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6章
127話 院長先生
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「エミリオ様?」
「サシャ。この孤児院が地下で水脈と繋がっている。という事は聞いていたよね?」
「はい。この街は湖の側に作られた……というので、その水が入ってきている。ということだったと思いますが」
「うん。それでなんだけれど、その水を伝って、何か生き物が入ってきているんじゃないのかな。って思ったんだ」
「それは……」
サシャはちょっと疑うような目をしているけれど、僕としてはこれはすっごく役に立つかもしれないと思う。
「だって、その水脈から生き物……魚とかが来ていたら、それを取って食べられるかもしれないんだよ!」
「なるほど」
「そうしたら、孤児院の子達も少しはいいものが食べられるんじゃないのかな!」
「エミリオ様……とてもお優しいのですね。その考えは思いつきませんでした」
「本当!? 良かった!」
僕は名案を思いついたと思う。
きっと……普通に魚を取りにいこうとしたりすると、この前のジェシカのようになにか……襲われてしまうかもしれない。
だけど、孤児院の中で魚を取ることができるのであれば、食糧事情が少しは改善するのかもしれない。
「早速この事を院長先生に言いにいこう!」
「え? エミリオ様!?」
僕はちょっと早足で歩き出し、院長先生を探す。
孤児院の中では、院長先生は子供たち何人も同時に面倒をみていた。
「せんせー! せんせーはおかあさんね!」
「はい。わかりましたよ。アンディ、おかえりなさい」
「ただいまー! きょうもまほうをいっぱいつかっておしごとしてきたよー!」
「まぁ、それはご苦労様。今日の夕飯はあなたの好きなものよ」
「やったー!」
「アンディーばっかりずるいー! わたしもせんせいとあそぶー!」
「もちろんいいですよ。それでは何をしますかー?」
「せんせいといっしょにいられるだけでいいー!」
「それはうれしいことを言ってくれますね。わたしも一緒に居られて嬉しいですよ」
「やったー!」
院長先生は、そんな風に多くの子供たちの面倒を笑顔で見続けている。
正直、その先生の邪魔をする気にはなれなかった。
「すごいね」
「ええ、彼女が子供皆から好かれているのがこうしているだけでも分かります。話しかけますか?」
「ううん。もうすぐお昼寝の時間だろうし、それが終わってからもでいいんじゃないのかな」
「そうですね。ではそうしましょう」
僕とサシャは少し離れたところで子供たちが寝入るのを待つ。
先生はずっと……子供たちの相手を笑顔でやっていて、心から孤児院の仕事が好きなんだと思った。
それから、少し待つと、院長先生は子供たちを寝かせ始めた。
院長先生は子供たちを寝かしつけると、僕達の方に歩いてくる。
その姿はいつもの長袖で、首から上以外は一切肌を見せない姿をしていた。
「お待たせしました。わたしに御用がおありですか?」
院長先生は僕達の視線に気が付いていたのか、そう聞いてくる。
僕は、嬉しくなって見つけたことを院長先生に話す。
「あの、一つ……この孤児院の為になるかもしれないことを思いつきまして」
「あらあら、それは嬉しいこと。どのようなことですか?」
こうして話していると、母さんを思い出させるような、包み込んでくれるなにかがあった。
自分の病のことすらも優しく受け止めてくれるような気がする。
そんな院長先生の為に、僕はさっき考えたことを話す。
「この孤児院って、地下に水脈が通っているじゃないですか」
「ええ、そのようですね」
「その水脈になにか生き物がいるみたいなんですよ」
「……ええ」
「なので、その生き物をとって、食事にくわえたら、食糧事情も少しは解決するんじゃないかと……おも……ったん……で……す」
僕はなんとか最後まで話しきったけれど、院長先生の表情が抜け落ちていることに気付き言葉が出なくなっていく。
でもその雰囲気は一瞬で、勘違いだったのかと思ってしまう程にすぐに院長先生の顔色は元に戻っていた。
「エミリオ君。大丈夫ですか?」
「え、ええ……。大丈夫です」
「そうですか。それは良かったです。ただ、水脈に住む生き物の話ですが、水脈に行くことは危険なのでできません。あなたの気持ちは嬉しいのですけど……」
申し訳なさそうに話す院長先生の雰囲気は先ほどの恐ろしいもの嘘だったかのように感じる。
「そ、そう……ですか。すみません。勝手な事を言って」
「いえ、そういった提案をして下さるのはとても嬉しいです。ディオンも小さい時からこの孤児院の為に色々と献策をしてくださいました。その時があったからこの孤児院があるのです。あなたの言葉もそうなってくれる事があると信じています」
「本当ですか? それは良かったです。もしまたなにかあったら、言いますね」
「そうして頂けると助かります」
「では僕達はこれで……」
院長先生は忙しいだろうから、僕は彼女から離れようとする。
すると、まだ話は思わっていないと声をかけられた。
「あ、少しお待ちください」
「はい?」
「少々お聞きしたいのですが、どうやって水脈の中に生き物がいることを知ったのですか?」
「それは……」
僕はそこまで話してどうしようかと思う。
さっきの一幕がなければ、僕は素直に魔法で調べた。
そう言っていただろう。
でも、さっきのあの雰囲気……。
それを思うと、言ってはいけないような気がする。
「それは……」
僕はどう言おうか迷ったところで、話しかけられた。
「院長、エミリオ。そんな雰囲気をさせてどうかしたのか?」
ロベルト兄さんが僕と院長先生の間に入ってくれた。
「兄さん……」
「ようエミリオ。子供の体力と言うのは無限だな。勉強でなまった体がまた動き出すように感じる」
そんな兄さんを気にしないように、院長は再び僕に聞いてきた。
「それで、どうして知っておられるのですか?」
「なんだなんだ。エミリオ。お前もなにかやらかしたのか?」
「そういうんじゃないよ」
院長先生はじっとした表情で僕から視線を動かさない。
「エミリオ君はこの孤児院の地下に水脈があり、生き物がいる。という事を知っていたのですよ。そして、それをどこで聞いたのか。ということを聞いていました」
院長先生は聞くまで逃がさない。
そう言ってるような圧力があった。
そんな院長先生に兄さんは笑って答える。
「なんだそんなことか。子供たちみんな知っているじゃないか」
「……」
「……そうなの?」
「ああ、みんな秘密を教えてあげる。っていって毎回その秘密を教えてくれるんだよ。エミリオ。お前、誰から聞いたか言ったらその子に迷惑がかかるって思ったんだろう? みんな言ってるから気にしなくてもいいぞ」
「……」
兄さんは笑っているけれど、院長先生は怒っているというよりも頭を抱えていた。
「あの子達……」
そう言って色々と考えを巡らせているように見える。
「あ、あの……それでは僕はこれで」
「……ええ。失礼しました。ここ最近孤児院を狙う人も多いらしく、それで少し気が経って居ました。申し訳ありません」
「い、いえ。そういうこともあると思います。それでは」
僕はそう言ってそそくさと院長先生のそばを離れる。
「え? もう行くのか?」
「あ、兄さんは好きにして、僕はちょっと外に出るだけだから」
「わかった。気を付けて」
僕の後ろからはサシャがついて来てくれて、そして誰も居なくなったところで院長先生の事を聞く。
「ねぇ、サシャ。院長先生……何か隠していない?」
「そうですね。ほぼ確実に隠しているでしょう」
「でも……何を隠しているのかな。悪いことをするような人には思えなかったけど……」
「詳しいことはわかりませんが彼女の説明もおかしかったです」
「なにが?」
「地下に生き物がいることと、この孤児院をつけ狙う者がいることが繋がらないのです」
「あ……」
確かに、サシャの言う通りだ。
彼女はそれから続けて言う。
「ただ、一つ可能性があります」
「……なに?」
「この孤児院には、外の人に狙われるような金銭に変わる様な価値のあるものが隠されているのかもしれません」
僕はサシャの言う言葉を、否定することができなかった。
「サシャ。この孤児院が地下で水脈と繋がっている。という事は聞いていたよね?」
「はい。この街は湖の側に作られた……というので、その水が入ってきている。ということだったと思いますが」
「うん。それでなんだけれど、その水を伝って、何か生き物が入ってきているんじゃないのかな。って思ったんだ」
「それは……」
サシャはちょっと疑うような目をしているけれど、僕としてはこれはすっごく役に立つかもしれないと思う。
「だって、その水脈から生き物……魚とかが来ていたら、それを取って食べられるかもしれないんだよ!」
「なるほど」
「そうしたら、孤児院の子達も少しはいいものが食べられるんじゃないのかな!」
「エミリオ様……とてもお優しいのですね。その考えは思いつきませんでした」
「本当!? 良かった!」
僕は名案を思いついたと思う。
きっと……普通に魚を取りにいこうとしたりすると、この前のジェシカのようになにか……襲われてしまうかもしれない。
だけど、孤児院の中で魚を取ることができるのであれば、食糧事情が少しは改善するのかもしれない。
「早速この事を院長先生に言いにいこう!」
「え? エミリオ様!?」
僕はちょっと早足で歩き出し、院長先生を探す。
孤児院の中では、院長先生は子供たち何人も同時に面倒をみていた。
「せんせー! せんせーはおかあさんね!」
「はい。わかりましたよ。アンディ、おかえりなさい」
「ただいまー! きょうもまほうをいっぱいつかっておしごとしてきたよー!」
「まぁ、それはご苦労様。今日の夕飯はあなたの好きなものよ」
「やったー!」
「アンディーばっかりずるいー! わたしもせんせいとあそぶー!」
「もちろんいいですよ。それでは何をしますかー?」
「せんせいといっしょにいられるだけでいいー!」
「それはうれしいことを言ってくれますね。わたしも一緒に居られて嬉しいですよ」
「やったー!」
院長先生は、そんな風に多くの子供たちの面倒を笑顔で見続けている。
正直、その先生の邪魔をする気にはなれなかった。
「すごいね」
「ええ、彼女が子供皆から好かれているのがこうしているだけでも分かります。話しかけますか?」
「ううん。もうすぐお昼寝の時間だろうし、それが終わってからもでいいんじゃないのかな」
「そうですね。ではそうしましょう」
僕とサシャは少し離れたところで子供たちが寝入るのを待つ。
先生はずっと……子供たちの相手を笑顔でやっていて、心から孤児院の仕事が好きなんだと思った。
それから、少し待つと、院長先生は子供たちを寝かせ始めた。
院長先生は子供たちを寝かしつけると、僕達の方に歩いてくる。
その姿はいつもの長袖で、首から上以外は一切肌を見せない姿をしていた。
「お待たせしました。わたしに御用がおありですか?」
院長先生は僕達の視線に気が付いていたのか、そう聞いてくる。
僕は、嬉しくなって見つけたことを院長先生に話す。
「あの、一つ……この孤児院の為になるかもしれないことを思いつきまして」
「あらあら、それは嬉しいこと。どのようなことですか?」
こうして話していると、母さんを思い出させるような、包み込んでくれるなにかがあった。
自分の病のことすらも優しく受け止めてくれるような気がする。
そんな院長先生の為に、僕はさっき考えたことを話す。
「この孤児院って、地下に水脈が通っているじゃないですか」
「ええ、そのようですね」
「その水脈になにか生き物がいるみたいなんですよ」
「……ええ」
「なので、その生き物をとって、食事にくわえたら、食糧事情も少しは解決するんじゃないかと……おも……ったん……で……す」
僕はなんとか最後まで話しきったけれど、院長先生の表情が抜け落ちていることに気付き言葉が出なくなっていく。
でもその雰囲気は一瞬で、勘違いだったのかと思ってしまう程にすぐに院長先生の顔色は元に戻っていた。
「エミリオ君。大丈夫ですか?」
「え、ええ……。大丈夫です」
「そうですか。それは良かったです。ただ、水脈に住む生き物の話ですが、水脈に行くことは危険なのでできません。あなたの気持ちは嬉しいのですけど……」
申し訳なさそうに話す院長先生の雰囲気は先ほどの恐ろしいもの嘘だったかのように感じる。
「そ、そう……ですか。すみません。勝手な事を言って」
「いえ、そういった提案をして下さるのはとても嬉しいです。ディオンも小さい時からこの孤児院の為に色々と献策をしてくださいました。その時があったからこの孤児院があるのです。あなたの言葉もそうなってくれる事があると信じています」
「本当ですか? それは良かったです。もしまたなにかあったら、言いますね」
「そうして頂けると助かります」
「では僕達はこれで……」
院長先生は忙しいだろうから、僕は彼女から離れようとする。
すると、まだ話は思わっていないと声をかけられた。
「あ、少しお待ちください」
「はい?」
「少々お聞きしたいのですが、どうやって水脈の中に生き物がいることを知ったのですか?」
「それは……」
僕はそこまで話してどうしようかと思う。
さっきの一幕がなければ、僕は素直に魔法で調べた。
そう言っていただろう。
でも、さっきのあの雰囲気……。
それを思うと、言ってはいけないような気がする。
「それは……」
僕はどう言おうか迷ったところで、話しかけられた。
「院長、エミリオ。そんな雰囲気をさせてどうかしたのか?」
ロベルト兄さんが僕と院長先生の間に入ってくれた。
「兄さん……」
「ようエミリオ。子供の体力と言うのは無限だな。勉強でなまった体がまた動き出すように感じる」
そんな兄さんを気にしないように、院長は再び僕に聞いてきた。
「それで、どうして知っておられるのですか?」
「なんだなんだ。エミリオ。お前もなにかやらかしたのか?」
「そういうんじゃないよ」
院長先生はじっとした表情で僕から視線を動かさない。
「エミリオ君はこの孤児院の地下に水脈があり、生き物がいる。という事を知っていたのですよ。そして、それをどこで聞いたのか。ということを聞いていました」
院長先生は聞くまで逃がさない。
そう言ってるような圧力があった。
そんな院長先生に兄さんは笑って答える。
「なんだそんなことか。子供たちみんな知っているじゃないか」
「……」
「……そうなの?」
「ああ、みんな秘密を教えてあげる。っていって毎回その秘密を教えてくれるんだよ。エミリオ。お前、誰から聞いたか言ったらその子に迷惑がかかるって思ったんだろう? みんな言ってるから気にしなくてもいいぞ」
「……」
兄さんは笑っているけれど、院長先生は怒っているというよりも頭を抱えていた。
「あの子達……」
そう言って色々と考えを巡らせているように見える。
「あ、あの……それでは僕はこれで」
「……ええ。失礼しました。ここ最近孤児院を狙う人も多いらしく、それで少し気が経って居ました。申し訳ありません」
「い、いえ。そういうこともあると思います。それでは」
僕はそう言ってそそくさと院長先生のそばを離れる。
「え? もう行くのか?」
「あ、兄さんは好きにして、僕はちょっと外に出るだけだから」
「わかった。気を付けて」
僕の後ろからはサシャがついて来てくれて、そして誰も居なくなったところで院長先生の事を聞く。
「ねぇ、サシャ。院長先生……何か隠していない?」
「そうですね。ほぼ確実に隠しているでしょう」
「でも……何を隠しているのかな。悪いことをするような人には思えなかったけど……」
「詳しいことはわかりませんが彼女の説明もおかしかったです」
「なにが?」
「地下に生き物がいることと、この孤児院をつけ狙う者がいることが繋がらないのです」
「あ……」
確かに、サシャの言う通りだ。
彼女はそれから続けて言う。
「ただ、一つ可能性があります」
「……なに?」
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