!?」
「真っ白モフモフー!」
ヴァイスが自分がやるとばかりに子供たちの中に飛び込んだ。
「ウビャウビャゥ!」
ヴァイスは全身を撫でろとばかりに、子供たちの中心にいる。
胴上げの要領で上に掲げられ、皆に撫でられてくすぐったそうにしていた。
それでいいのかと思うけれど、楽しそうなのでいいか……。
「ねぇねぇ、どうやったら狼さんと仲良くなれるの?」
「え? それは……いい子にしてたらなれるかも?」
「ほんとう?」
「多分……」
「じゃあぼくもいい子にしてる」
「うん。そうして」
わたしがそう言うと、違った子から話しかけられる。
「ねぇねぇ、一緒に遊ぼう?」
「いいよ。何する?」
「鬼ごっこ」
「分かった」
それからわたし達は思い思いに子供たちと遊ぶ。
ただ……。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……子供たちの体力すごい……」
年齢も年上だから……という事はあるだろうけれど、それでも普通に10分も走ったら息が上がっていた。
ちょっとウィンに乗り過ぎていたから、体を少しは動かさないといけないかもしれない。
「ウビャゥ!」
「ヴァイス……?」
わたしが少し休憩をしていると、ヴァイスがわたしの前に来る。
『捕まえて!』
「? ヴァイス?」
わたしが返事をする暇もなく、ヴァイスは走り出す。
それも、わたしがついて行けそうなくらい手加減をしてくれている。
「ま、待てー……」
正直息も絶え絶えという感じだけれど、この機会に体を動かそうと頑張る。
「ウビャゥ! ウビャゥ!」
「ま、まって……」
「ウビャゥ! ウビャゥ!」
「なんか応援されてる気分……」
ヴァイスの声はわたしに声援を送っているようだ。
「あーいいなー! おれも捕まえる!」
「あたしもー!」
「ウビャゥ―!」
そんな事をしていると、他の子達がヴァイスを追いかける。
でも、ヴァイスにとって子供たちは相手にならなかった。
「ウビャゥ! ウビャビャ!」
いつの間にそんな動けるようになっていたんだと思えるほど軽やかな動きで、子供たちの手を掻い潜る。
しかも、わたしとの距離をあまり離さない。
わたしが近付けば逃げながら避け、わたしが止まるとその周辺で逃げている。
「捕まる訳ないよ……」
と、思うことは簡単だ。
でも、わたしはヴァイスの主なんだ。
捕まえてみせる。
わたしは子供たちに隠れるようにしてヴァイスにそっと近付く。
でも、ヴァイスは当然気付いていて、ちゃんと距離を離してくる。
ならば……。
「皆! ヴァイス……あの白い虎さんを捕まえて! そうしたらモフリ放題だよ!」
「本当!?」
「やるやる!」
「ウビャゥ!」
子供たちは俄然やる気になり、ヴァイスはそんなと声をあげながらも楽しそうに避けている。
でも、子供たちがちょっと本気になったからか、わたしの方を見る頻度が減った。
わたしはその隙にヴァイスが移動しそうな方に先回りをして、ヴァイスを迎え撃つ。
「ウビャゥ!?」
「捕まえた!」
そして、ヴァイスが逃げるように子供たちの輪から飛び出して来たところを狙って抱きしめた。
「ふふ、わたしだってやれるんだよ」
『すごい! さすがサクヤ!』
ヴァイスは念話でそう言ってペロペロとわたしの顔を余すところなく舐めてくる。
可愛いけどちょっと大人げなかっただろうか。
「もう……ヴァイス」
『楽しい!』
『わたしも楽しいよ』
『もっと遊ぼう!』
『いいけど……皆は……』
一応、他のみんなも確認しておこう。
ウィンは子供たち囲まれて、動くに動けずじっとしている。
彼の目はわたし……いや、ヴァイスを羨ましそうに見ている気がする。
ちなみに、クロノさんは複数を相手に剣術を教えていて、リオンさんは読み聞かせをしていた。
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