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第1章 聖女は出会う
47話 観光と冒険者ギルド
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街中の観光は中々に面白い場所があった。この町一番の教会には行くことは出来なかったが、少し遠くから見るだけでも嬉しさがこみあげてくる。
勇者パーティに居たころはそんな場所に行くなら回復魔法の一つでも覚えろと、効果のないことをしていたから自分の時間というものはほとんどなかった。
それが今は時間が出来過ぎていて逆に困ってしまうほどだ。何か新しい時間の使い方を考えなければ。
「どうだ? 他に行きたい所はあるか?」
いけない。フリッツさんが色々と教えてくれているんだからちゃんと聞かないと。
「フリッツさんはこの街に詳しいですね」
「これでも冒険者だからな。最初の低ランクの時はリッター村にほとんど依頼がないんだよ。だからわざわざランクを上げるためにここに来て、地道に依頼を受けていたりしたからな」
「それで詳しくなったんですね」
「冒険者は最初はその街について詳しくなるような仕事が多いからな。やっぱり最初の頃は何でも屋になる」
「へ~」
いきなり勇者パーティとして外に出たからそういうことは全然知らなかった。
その時に少し汚らしい。汚れた銅像が目に入る。
その銅像は1m位の台座に乗っていて、身長や顔などは普通の人間と同じ大きさに作ってあった。顔とか服装もかなり細かく作られていて、実際に存在した人なのだろうか。
「あの、フリッツさん。この銅像って何なんですか? 歩き回ってる時に時々見かけていましたけど、誰かは書いていないような」
「この銅像か。実を言うと俺もしらないんだ」
「そうなんですか?」
「ああ、何時からあって、誰がモチーフになっているのかもな。ただ、大事にするようにとは言われている」
「ほぇー偉い人なんですかね?」
「分からん。ただ、似たような銅像は他にもあって。大体6,7体にいかないくらいだったかな。全部を見た訳じゃないがそれくらいあったはず。あと、顔とか服装も全部違っているんだ」
「凄い細かく作られているんですね」
「ああ、何でかは分からないんだけどな」
「不思議ですね」
「そうだな。おっともうこんな時間か。そろそろ行くか」
「はい、分かりました」
私たちは冒険者ギルドに向かう。そこはファティマ商会ほど大きくはないが、それでも立派と言われるのには充分なほどの大きさだった。今も初心者らしき革の鎧を着た若い2人組が中に入っていく所だ。
基本の作りは商会と同じように煉瓦で作られていて、頑丈なようになっている。高さも3階建てで、周囲と比べると圧倒的に大きい。
「さ、入るぞ」
「あ、はい」
私はフリッツさんについて中に入るとそこには人がまばらにいる。入って左側が受付などが並んでいる。
正面の奥には様々な紙がべたべたと貼られていた。きっとあれが依頼票なのだろう。
右側には料理等が運ばれておりキッチンに繋がっているみたいだ。その近くに階段もあって2階へ上がれるようになっていた。
中央には座って食事が出来るようにテーブルとイスが多く置かれている。
「こっちだ」
フリッツさんが左奥に向かっていく。
「手前じゃダメなんですか?」
「手前はCとかDランク用の受付だな。その次がEとかF用で、その奥が新人兼Gランク用ってことになっている」
「あれ? AとかBランクの受付はないんですか?」
「それはあっちだ」
「?」
彼が指さしたのは階段がある方だった。
「あそこの階段を登っていくと専用のラウンジに出る。そしてそこで依頼を受けられるし、上位の人しか受けれないような依頼も受けることが出来る」
「おおーほんとに住む世界が違うって感じなんですね」
「といっても高ランクの中でもこの一階で過ごしているやつも結構いる。わざわざ上に上がろうなんてのは少ない」
「そうだったんですね」
「面倒だし、見知った仲間と飲む方がいいからな。それじゃあ登録はここだ」
「はい」
そう言って一番奥で仕事をしていたのはスキンヘッドのムキムキの男だった。
「よう、どんな用事だい」
「彼女の冒険者登録をしたいんだ」
「……」
「どうした嬢ちゃん」
「クロエ?」
「はっ、いえ、何でもありません。はい、登録です。はい」
いけない。思わず思考が飛んでいた。それだけ彼の見た目が凄かったとも言える。スキンヘッドなのに全身ショッキングピンクで固めていたのだ。その上仕草がくねくねしていて、どちらかというと女性っぽい。だけど体の感じとかを見るとどう見ても男だった。
その上、声も完全に男の感じだし女性に寄せている様子もない。
私は心の中で決して彼に踏み込まないようにしようと決意する。
「そうかい? それじゃあこの書類に必要事項を記入して、代筆はいるかい?」
「いえ、大丈夫です」
「そうかい、それじゃあ書いて」
「はい」
私は必要用紙に記入していく。言えないような事はぼかして書いても大丈夫だろうか。
「あの、分からないところとかはどうすればいいですか?」
「どういったところだい?」
「出身地とか孤児だったので分からないんですが」
「そういう時は最初にいた街の名前でいいよ。分からない時は空白でもいい」
「分かりました」
分からないところや書きたくない所は空白でいいね。私は用紙を埋めていく。
「出来ました」
「はい。確認するね。クロエちゃんで職業は不明っと、特技は防御魔法が使える?」
「そこそこは使えると思います」
「そう、それじゃあFランクから始めてもらおうか。それでいいかい? それと、彼氏さんがいるようだけど詳しい説明はいらない?」
「あ、その、そういう関係じゃないので……」
「そうだな、そういう関係じゃないな」
「そうだったのか? 失礼した。じゃあ説明するか?」
私はフリッツさんを見ると首を振っていた。
「大丈夫です」
「そうか、それじゃあ後は登録証発行するから明後日にでも来てくれ。それと登録料の銀貨5枚が必要だよ」
「はい、これでいいですか?」
「いいよ」
そう言って彼は机の下からごそごそとお釣りの銀貨と冒険者証を取り出した。
「はい、これね」
「ありがとうございます」
「それじゃあクロエ、依頼を見に行こうか」
「はい」
「無茶はしないように武運を祈るよ」
「ありがとうございました」
私たちは彼にお礼を言って依頼票を見に行く。
勇者パーティに居たころはそんな場所に行くなら回復魔法の一つでも覚えろと、効果のないことをしていたから自分の時間というものはほとんどなかった。
それが今は時間が出来過ぎていて逆に困ってしまうほどだ。何か新しい時間の使い方を考えなければ。
「どうだ? 他に行きたい所はあるか?」
いけない。フリッツさんが色々と教えてくれているんだからちゃんと聞かないと。
「フリッツさんはこの街に詳しいですね」
「これでも冒険者だからな。最初の低ランクの時はリッター村にほとんど依頼がないんだよ。だからわざわざランクを上げるためにここに来て、地道に依頼を受けていたりしたからな」
「それで詳しくなったんですね」
「冒険者は最初はその街について詳しくなるような仕事が多いからな。やっぱり最初の頃は何でも屋になる」
「へ~」
いきなり勇者パーティとして外に出たからそういうことは全然知らなかった。
その時に少し汚らしい。汚れた銅像が目に入る。
その銅像は1m位の台座に乗っていて、身長や顔などは普通の人間と同じ大きさに作ってあった。顔とか服装もかなり細かく作られていて、実際に存在した人なのだろうか。
「あの、フリッツさん。この銅像って何なんですか? 歩き回ってる時に時々見かけていましたけど、誰かは書いていないような」
「この銅像か。実を言うと俺もしらないんだ」
「そうなんですか?」
「ああ、何時からあって、誰がモチーフになっているのかもな。ただ、大事にするようにとは言われている」
「ほぇー偉い人なんですかね?」
「分からん。ただ、似たような銅像は他にもあって。大体6,7体にいかないくらいだったかな。全部を見た訳じゃないがそれくらいあったはず。あと、顔とか服装も全部違っているんだ」
「凄い細かく作られているんですね」
「ああ、何でかは分からないんだけどな」
「不思議ですね」
「そうだな。おっともうこんな時間か。そろそろ行くか」
「はい、分かりました」
私たちは冒険者ギルドに向かう。そこはファティマ商会ほど大きくはないが、それでも立派と言われるのには充分なほどの大きさだった。今も初心者らしき革の鎧を着た若い2人組が中に入っていく所だ。
基本の作りは商会と同じように煉瓦で作られていて、頑丈なようになっている。高さも3階建てで、周囲と比べると圧倒的に大きい。
「さ、入るぞ」
「あ、はい」
私はフリッツさんについて中に入るとそこには人がまばらにいる。入って左側が受付などが並んでいる。
正面の奥には様々な紙がべたべたと貼られていた。きっとあれが依頼票なのだろう。
右側には料理等が運ばれておりキッチンに繋がっているみたいだ。その近くに階段もあって2階へ上がれるようになっていた。
中央には座って食事が出来るようにテーブルとイスが多く置かれている。
「こっちだ」
フリッツさんが左奥に向かっていく。
「手前じゃダメなんですか?」
「手前はCとかDランク用の受付だな。その次がEとかF用で、その奥が新人兼Gランク用ってことになっている」
「あれ? AとかBランクの受付はないんですか?」
「それはあっちだ」
「?」
彼が指さしたのは階段がある方だった。
「あそこの階段を登っていくと専用のラウンジに出る。そしてそこで依頼を受けられるし、上位の人しか受けれないような依頼も受けることが出来る」
「おおーほんとに住む世界が違うって感じなんですね」
「といっても高ランクの中でもこの一階で過ごしているやつも結構いる。わざわざ上に上がろうなんてのは少ない」
「そうだったんですね」
「面倒だし、見知った仲間と飲む方がいいからな。それじゃあ登録はここだ」
「はい」
そう言って一番奥で仕事をしていたのはスキンヘッドのムキムキの男だった。
「よう、どんな用事だい」
「彼女の冒険者登録をしたいんだ」
「……」
「どうした嬢ちゃん」
「クロエ?」
「はっ、いえ、何でもありません。はい、登録です。はい」
いけない。思わず思考が飛んでいた。それだけ彼の見た目が凄かったとも言える。スキンヘッドなのに全身ショッキングピンクで固めていたのだ。その上仕草がくねくねしていて、どちらかというと女性っぽい。だけど体の感じとかを見るとどう見ても男だった。
その上、声も完全に男の感じだし女性に寄せている様子もない。
私は心の中で決して彼に踏み込まないようにしようと決意する。
「そうかい? それじゃあこの書類に必要事項を記入して、代筆はいるかい?」
「いえ、大丈夫です」
「そうかい、それじゃあ書いて」
「はい」
私は必要用紙に記入していく。言えないような事はぼかして書いても大丈夫だろうか。
「あの、分からないところとかはどうすればいいですか?」
「どういったところだい?」
「出身地とか孤児だったので分からないんですが」
「そういう時は最初にいた街の名前でいいよ。分からない時は空白でもいい」
「分かりました」
分からないところや書きたくない所は空白でいいね。私は用紙を埋めていく。
「出来ました」
「はい。確認するね。クロエちゃんで職業は不明っと、特技は防御魔法が使える?」
「そこそこは使えると思います」
「そう、それじゃあFランクから始めてもらおうか。それでいいかい? それと、彼氏さんがいるようだけど詳しい説明はいらない?」
「あ、その、そういう関係じゃないので……」
「そうだな、そういう関係じゃないな」
「そうだったのか? 失礼した。じゃあ説明するか?」
私はフリッツさんを見ると首を振っていた。
「大丈夫です」
「そうか、それじゃあ後は登録証発行するから明後日にでも来てくれ。それと登録料の銀貨5枚が必要だよ」
「はい、これでいいですか?」
「いいよ」
そう言って彼は机の下からごそごそとお釣りの銀貨と冒険者証を取り出した。
「はい、これね」
「ありがとうございます」
「それじゃあクロエ、依頼を見に行こうか」
「はい」
「無茶はしないように武運を祈るよ」
「ありがとうございました」
私たちは彼にお礼を言って依頼票を見に行く。
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