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第4章_モンバルト大戦争
第17話_雑魚は黙ってろ
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ロガンとボローが戦っている時。零は精鋭隊の相手をしていた。まぁ、50対1ぐらいなんだが、1が零なら勝てるのだ。1が零ってちょいとややこしい日本語になったが、多勢に無勢でも零は勝つよってことだ。だって宇宙最強だから。正直まだ本気は出していない。コア。この場合有効な魔法チョイスしといて。《分かったわ。死なないでね。相手は精鋭隊よ》まぁ油断はしないが、精鋭隊っつっても結構雑魚だ。《それを油断って言うのよ》了解!気を引き締めて取りかかるぜ。「おいもう終わりか?そりゃあねぇよな。」というとランボーが、「っだりまえだー」と言った。正直なんつってるか分からなかった。言語は揃えてあるはずなんだが。プロレスラーでもあるまいし。まぁそんな体格か。「ごいよヂビ!」何で濁点が着くんだよ!「チビ行きまーす!」一瞬でランボーの後ろに回り、強烈な蹴りを入れた。超高速で瓦礫に突っ込む。上半身がスッポリ瓦礫に埋まった。すると、精鋭隊皆でかかってきた。重力魔法。重力をとびきり重くした。すると皆立てなくなった。終いには寝そべってしまった。まぁ無理もない。1トンで設定したからな。だが、ランボーは立っていた。それどころか、一歩一歩と近づいてくる。しょうがない。2トンに設定した。だがランボーは立っている。だが歩くことはできなくなった。2トントラックに潰されている感覚だ。考えてみろ。2トントラックが倒れてきて自分を潰す。それでも立っていられる?ランボーはそれをやっている。3トンに設定した。まだ立っている。4トンに設定しても、まだ立っている。仕方ねぇ。30トンだ。ゴゴゴーッと地鳴りした。星もキツいと言っている。まぁ小さな星だからな。これで許してやろう。次は軽くする。すると精鋭隊は浮いた。零は重力をまた重くする。精鋭隊は地に叩きつけられる。零は楽しくて、何回も何回もそれを繰り返した。それが飽きると、溶岩爆炎刃を持ち精鋭隊達を斬った。直撃したら流石の精鋭隊も死んでいった。その後コアがチョイスした、楼鎧奈落魔法を使った。紫色の花が地から咲き、その紫の花が粉を撒く。それを吸うと奈落に落ちたように、最悪な気分を味わうと言う。じゃあ次いでに、死粉も吸ってもらおうか。もはや零は、覚醒剤を吸ってみよう、と言わんばかりに沢山の粉を吸わせた。精鋭隊は皆が悶え苦しんだ。中には吐いてしまう人も居た。嘔吐物のにおいも漂い始めた。地獄絵というべきだろうか。零はもはや閻魔と化していた。そんな閻魔様は、攻撃の手を緩めない。最悪な気分を味あわせたあとは、どろどろの溶岩爆炎刃で灼熱地獄へと誘う。じわじわと体が焦げていく。汗がドバッと出てきて、水分が抜けていく。空気も乾燥し、カラカラな地帯に多くの精鋭隊は苦しんだ。そして灼熱を持続させたまま、そのカラカラ地帯の地面を針のように浮かせ、精鋭隊を針山地獄へ送った。その針は灼熱のせいでどんどん高温になっていき、体が焼かれていく。更に零は、炎花噴火魔法を発動した。名前からわかる通り、熱い魔法だ。地面から花が咲き、その花が火炎、溶岩、熱風を吹き出すのだ。しかも、除湿機能も備えており、空気はもっと乾燥する。精鋭隊も暑さに苦しんだ。零はあえてこの方法を実行している。さっき心理魔法を使って、心を読んでみたがこいつら根っからの悪で、殺人をなんとも思っていないクソどもだ。だから殺人や殺戮がどれだけ惨いことか、教えてやっているのだ。零は灼熱の手を緩めない。地熱魔法で地面から、熱が発生し熱風も巻き起こす。その後は、気温上昇魔法、無寒冷魔法、火炎魔法等を使い、精鋭隊を殺していった。一人一人死ぬ前に、「来世は善人になれよ。悪いことするとこういうことになるぜ。」と言って天国に見送ってやった。精鋭隊は串刺しのまま、熱さで死んでいく。もう絞られてきた。強い奴は生き残り、弱い奴は死んでいった。20人ぐらいになってきた。よしもう一発かましとくか。零は手を合わせ、「火炎竜の咆哮!」と叫ぶと零の両手から灼熱の火炎が勢いよく飛び出した。ゴーーーーーッ!という音を立て、わんさかと噴き出ている。精鋭隊は巨大なガスバーナーで炙られているようだった。串刺しの焼き肉だ。それが終わり残っていたのは、5人だった。ランボー、ボラッツァ、ボックレ、ボッガーン、ヴァンレットの五人だ。やはり精鋭隊の中でも、抜けて強かったか。でも体力は残り少ないはずだ。そこでロガンが来た。「あっつ!何ここ地獄か?あちぃ。」零は、「あいつらを灼熱地獄で殺した。残りはやっぱり要注意人物だ。それにしてもロガン!お前は優しすぎる。トドメを刺さないなんて。」するとロガンは驚き、「何でそれを...!」と言った。「俺に隠し事は出来んのじゃ。」と零は得意気に言う。コアが教えてくれただけだが。「とりあえずロガンはここを離れてろ。残りも俺が始末する。」そう言うと、「分かった。薙とアテナの援護でもしてくるぜ。」ロガンは戦場へ飛び立った。「おーい!灼熱地獄を合格した人達!俺と勝負しろ。5対1でいいぜ。」もう体力がない五人だが、それなりに速い動きだった。ただ零からは遅く見えた。すべての攻撃を避けて、遠距離攻撃も巧にかわす。全方向から攻撃してくるチームワークバッチリの5人だったが、零の研ぎ澄まされた感覚には敵わなかった。すべての攻撃を避けたあとは、全員にカウンターアタックして吹っ飛ばした。たとえ遠距離にいても、光速な魔法でカウンターをする。命中率はとても高い。近距離の相手は項を狙い、ダメージを与える。とりあえず最初のターゲットは、ランボーかな。すぐさまランボーの後ろに回り込み、強烈なパンチを当てた。背骨はバキバキに折れ、岩に高速で正面衝突した。一発でダウンした。次はボラッツァ。ボラッツァの攻撃を避けた勢いを利用して、横腹に回し蹴りを当てた。あばら骨がバキバキに折れ、地面を削って倒れた。一発でダウンした。次はボックレ。唖然としていた一瞬の隙を見逃さず、顔面に膝蹴りを入れた。頭蓋骨がバキバキに折れ、上空に飛んで地面に叩きつけられた。一発でダウンした。次はボッガーン。爆弾を投げてきたところを、爆弾を投げ返して爆発と共に鳩尾(みぞおち)にパンチを入れた。腹の肉は裂けて、後ろの瓦礫にのたれた。一発でダウンした。最後はヴァンレット。小賢しいビームや波動を一瞬で避け、相手の懐に潜り込み、腕、脚、頭に打撃を与えた。それぞれ付け根に亀裂が入り、出血して吹っ飛んだ。一発でダウンした。要した時間は約40秒。一つ一つの動きに無駄がなく、完璧な攻撃で相手を圧倒した。「さて。良い準備運動になった。やっぱ楽勝!」そして3人のもとへ向かった。
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