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43話 キングモグーラ
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「う……ん……。ここは……?」
私は目を覚ますと、視界に入ってきたのは真っ暗な中に、ポツンと光る明かりだった。
「私……。死んだの?」
「な訳ないやろ」
「誰!?」
聞えて来たのは男の人の声。しかもなぜか関西弁だ。
「誰? ワイを知らんとは……流石に地上も変わってもうたんかな」
私は顔を向くりと上げると、その相手はじーっと私を見つめている。
その顔は頭の上に光る丸い玉をつけていて、その下には黄色いヘルメット。そして、その下には茶色い毛に覆われた顔があった。それはまるでモグラのよう。但し、大きさは10m位の大きさで、見上げてもまだ高い。
その姿はまるで……。
「キングモグーラ?」
「何や。ワイのこと知っとるやんけ」
「ええ! 本当にいたの!?」
「いたもなにも目の前におるがな」
「だって、どこかのタイミングで消えてったって……」
「それはワイはずっと砂漠の下に王国を作りたかったんや。それでこうやって下を掘っとるんやけど……」
「やけど?」
「掘っても掘っても砂が零れてきて全然作られへんねん!」
「そりゃそうだよ!」
「何でや!」
「だってここ砂だもん!」
「砂か!」
「うん!」
「砂か……」
キングモグーラはそう言って悲しそうな顔をする。
「砂か……」
「そ、そうだよ? 大丈夫?」
「100年位掘って、ちっとも進めんなっていうことに不思議に思ってたんや……」
「100年かける前に気付こうよ」
「しかたないやろ……。掘ってたらそれだけに夢中になるんやから」
まぁ。そうかもしれない。私も皆と一緒に走っている時は話しかけられないとずっと走っていることもある。右だって言われてるのに真っすぐ走ったりしていたくらいだ。
ん? 皆……? 皆!?
「ねぇ!」
「な、なんや。どないしたん?」
「私の他に落ちてこなかった!?」
私はそのモグラに出来る限り近づいて聞く。
「そないなことかいな。後ろを見てみい」
私が後ろを振り向くと、そこには皆がぐったりと横になっていた。
「皆!」
「寝とるさかいあんまり騒がしくせん方がええで……って聞いてないわ」
「皆! ナツキ! アキ! フユカ!」
私は皆にかけより鼻でつついて起こす。
「うーん。あぶり焼きはいいわ……」
「プールで寝る……? それはそれでありかも……」
「護石がこんなに一杯……。嘘……。これでずっと楽しくいられるね……」
皆の寝言が独特過ぎて直ぐに分かる。
「起きて!」
「んんー? ハル……どうしたのよ」
「ハルー? あれ? 寝ちゃってたー?」
「ハルさん? ああ、もうこんな時間」
皆はのそのそと起きだしてくる。そして、いつもの定位置である私の上に乗ったり下に張り付く。
「何や。面白い生き物になったな」
「誰!?」
「大きくなーい?」
「『ソナー』! こ、このサイズは!?」
「あ、待って待って。説明するから」
私は起きだした皆に説明して、私が目が覚めてからの事を話す。
「キングモグーラ……本当にいたんだ……」
「しかも砂をずっと掘ってるとか……病院に行った方がいいんじゃないー?」
「アキさん。ちょっと辛辣過ぎません?」
「まぁまぁ。私たちが助かったのはこのモグラさんのお陰なんだし。いいじゃない」
私は折角助かったのだから、それに感謝する。
「ハル。でもこのモグラが砂を掘ってたから、私たちはそれに巻き込まれたんじゃないのかしら?」
「そうだよー? 考えなしに掘ることしかしないからこんなことになったと思うのー」
「真上に向けて探知スキル使いましたけど、僕もそうだと思います」
「……」
私はキングモグーラを真っすぐ見つめる。
「な、なんや」
「感謝した気持ちを返して」
「仕方ないやろが! この砂漠ももう少し住みよい感じにしてって頼まれたからこうやって頑張ってたんやぞ! 一杯食べ物も持ってきてくれてて、頑張れって言われてたんやぞ!」
「そ、そうだったの?」
私はモグーラの圧力に押されて下がり気味になる。
「せやで、でも時間が経つにつれて食事もほとんど送ってくれんくなって……。今ではもうペコペコや……。はぁ、『物凄く大きくて美味しいさつま芋』懐かしいわ……。あの味が食えればな……」
「え?」
「マジー?」
「何ですか? それ?」
「あれ? 私持ってたっけ?」
私がそう言った途端、キングモグーラがクワっと目を見開いて近づいて来る。
「ホンマか! ホンマに持っとるんか!」
彼の鼻息は荒くちょっと怖い。
「た、多分……」
私はアイテム欄の重要アイテムを探し、『物凄く大きくて美味しいさつま芋』を操作する。すると、
『物凄く大きくて美味しいさつま芋をキングモグーラに渡しますか?』
ここは……《はい》だよね……。《はい》を選択する。
選択をした瞬間、彼の目の前に5mはあろうかというさつま芋が突如として出現した。
「え? 私こんなに大きなさつま芋持ってたの!?」
「もーぐもーー!!! こりゃええで! 最高の大きさ! 色! 艶! 輝きや! ほ、ホンマに食うてもええんか!?」
「う、うん。いいよ」
涎を垂れ流しながらというかもうさつま芋に顔を擦り付けている。涎がそれについてしまってちょっと……。もう仕舞いたくないと思ってしまう。
「助かるわー!」
そう言って彼はむしゃむしゃと物凄い速度で食べていく。
「皆はあげないの?」
彼のたださつま芋を食べるシーンを見るのもあれだったので聞いてみる。
「私も上げるを選択したわよ」
「あたしもー。このままだと可哀そうだしねー」
「僕は持っていないので……」
「「「あ……」」」
そんな話をしていると、キングモグーラは食べ終わったのか大きなげっぷをしていた。
「う~っぷ。はぁ~! 美味かったわ……。ああ、歯にちょっと詰まってまったわ……。ここでつまようじがあればなぁ」
もうこれは差し出せと言われているような気しかしない。
私はアイテム欄から『物凄く大きなつまようじ』を取り出し、それを選択する。
『物凄く大きなつまようじをキングモグーラに渡しますか?』
《はい》を選択する。
「おお! こんなものまで持っとるとはおおきにおおきに! いい奴らやな!」
彼は言いながらつまようじで歯を掃除している。私達は何を見せられているのだろうか。
「は~! 久しぶりにいいもん食わせて貰ったわぁ。こないな事をしてくれたら礼をせん訳にはいかんなぁ。何がええ?」
「え?」
私は目を覚ますと、視界に入ってきたのは真っ暗な中に、ポツンと光る明かりだった。
「私……。死んだの?」
「な訳ないやろ」
「誰!?」
聞えて来たのは男の人の声。しかもなぜか関西弁だ。
「誰? ワイを知らんとは……流石に地上も変わってもうたんかな」
私は顔を向くりと上げると、その相手はじーっと私を見つめている。
その顔は頭の上に光る丸い玉をつけていて、その下には黄色いヘルメット。そして、その下には茶色い毛に覆われた顔があった。それはまるでモグラのよう。但し、大きさは10m位の大きさで、見上げてもまだ高い。
その姿はまるで……。
「キングモグーラ?」
「何や。ワイのこと知っとるやんけ」
「ええ! 本当にいたの!?」
「いたもなにも目の前におるがな」
「だって、どこかのタイミングで消えてったって……」
「それはワイはずっと砂漠の下に王国を作りたかったんや。それでこうやって下を掘っとるんやけど……」
「やけど?」
「掘っても掘っても砂が零れてきて全然作られへんねん!」
「そりゃそうだよ!」
「何でや!」
「だってここ砂だもん!」
「砂か!」
「うん!」
「砂か……」
キングモグーラはそう言って悲しそうな顔をする。
「砂か……」
「そ、そうだよ? 大丈夫?」
「100年位掘って、ちっとも進めんなっていうことに不思議に思ってたんや……」
「100年かける前に気付こうよ」
「しかたないやろ……。掘ってたらそれだけに夢中になるんやから」
まぁ。そうかもしれない。私も皆と一緒に走っている時は話しかけられないとずっと走っていることもある。右だって言われてるのに真っすぐ走ったりしていたくらいだ。
ん? 皆……? 皆!?
「ねぇ!」
「な、なんや。どないしたん?」
「私の他に落ちてこなかった!?」
私はそのモグラに出来る限り近づいて聞く。
「そないなことかいな。後ろを見てみい」
私が後ろを振り向くと、そこには皆がぐったりと横になっていた。
「皆!」
「寝とるさかいあんまり騒がしくせん方がええで……って聞いてないわ」
「皆! ナツキ! アキ! フユカ!」
私は皆にかけより鼻でつついて起こす。
「うーん。あぶり焼きはいいわ……」
「プールで寝る……? それはそれでありかも……」
「護石がこんなに一杯……。嘘……。これでずっと楽しくいられるね……」
皆の寝言が独特過ぎて直ぐに分かる。
「起きて!」
「んんー? ハル……どうしたのよ」
「ハルー? あれ? 寝ちゃってたー?」
「ハルさん? ああ、もうこんな時間」
皆はのそのそと起きだしてくる。そして、いつもの定位置である私の上に乗ったり下に張り付く。
「何や。面白い生き物になったな」
「誰!?」
「大きくなーい?」
「『ソナー』! こ、このサイズは!?」
「あ、待って待って。説明するから」
私は起きだした皆に説明して、私が目が覚めてからの事を話す。
「キングモグーラ……本当にいたんだ……」
「しかも砂をずっと掘ってるとか……病院に行った方がいいんじゃないー?」
「アキさん。ちょっと辛辣過ぎません?」
「まぁまぁ。私たちが助かったのはこのモグラさんのお陰なんだし。いいじゃない」
私は折角助かったのだから、それに感謝する。
「ハル。でもこのモグラが砂を掘ってたから、私たちはそれに巻き込まれたんじゃないのかしら?」
「そうだよー? 考えなしに掘ることしかしないからこんなことになったと思うのー」
「真上に向けて探知スキル使いましたけど、僕もそうだと思います」
「……」
私はキングモグーラを真っすぐ見つめる。
「な、なんや」
「感謝した気持ちを返して」
「仕方ないやろが! この砂漠ももう少し住みよい感じにしてって頼まれたからこうやって頑張ってたんやぞ! 一杯食べ物も持ってきてくれてて、頑張れって言われてたんやぞ!」
「そ、そうだったの?」
私はモグーラの圧力に押されて下がり気味になる。
「せやで、でも時間が経つにつれて食事もほとんど送ってくれんくなって……。今ではもうペコペコや……。はぁ、『物凄く大きくて美味しいさつま芋』懐かしいわ……。あの味が食えればな……」
「え?」
「マジー?」
「何ですか? それ?」
「あれ? 私持ってたっけ?」
私がそう言った途端、キングモグーラがクワっと目を見開いて近づいて来る。
「ホンマか! ホンマに持っとるんか!」
彼の鼻息は荒くちょっと怖い。
「た、多分……」
私はアイテム欄の重要アイテムを探し、『物凄く大きくて美味しいさつま芋』を操作する。すると、
『物凄く大きくて美味しいさつま芋をキングモグーラに渡しますか?』
ここは……《はい》だよね……。《はい》を選択する。
選択をした瞬間、彼の目の前に5mはあろうかというさつま芋が突如として出現した。
「え? 私こんなに大きなさつま芋持ってたの!?」
「もーぐもーー!!! こりゃええで! 最高の大きさ! 色! 艶! 輝きや! ほ、ホンマに食うてもええんか!?」
「う、うん。いいよ」
涎を垂れ流しながらというかもうさつま芋に顔を擦り付けている。涎がそれについてしまってちょっと……。もう仕舞いたくないと思ってしまう。
「助かるわー!」
そう言って彼はむしゃむしゃと物凄い速度で食べていく。
「皆はあげないの?」
彼のたださつま芋を食べるシーンを見るのもあれだったので聞いてみる。
「私も上げるを選択したわよ」
「あたしもー。このままだと可哀そうだしねー」
「僕は持っていないので……」
「「「あ……」」」
そんな話をしていると、キングモグーラは食べ終わったのか大きなげっぷをしていた。
「う~っぷ。はぁ~! 美味かったわ……。ああ、歯にちょっと詰まってまったわ……。ここでつまようじがあればなぁ」
もうこれは差し出せと言われているような気しかしない。
私はアイテム欄から『物凄く大きなつまようじ』を取り出し、それを選択する。
『物凄く大きなつまようじをキングモグーラに渡しますか?』
《はい》を選択する。
「おお! こんなものまで持っとるとはおおきにおおきに! いい奴らやな!」
彼は言いながらつまようじで歯を掃除している。私達は何を見せられているのだろうか。
「は~! 久しぶりにいいもん食わせて貰ったわぁ。こないな事をしてくれたら礼をせん訳にはいかんなぁ。何がええ?」
「え?」
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