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第3章 聖女は依頼をこなす
163話 ベルニアスの冒険者ギルド
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私たちは冒険者ギルドに到着した。
中はそれなりに騒がしく、活気がある。私たちは間を縫うようにしながら受付を目指した。
「これが依頼達成書だ」
「お預かりします」
列に並んで、受付嬢にフリッツさんが渡す。
「これは……中々すごいですね。受領いたしました。冒険者証を拝見してもよろしいですか?」
「ああ」
私たちはそれぞれの分をカウンターの上に置く。
「はい。確認が出来ました。暫くお待ちください」
そう言って受付嬢は色々と記入をしたり、書類を探したりしていた。
「ここは俺がやっておくから依頼を見てきてもいいぞ?」
フリッツさんがそう言ってくれた。
なので、私とキリルさんは頷く。
「分かりました。お願いします」
「頼んだ」
私たちは依頼ボードを見に行く。そこそこ人はいるけど、探せないという程ではなかった。
「受けてみたい依頼を探す感じでいいですかね?」
「ああ、俺も何か無いか探してみる」
私たちは別れて探すことになった。
(これもいいな……。あ、これも面白そう。これなら協力してもらえたら会えるかも……。こんな依頼もあるんだ。冒険者って色んなことをやるんだなぁ)
暫くは一人で探す。色々受けたいものがありすぎて困る。でも、何とか2つに絞った。
「どうだ? 何かいいのは見つかったか?」
「フリッツさん。これとかどうでしょうか?」
私はいいなと思った物をフリッツさんに見せる。
「どれどれ、これは……。ペット探しと服飾の試着か?」
「はい! ペットの方はこの街を見て回ることが出来るので、観光をするついでの様な感じでいいかと! 最悪キリルさんの探知魔法で何とか……と思ったり……。それと、服の仕事はやったことがなかったので、一応予備はありますけど、シスターの服は自分で修復したり、出来れば作れるようになりたいなって思ってまして。試着がメインですけど、そういったことのお手伝いもするみたいです」
「なるほどな。いいんじゃないか?」
「本当ですか! キリルさんにも聞いてみましょう!」
私はキリルさんを探して話しかける。
「キリルさん。この2つの依頼はどうですか?」
「俺は問題ない」
「では早速受けましょうか!」
「ああ」
「キリルは受けたい依頼は無いのか?」
フリッツさんがキリルさんに聞いている。
「特にはない」
「じゃあクロエの依頼の2つにするか」
「やった。ありがとうございます!」
「どっちを先にやるんだ?」
「それは……」
個人的には服の方を先にやりたい気持ちで一杯だけど、困っている可能性を考えるとペット探しの方が先だと思う。
「ペット探しですね」
「分かった。早速受けるか」
「街の中を歩き回りながら探しましょう」
私たちは受付に向かう。
その途中でキリルさんが私を止める。
「少し待て、ここは俺とクロエで受ける」
「どういうことだ?」
「Cランクのお前と一緒に依頼を受けようとするのは目立つだろう。それもこれは低ランクの依頼だ。なら、ついて来るだけでも問題はないだろう? それに、そのランクはもう使わなくなるなら問題はない」
「確かに」
「そういう訳で待っていろ」
「分かった」
フリッツさんは適当な場所で待ってくれている間に、私とキリルさんで依頼を受ける。
「これで今からいけますね」
「ああ」
「フリッツさん。お待たせしました」
私達はフリッツさんの元へ向かう。
「早速行くか」
「はい!」
私たちは、ペット探しの依頼人という人の所へと向かった。
中はそれなりに騒がしく、活気がある。私たちは間を縫うようにしながら受付を目指した。
「これが依頼達成書だ」
「お預かりします」
列に並んで、受付嬢にフリッツさんが渡す。
「これは……中々すごいですね。受領いたしました。冒険者証を拝見してもよろしいですか?」
「ああ」
私たちはそれぞれの分をカウンターの上に置く。
「はい。確認が出来ました。暫くお待ちください」
そう言って受付嬢は色々と記入をしたり、書類を探したりしていた。
「ここは俺がやっておくから依頼を見てきてもいいぞ?」
フリッツさんがそう言ってくれた。
なので、私とキリルさんは頷く。
「分かりました。お願いします」
「頼んだ」
私たちは依頼ボードを見に行く。そこそこ人はいるけど、探せないという程ではなかった。
「受けてみたい依頼を探す感じでいいですかね?」
「ああ、俺も何か無いか探してみる」
私たちは別れて探すことになった。
(これもいいな……。あ、これも面白そう。これなら協力してもらえたら会えるかも……。こんな依頼もあるんだ。冒険者って色んなことをやるんだなぁ)
暫くは一人で探す。色々受けたいものがありすぎて困る。でも、何とか2つに絞った。
「どうだ? 何かいいのは見つかったか?」
「フリッツさん。これとかどうでしょうか?」
私はいいなと思った物をフリッツさんに見せる。
「どれどれ、これは……。ペット探しと服飾の試着か?」
「はい! ペットの方はこの街を見て回ることが出来るので、観光をするついでの様な感じでいいかと! 最悪キリルさんの探知魔法で何とか……と思ったり……。それと、服の仕事はやったことがなかったので、一応予備はありますけど、シスターの服は自分で修復したり、出来れば作れるようになりたいなって思ってまして。試着がメインですけど、そういったことのお手伝いもするみたいです」
「なるほどな。いいんじゃないか?」
「本当ですか! キリルさんにも聞いてみましょう!」
私はキリルさんを探して話しかける。
「キリルさん。この2つの依頼はどうですか?」
「俺は問題ない」
「では早速受けましょうか!」
「ああ」
「キリルは受けたい依頼は無いのか?」
フリッツさんがキリルさんに聞いている。
「特にはない」
「じゃあクロエの依頼の2つにするか」
「やった。ありがとうございます!」
「どっちを先にやるんだ?」
「それは……」
個人的には服の方を先にやりたい気持ちで一杯だけど、困っている可能性を考えるとペット探しの方が先だと思う。
「ペット探しですね」
「分かった。早速受けるか」
「街の中を歩き回りながら探しましょう」
私たちは受付に向かう。
その途中でキリルさんが私を止める。
「少し待て、ここは俺とクロエで受ける」
「どういうことだ?」
「Cランクのお前と一緒に依頼を受けようとするのは目立つだろう。それもこれは低ランクの依頼だ。なら、ついて来るだけでも問題はないだろう? それに、そのランクはもう使わなくなるなら問題はない」
「確かに」
「そういう訳で待っていろ」
「分かった」
フリッツさんは適当な場所で待ってくれている間に、私とキリルさんで依頼を受ける。
「これで今からいけますね」
「ああ」
「フリッツさん。お待たせしました」
私達はフリッツさんの元へ向かう。
「早速行くか」
「はい!」
私たちは、ペット探しの依頼人という人の所へと向かった。
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