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5章
109話 幕間 国王の交渉
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「それで陛下、一体何の御用があって来られたのですか?」
「それはなロベルトと婚約を結ぼうと思ってな」
「は……?」
俺は目の前に座るちょび髭が何を言っているのか理解できなかった。
婚約?
俺と?
誰が?
俺は瞬時に頭に嫌な予感がよぎり、思わず声を上げる。
「ちょっと……無理ですかね……」
「ほう……ロベルト、そこまでして余の言葉を断るか」
「あ……」
やってしまった。
このちょび髭国王にふざけた事を言われてつい……。
「も、申し訳ありません!」
俺は即座に頭を下げる。
言い訳は不要。
言い訳をした方が酷い目に遭うことをこの屋敷ですでに学んだ。
しかし、そこはゴルーニ侯爵が助けてくれる。
「陛下。御戯れを。彼はこれからより多くの事を学ばなければならないはずです。そんな将来を考える彼に、いきなり婚約等と言うのは少々よろしくないと思いますが?」
侯爵は真剣な目で国王を見つめている。
もしかして侯爵は国王を……いや、やめよう。
今一瞬すごい寒気がした。
背中にナイフを突きつけられた様な気がする。
国王は、自慢なのかちょび髭を構いながら侯爵に返す。
「なるほど、それはあるかもしれんな。確かに少し急ぎ過ぎた。だが、ロベルト、君の年齢を考えたら、婚約自体はしていてもおかしくはないと思わないか?」
「それは……そうですが」
確かに、ちょっと……いや、少しそれはある。
父も時々結婚はいいぞ、という事を言ってきていた。
その度に母がまだ早いと言ってなくなっていたけれど……。
「だろう? ならばそんな話があってもいいのに全くない。ヴィクトリア嬢とでもするか?」
「それは……遠慮しておきます」
エミリオに悪いし、彼女に色々と叱られ続ける未来しか見えない。
他にも……。
脳裏によぎる人がいないこともない。
俺がそう言うと、国王はニンマリとして口を開く。
「そうかそうか。では……折角だ。多くの淑女が集まる場所に行くのはどうだ?」
「淑女の集まる場所……ですか?」
「そうだ。そこでなら素敵な出会いがあるかも知れないだろう? それに、屋敷にずっといるよりも、外に出掛ける。楽しそうだとは思わんか?」
「……」
俺は国王の言葉に頷きそうになる。
俺のための……バルトラン子爵家のための勉強であることは疑いない。
だからと言って、ずっと……ここ最近は勉強漬けの日々だった。
いくら流石の俺でもこれが春先まで続くと考えると、少し……耐えられる気がしない。
俺が何も言えない隙間を捕らえられて、国王は更に話を続ける。
「ふむ。やはりその様だな。ゴルーニ侯爵。少々借りて行くぞ」
「陛下。それはダメです」
「なぜだ?」
「なぜ? バルトラン子爵には彼をしっかりと教育するように依頼されています。その為に今教育しているのですから、国王と言えど口出しは無用に願います」
「侯爵様……」
侯爵はそうハッキリと国王に言ってくれる。
その姿がカッコよく、ちょっと理想的な男性像かもしれない。
そして、ちょび髭の国王は、そんな侯爵の言葉にも怯むことなく言い返す。
「なるほどな。それは分かった」
「では」
「だが、屋敷の中だけで解決する程、貴族は甘くないだろう?」
「それは……そうですが」
「余が提案しているのは貴族として、舞踏会での教育も手伝ってやろう。という事を言っているに過ぎぬ。余がいれば多少は粗相をしても問題にはなるまい?」
俺は別世界のような事として話を聞いていた。
すごいな。
国王にこんな認められるような人なんているのだろうか?
そう現実逃避したくなるくらいに、どうして俺を連れて出掛けたいのかが理解出来ない。
自分を過少評価するつもりはないが、だからって国王の隣に並ぶほどとは全く考えていないからだ。
俺はそんなことを考えていると、侯爵は国王に立ち向かってくれた。
「そうかもしれません。ですが、それは我々が決めることです。陛下のお手を煩わせるべきことではありません」
「お前も頑固よな」
「そのようなつもりはありません。お話は以上ですか?」
「つれない事を言うな。ところで話は変わるが……今、人手が足りていないらしいな?」
「……なんの事でしょうか?」
「鉱山の人手が足りておらんのだろう? もし、今回の舞踏会へ参加の一件、余に任せてくれるのであれば、多少は融通しようではないか」
「……」
この話は侯爵が鉱山の人手の事で足りなくて困っている。
という事を国王が知っていたという事だろうか?
それで、俺を連れて行くことで、侯爵のメリットになるし、俺も舞踏会の教育という事が受けられる。
そして、何かやらかしてしまっても国王が責任を取ってくれるという話になるのではないだろうか。
「……」
「……」
「……」
現に、侯爵はすぐに断るどころか、少し考えているようだ。
それであれば、俺から賛成して行く方がいいんじゃないのか。
……よし。
「侯爵様。このお話、受けてもいいでしょうか?」
「ロベルト!?」
「ほう。流石だな」
「侯爵様としても困っているのであれば、いいではありませんか。私としても、舞踏会に行く。それくらいであれば、時間も対して取られることはないかと思います。いかがでしょうか?」
俺が侯爵にそう言うと、国王はニンマリとして頷いている。
「そういう事だ。ゴルーニ侯爵。お互いのメリットをしっかりと理解しておけば、そうなってもおかしくはないと思うが?」
「……分かりました。そのお話をお受けいたしましょう」
侯爵は少し考えた後に、頷く。
国王はその行動にうんうんと頷き、立ち上がる。
「決定だな。それではロベルト、今日にでも発つぞ」
「え? は、はい」
たつ?
どういう事だろうか?
普通、舞踏会に行く。
という言い方になると思ったのだけれど……。
それには侯爵も気付いた様で、立ち上がって聞く。
「陛下。先ほどは失礼しました。舞踏会は王都のどこで開かれるものでしょうか?」
「これはゴルーニ侯爵。余は王都の舞踏会とは一度も言っておらんよ。ああ、しかし安心して欲しい。ちゃんと安全は保証されているとも。この余が直々に行くのだからな? それ相応の警備もつける。少しばかり……時間がかかるかもしれないがな?」
「っ……最初からそのつもりで」
「なんのことかね。それではロベルト、後で迎えを送る。行きは最高の船を使うからな。ゆっくりと支度を整えておきたまえ。余はこれで……な」
そう言って国王は悠然と部屋を去ってしまう。
部屋に残された俺と侯爵は重たい空気で何も言えない。
でも、こういう時に俺がすることがある。
「すいません。侯爵様。俺が……」
「いやいい」
「しかし……」
「あのハゲタヌキの事だ。ここに来た時点でお前を確実に連れて行く算段はつけていたはずだ」
「ハゲ……タヌキ?」
「国王の事だ。目の前では決して言うなよ。だが、伊達で国王に座っている訳ではない。貴族の力が強いこの国で国王として問題をそこまで起こさずに運営している。それだけで国王の器としてはよくやっている」
「なるほど……」
「だから気をつけろ。どうやってあいつがお前を取り込もうとして来るか分からん。奴の行動全てに警戒し、ついでに、全てを学んで来るようにしろ。それが将来の為になるからな」
「……分かりました」
それから俺は国王の気を付ける所をかなり教えてもらい、国王とこの街を出発する。
******
俺は旅装を整えて、国王と一緒の船乗り場に到着した。
「これで行くのですか」
「そうだ。王家が保有する王家専属の船、ロイヤルネイビー号だ」
俺の目の前には見たこともない程に煌びやかな船がおいてある。
大きさは全長20mほど、所々には貴金属が装備されていて、正直それいるのか? と男爵家出身の俺は思ってしまう。
「よし。それでは行くぞ。多くの淑女が君を待っているからな」
「あの……そう言えば、どこにいくのでしょうか?」
「なに? 言っていなかったか」
「はい」
「この国で王都以外に余が行くような舞踏会が開かれる場所というのは2つくらいしかない。今回はその1つ。ヴェネルレイクに向かう」
「ヴェネルレイク……」
俺は、次に行く街がどんな所かを想像しながら船に揺られた。
*****************
すいません。
次の章の開始なのですが、色々と……より良いものにしたく、
もうちょっと練らせてください。
開始は11月の4~6日あたりに再開したいと思います。
よろしくお願いします。
「それはなロベルトと婚約を結ぼうと思ってな」
「は……?」
俺は目の前に座るちょび髭が何を言っているのか理解できなかった。
婚約?
俺と?
誰が?
俺は瞬時に頭に嫌な予感がよぎり、思わず声を上げる。
「ちょっと……無理ですかね……」
「ほう……ロベルト、そこまでして余の言葉を断るか」
「あ……」
やってしまった。
このちょび髭国王にふざけた事を言われてつい……。
「も、申し訳ありません!」
俺は即座に頭を下げる。
言い訳は不要。
言い訳をした方が酷い目に遭うことをこの屋敷ですでに学んだ。
しかし、そこはゴルーニ侯爵が助けてくれる。
「陛下。御戯れを。彼はこれからより多くの事を学ばなければならないはずです。そんな将来を考える彼に、いきなり婚約等と言うのは少々よろしくないと思いますが?」
侯爵は真剣な目で国王を見つめている。
もしかして侯爵は国王を……いや、やめよう。
今一瞬すごい寒気がした。
背中にナイフを突きつけられた様な気がする。
国王は、自慢なのかちょび髭を構いながら侯爵に返す。
「なるほど、それはあるかもしれんな。確かに少し急ぎ過ぎた。だが、ロベルト、君の年齢を考えたら、婚約自体はしていてもおかしくはないと思わないか?」
「それは……そうですが」
確かに、ちょっと……いや、少しそれはある。
父も時々結婚はいいぞ、という事を言ってきていた。
その度に母がまだ早いと言ってなくなっていたけれど……。
「だろう? ならばそんな話があってもいいのに全くない。ヴィクトリア嬢とでもするか?」
「それは……遠慮しておきます」
エミリオに悪いし、彼女に色々と叱られ続ける未来しか見えない。
他にも……。
脳裏によぎる人がいないこともない。
俺がそう言うと、国王はニンマリとして口を開く。
「そうかそうか。では……折角だ。多くの淑女が集まる場所に行くのはどうだ?」
「淑女の集まる場所……ですか?」
「そうだ。そこでなら素敵な出会いがあるかも知れないだろう? それに、屋敷にずっといるよりも、外に出掛ける。楽しそうだとは思わんか?」
「……」
俺は国王の言葉に頷きそうになる。
俺のための……バルトラン子爵家のための勉強であることは疑いない。
だからと言って、ずっと……ここ最近は勉強漬けの日々だった。
いくら流石の俺でもこれが春先まで続くと考えると、少し……耐えられる気がしない。
俺が何も言えない隙間を捕らえられて、国王は更に話を続ける。
「ふむ。やはりその様だな。ゴルーニ侯爵。少々借りて行くぞ」
「陛下。それはダメです」
「なぜだ?」
「なぜ? バルトラン子爵には彼をしっかりと教育するように依頼されています。その為に今教育しているのですから、国王と言えど口出しは無用に願います」
「侯爵様……」
侯爵はそうハッキリと国王に言ってくれる。
その姿がカッコよく、ちょっと理想的な男性像かもしれない。
そして、ちょび髭の国王は、そんな侯爵の言葉にも怯むことなく言い返す。
「なるほどな。それは分かった」
「では」
「だが、屋敷の中だけで解決する程、貴族は甘くないだろう?」
「それは……そうですが」
「余が提案しているのは貴族として、舞踏会での教育も手伝ってやろう。という事を言っているに過ぎぬ。余がいれば多少は粗相をしても問題にはなるまい?」
俺は別世界のような事として話を聞いていた。
すごいな。
国王にこんな認められるような人なんているのだろうか?
そう現実逃避したくなるくらいに、どうして俺を連れて出掛けたいのかが理解出来ない。
自分を過少評価するつもりはないが、だからって国王の隣に並ぶほどとは全く考えていないからだ。
俺はそんなことを考えていると、侯爵は国王に立ち向かってくれた。
「そうかもしれません。ですが、それは我々が決めることです。陛下のお手を煩わせるべきことではありません」
「お前も頑固よな」
「そのようなつもりはありません。お話は以上ですか?」
「つれない事を言うな。ところで話は変わるが……今、人手が足りていないらしいな?」
「……なんの事でしょうか?」
「鉱山の人手が足りておらんのだろう? もし、今回の舞踏会へ参加の一件、余に任せてくれるのであれば、多少は融通しようではないか」
「……」
この話は侯爵が鉱山の人手の事で足りなくて困っている。
という事を国王が知っていたという事だろうか?
それで、俺を連れて行くことで、侯爵のメリットになるし、俺も舞踏会の教育という事が受けられる。
そして、何かやらかしてしまっても国王が責任を取ってくれるという話になるのではないだろうか。
「……」
「……」
「……」
現に、侯爵はすぐに断るどころか、少し考えているようだ。
それであれば、俺から賛成して行く方がいいんじゃないのか。
……よし。
「侯爵様。このお話、受けてもいいでしょうか?」
「ロベルト!?」
「ほう。流石だな」
「侯爵様としても困っているのであれば、いいではありませんか。私としても、舞踏会に行く。それくらいであれば、時間も対して取られることはないかと思います。いかがでしょうか?」
俺が侯爵にそう言うと、国王はニンマリとして頷いている。
「そういう事だ。ゴルーニ侯爵。お互いのメリットをしっかりと理解しておけば、そうなってもおかしくはないと思うが?」
「……分かりました。そのお話をお受けいたしましょう」
侯爵は少し考えた後に、頷く。
国王はその行動にうんうんと頷き、立ち上がる。
「決定だな。それではロベルト、今日にでも発つぞ」
「え? は、はい」
たつ?
どういう事だろうか?
普通、舞踏会に行く。
という言い方になると思ったのだけれど……。
それには侯爵も気付いた様で、立ち上がって聞く。
「陛下。先ほどは失礼しました。舞踏会は王都のどこで開かれるものでしょうか?」
「これはゴルーニ侯爵。余は王都の舞踏会とは一度も言っておらんよ。ああ、しかし安心して欲しい。ちゃんと安全は保証されているとも。この余が直々に行くのだからな? それ相応の警備もつける。少しばかり……時間がかかるかもしれないがな?」
「っ……最初からそのつもりで」
「なんのことかね。それではロベルト、後で迎えを送る。行きは最高の船を使うからな。ゆっくりと支度を整えておきたまえ。余はこれで……な」
そう言って国王は悠然と部屋を去ってしまう。
部屋に残された俺と侯爵は重たい空気で何も言えない。
でも、こういう時に俺がすることがある。
「すいません。侯爵様。俺が……」
「いやいい」
「しかし……」
「あのハゲタヌキの事だ。ここに来た時点でお前を確実に連れて行く算段はつけていたはずだ」
「ハゲ……タヌキ?」
「国王の事だ。目の前では決して言うなよ。だが、伊達で国王に座っている訳ではない。貴族の力が強いこの国で国王として問題をそこまで起こさずに運営している。それだけで国王の器としてはよくやっている」
「なるほど……」
「だから気をつけろ。どうやってあいつがお前を取り込もうとして来るか分からん。奴の行動全てに警戒し、ついでに、全てを学んで来るようにしろ。それが将来の為になるからな」
「……分かりました」
それから俺は国王の気を付ける所をかなり教えてもらい、国王とこの街を出発する。
******
俺は旅装を整えて、国王と一緒の船乗り場に到着した。
「これで行くのですか」
「そうだ。王家が保有する王家専属の船、ロイヤルネイビー号だ」
俺の目の前には見たこともない程に煌びやかな船がおいてある。
大きさは全長20mほど、所々には貴金属が装備されていて、正直それいるのか? と男爵家出身の俺は思ってしまう。
「よし。それでは行くぞ。多くの淑女が君を待っているからな」
「あの……そう言えば、どこにいくのでしょうか?」
「なに? 言っていなかったか」
「はい」
「この国で王都以外に余が行くような舞踏会が開かれる場所というのは2つくらいしかない。今回はその1つ。ヴェネルレイクに向かう」
「ヴェネルレイク……」
俺は、次に行く街がどんな所かを想像しながら船に揺られた。
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すいません。
次の章の開始なのですが、色々と……より良いものにしたく、
もうちょっと練らせてください。
開始は11月の4~6日あたりに再開したいと思います。
よろしくお願いします。
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